未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




前回の「AKIRA」の気分直しに、ちょっとだけ。

前にも書いたけど、スカーレットの脚本が素晴らしい。

第48話の「ふか先生の作品を食べてしまった。」回

と、翌週にまたがって

第49話の「2人からのプレゼント」の回

絵を描く。

絵を伝える。

ことの本質を、改めて実感させられた。

もちろん、どちらも号泣。

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虚無感、絶望感、無力感、虚脱感、・・・

憤りを通り越して脱力系の負の感情にどっと襲われた。

書いても空しさが募るばかりとは思いつつも、取りあえず書いてみることにした。

かつて経験したことのない最低のイベントであった。

AKIRA ART OF WALL
Katsuhiro Otomo × Kosuke Kawamura AKIRA ART EXHIBITION

んー。確かに「AKIRA展」ではない。「AKIRA壁画展」といった趣向だ。

「渋谷PARCO 建て替え工事の仮囲いを美術演出した『ART WALL』の回顧展」

『ART WALL』の展覧会である。「AKIRA」の展覧会ではない。

まっ、そりゃそーなんだけどさ。でもさ、殆どの人は「AKIRA展」だと思って来てると思うよ。

そーゆー人に、「AKIRA ART OF WALL」のコンセプトとか、意義とか、社会に与えた影響とかを伝えたいのなら、解らないでもない。

会場に「仮囲い」が展示してあったが、いかんせん、少ない。8mぐらいか。

それに、やけに綺麗だ。塗り直し?それともレプリカ?

汚れていようが、落書きがあろうが、実物をそのまま展示することに、大きな意味があったのではないのか?

少なくとも、「AKIRA ART OF WALL」の全てが展示してあるものと思っていた。

入場して、最初は良く解らなかった。皆、何を並んで待っているのか。

「AKIRAの玉座」に座って写真を撮るのが、展示のメインであった。

もうね、人に語れるのは唯一それだけ。の、感じ。

なので、時間がかかるので、入場制限とかもかっタルイ。

それしか楽しめるものがないので、皆、辛抱強く待っている。

記念に写真を撮るという習慣がなく、インスタも(まぁ、SNS全般だが)やってない私には、全く無用の産物であった。

それにさ、「ART OF WALL」と関係ないじゃんねー(マーちゃん風)。

その行列に並ばないと、奥の方の「WALL」は観れない感じになっている。
「玉座」に至っては、列を離れて近づくことすら許されない緊張感が漂っているので、「WALL」の手前をちょっと観て、撮影禁止の原画をちょっと見て、壁にならんだ原画をざっと眺めると、もう、何もすることがない。

10分持たない。

正直、展示にはあまり期待していなかったので、それはまぁ良いのだが、お目当ての物販が全滅だ。

欲しかったものが、何一つない。

まだ会期4日目だよ。

「おひとり様、同一商品は4点まで」との但し書きがあった。「サイズの混合を含む」ような注釈があったので、色違いであれば、それぞれ4点購入出来たようだ。

「4点?バカじゃねーの?1点、せめて色違いを含めて2点にするべきではないのか?」

これだけネットでの転売が取り沙汰されている現状で、余りにも思慮に欠ける。

何の配慮もされていない。

「なんで、1点しかダメなんだよ、家族の分を買っちゃいけないのかよっ!!」と、素晴らしいTシャツを小遣い稼ぎの対象にしか見れない、そんな転売ヤーのクレームを恐れ、『1人4点まで』というズブズブのルール。

だったらせめて、もっと数を揃えておけよ。

これのね、上の白が欲しかった。AKIRAをモチーフに、今時のデザイン。


これのね、左上の白が欲しかった。


それと、このポスター。おしっこ漏らしそうになるほど、カッコイイ!!


「WALL」の写真のTシャツは、まだ残っていた。

だがこれ、全く欲しくない。

一目見て「アキラ」だと分からない。

写真がぼやぼやしていて、一目見て、全くカッコイイと思えない。

「WALL展のオリジナル」に固執したのだろうが、工夫が全くない。ただ撮った写真をプリントしただけ。写真にも工夫がない。

それより何より、一目どころかじっくり見たとしても、それが「AKIRA WALL」をモチーフにしていることなど、予備知識がなければ全く分からない。致命的だ。

せめて、これ↓をそのままカラーでプリントなら、解る。


この↓右端のバッグもさ、なんかね、この世のものとも思えないくらい、凄まじくカッコイイ!!残念ながら、着る派の私には、ちょっとムリだ。


日本のサブカルチャーの最先端を行くべき企画で、過去の威光に頼って漠然とクールジャパン(既に死後?)を標榜していても、未来はない。

「AKIRA」は「世界の宝」であり「日本の誇り」である。

この30年の間に、それを超えた者が何人いるのか?


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