買いだめ自粛呼び掛けを=消費者団体に要請―蓮舫担当相(時事通信) - goo ニュース
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蓮舫消費者担当相は17日、消費者庁で消費者団体の代表らと会い、東日本大震災後に首都圏の店頭でも日用品が品薄になっている状況に関し、「品物が足りないのではない。震災前よりもむしろ供給は増えている」と述べ、消費者に買いだめ自粛を呼び掛けるよう要請した。
首都圏での給油待ちの車に因る渋滞が、未だ続いている。
漠然と、3連休の間には解消されるのでは?と、思っていたが、甘かったようだ。
私は、東京の近隣県に住んでいる。
先日、一つ先の駅まで自転車で買い物に行った帰りに国道を通ると、開店前のガソリンスタンドを先頭に、給油待ちの車が渋滞しているのに出会った。
先頭の10数台ぐらいはハザードを出していたが、段々とそれも見受けられなくなり、途中からは原因不明のただの渋滞と化してした。
既に見慣れた光景ではあった。
「これは、ガソリンスタンドがオープンしない限り、1ミリとも動かないに違いない。」
だが、その日に私が衝撃を受けた事実がある。
その渋滞にタンクローリー車が巻き込まれていたのである。
いつも、いい加減なことを書いているので、ネタにしか思われないかもしれないが、これは事実である。
結局、地元の駅へ向かう交差点では、周囲から集まって来た車で、全ての道が渋滞していた。
もしかすると、私が良く見かける渋滞は、ずっと同じものが解消されずに存在していたのかもしれない。
さて、仕事で車が必要な者も多いであろうが、デマに惑わされてこの騒ぎに加わっているものも多いものと思われる。
たぶん「原発が爆発したら車で逃げるしかない。家族を守るために、満タンにしておかなければならない。」と、言ったたぐいだ。
たぶん、「自粛?バカ言ってんじゃないわよ。家族守るために全力を尽くさないで、どうするの?」との電話なりメールなりが、流布されているのであろう。
「行った?」
「○○で10時から販売するらしい。」
「○○は2時間で給油できたらしい。」
など、など。
はっきり言って、彼らは情報網だと思ってメールを廻し、正しい事を言っていると思って、給油を勧めているのであろう。
だが、本当に関東地方から逃げ出さなければならなくなったとして、果たして車で逃げることが出来るのであろうか?
冷静に考えれば、ノーであるはずだ。
皆が満タンで出発するわけではない。
途中でガス欠になれば、給油できるあてもなく、車を放棄するものが出てくる。
そうなれば、一瞬にして、全ての道はマヒする。
恐らく殆どの者は、八王子まで辿り着くことすら出来ないであろう。
関西圏まで辿り着いたとして、そこから何処へ行く気なのか?
旦那不在で出発した場合、連絡をどう取るつもりなのか?
ルートの確認はしてあるのか?ガソリンがどれだけ必要か、確認してあるのか?確保してあるか?
それまでの食糧や必需品の確保は出来ているのか。
途中の道すがら、調達することは不可能だ。
それらを検討することもなく、ただ、ガソリンだけ給油したとしても「家族を守るために、私は全力を尽くした」との根拠のない満足感が得られる程度だ。
それとも、旦那への当てつけの材料が欲しいだけなのか。。。
ここは、一週間ガマンしよう。
スーパーに物がないのも、被災地の救援が進まないのも、流通がマヒしているからであり、その最大の原因が、給油待ちの車による渋滞であり、次が電車の運休による車へのシフトであろう。
流通がまともになれば、スーパーに物は戻るし、ガソリンも並ばずに給油できるようになる。
その間に関東地方から全員が逃げ出さなければならい事態に陥った場合、ガソリンが満タンの車だけあっても、生き延びることは不可能であろう。
是非、辻褄の合った行動をお願いしたい。
日本がもう少し落ち着いてから、今度はこの経験を生かし、それぞれの準備を始めて欲しい。
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