未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




久々に、腹が、お腹の皮とか腹筋だけでなく、腹全体が捩れるほど笑った。

登場から番組終了まで、捩れっ放しであった。

くっくっくっくっ、くーっ!くっくっくっ・・・

8/15(土)深夜のゴッドタン、「この若手知ってんのか2020後編」のシェイク・ヒロシだ。
ネットもテレ東 > バラエティ > ゴッドタン > この若手知ってんのか2020後編

正直、何がそんなに面白いのかは、言葉では説明出来ない。

恐らくは、「相手に噛み付いて緊張状態を作り出し、最後のタメで緊張感がMAXに至った直後に、フニャッと脱力させたら、面白いんぢゃね?」位の算段はあったのだと思う。

だが、それがそれほど面白いとは、期待できない。

ましてや、ゴッドタンに「期待の新人」として呼ばれて披露するにしては、あまりにも貧弱ではないのか?

恐らく一番驚いたのはシェイク本人であろう。

正直、それほど自信のあるネタでもないし、自分的にベストのパフォーマンスであったとも思えない。

にもかかわらず。だ。

目の前で"ひとり"が大爆笑している。

"ひとり"のみであれば、たまたまどこかのツボを押してしまったと言う、幸運に恵まれただけなのかも知れないが、その隣で矢作もノケ反って大笑いしている。

そもそも、一発目は途中でMCからチャチャが入ったせいで、段取り通りの展開に持って行けていない。

途中からグダグダになって、どうして良いか判らなくなり、一応用意していたオチを放ってみたものの、内心は絶望的な気分に陥っていたに違いない。

にも関わらず。

にも関わらずだ。

上記の様な、もう、これ以上はないんじゃないかと言うような、至福の状態を導いてしまった。

その後も、何をやっても、ウケてしまう。

「わかんない、わかんない!」と、大手を振って否定しながらも、ゲラゲラ笑っている朝日。

そう。何がそんなに可笑しいのか解らないんだけど、もう、笑わずにいられない。

宣材写真というのか、その真面目そうな面持ちに告げられた「シェイクスピアの後継者というコンセプトのピン芸人」との紹介からは、なんか理屈っぽい独りよがりなネタを語るという芸風しか思い浮かばない。

だが、現れたのは、これ↓だ。



その突飛な設定に「なり切れてない」どころか、どこまでが狙いでどこからが地なのか全く不明なグダグダの自己紹介から、もう、笑いが止まらない。

極度の緊張状態なのか、狙いなのか、終始オドオドしているかの立ち振る舞い。

これはね、狙って出来る類のものではない。

真面目な宣材写真からの突飛な出で立ち。その余りにもテキトーな完成度。

この辺りまでは狙い通りだと思うのだが、それ以降の展開は、恐らく誰も予期出来なかったであろう。

ミューズが微笑んでくれた、至福のひと時であった。

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