Reader感想記

プリンセス・トヨトミ - 万城目学(著) 読了。なかなか楽しかった。大坂城のセッティング、登場人物の名称等、なるほどなと思いながら読むことができた。カイケイケンサインの位置づけも理解できた。たぶん、相手にしなければならない可能性があるのかな？と思いながら読み続けた。電子書籍向けのストーリーではなく、二つの登場人物を時間を追って繋いでいくストーリーは定番なのかなと。自分はReader Storeで売れている書籍を選んで購入したわけだが、ホリエモンの「排金」みたいな一人の登場人物を続けて書き続けるものは電子書籍のような媒体にはあっていると思った。まぁ、基本的に時間つぶしではなく、少しでも自分の身になることが媒体が何であれ、それが読書の意味なんだよな。
異形にされた人たち - 塩見鮮一郎(著)そろそろ終わる。いわゆる差別用語の地域についてのもの。サンカ、ダンザエモンとか、初めて目にする単語が多かった、自分の知識不足もあるが。途中で関東、東京の地名が出てくる場面はちょっと田舎モンには理解しがたかったが、独自の視点で研究していた人物を細かくピックアップしている文献はないような気がする、にわか読書家もどきが呟く。学校では教えないような内容ではあるものの、ツカミと比べれば尻すぼみのような感じがしている。なんだかんだいっても、自分の知識の吸収には役立っているのです。さて、Reader Storeでまた何か探すかな。