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未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




10万円札を浮かべて入浴:「お札状」の入浴剤、最後は泡に
http://news.goo.ne.jp/article/wiredvision/nation/2008bloggadgetlab6-15485.html

バンダイは、一万円札をイメージした紙状の泡入浴剤を2月中旬から発売する。名称は『バブリーバブルバス』で、お風呂に浮かばせてセレブな気分を味わえるという。コンビニエンスストアや雑貨店で販売。価格は250円(10枚入り)。
本物の一万円札とほぼ同じ大きさでデザインもそっくりだが、額面が10万円になっている。1枚ずつ浴槽に散らし入れ、溶けてきたところでシャワーなどで泡立てて泡風呂を楽しめる。約1分間で溶ける。

「うまい棒入浴剤」「暴君ハバネロお風呂用」など、新規メーカーの参入が相次ぐ入浴剤市場激戦区に、新たな刺客が送り込まれた。

「お札状の入浴剤」

発想が素晴らしい。常人には思いつかないよな、ふつう。

やはり、おもちゃ業界には、卓越した才能の持ち主がいるようだ。

そして、『バブリーバブルバス』だ。

ネーミングが絶妙すぎる。だが、この天才的な名前の陰で、ひとつ、大事なことを見落としてはいないであろうか?

『お札風呂』って、なに??

奪った札をベッドに撒き散らして、大はしゃぎするのは、一か八かの世界で束の間の成功を収めた者の、お約束行事だ。だが、風呂でこれをやっているのは、見たことがない。

バブリーな風呂の定番と言えば、「ワイン風呂」とか「金粉風呂」であろう。

「ただの洒落だよ。所詮は、おもちゃなんだし。」との言葉が聞こえて来そうだ。

だが、時として、ただのおもちゃの出来栄えが、ひとりの人間の人生を左右してしまうこともあるであろう。

新たな商品と共に、新たな生活習慣までも提案しようという目論見が成果を成すには、時として膨大な時間が必要となる。

そう言った意味では、商品の行く末がとても楽しみな一品であるとも言えよう。


「『お札風呂』をやりたいんですが、何か良いアイデアはありませんか?」
「『お札風呂』?」
「ええ。風呂にお札を浮かべて入るのが、長年の夢だったんです。」
「成金趣味ですね?」
「ええ。というか、正真正銘の成金なものですから。」
「今でも古銭商に行けば、本物のお札が手に入ると思いますが?」
「いや、やはり現時点で実際に流通している貨幣でないと、どうしても『ごっこ感』が拭えませんからね。」
「『ごっこ感』?」
「ええ。子供の頃に買ってもらった『バブリーバブルバス』の、それを手にした時の衝撃的なワクワク感と、実際に入ってしまった後での空虚な感覚とのギャップが、今でもトラウマとなって残っているほどです。」
「とは言っても、今や電子マネーが正式採用され、実態を持った貨幣が廃止されてから久しいですからね。」
「あの日以来、大人になったら必ず、本物のお金で『お札風呂』をやるんだ。と、いうのを、人生の目標として頑張ってきたんです。こうして、一代で一財産築き、いざ、それが実現可能となった今になって、世の中からお札が無くなってしまったなんて、我慢がならないんですよ。なんとか、ならないでしょうか。」
「そうですか。ですが、実際に『お札風呂』をやると、後片付けが大変なんですよ。」
「・・・聞き捨てなりませんね。まるでやったことがあるような口ぶりじゃないですか。」
「ありますよ。」
「あるんですかっ!?」
「ええ。最初に入ったのは、中学生の時でしたね。」
「最初っ??中学生っっ!!?」
「うちは、親がいわゆる成金でしてね。金が出来たら出来たで、生まれながらセレブに育った人たちとの付き合いは、大変だったようです。」
「それで、『お札風呂』ですか??」
「私は小さい時から、様々な習い事はもとより、食事や服飾品など、全てに金をかけて育てられました。『帝王学』とでも呼ぶんでしょうか。金だけは、いくらでもあったので、それこそ湯水のように金を使いしまたね。最終的には、『湯水のように金を使う』というたとえを、文字通りに実践しようとしていたんだと思います。」
「で、どうでした?」
「完全に感覚がマヒしてましたから、特別な感慨はありませんでしたね。」
「そんな...。何の感情も湧かなかったのですか?」
「一番印象に残ったのは、やはり、後片付けの大変さ。ですね。水を吸って重くなってしまっていますし、乱雑に掬おうとすると、すぐにちぎれてしまって、手に負えないんですよ。かと言って、そのまま下水に流してしまえるほど細かくするのは、とても根気がいる作業ですしね。そこで思いついたのが、この『お札風呂その後で』です。」
「聞いたこと、ありませんね。」
「お札に使われている紙は特殊な原料を使用していて、水に濡れたぐらいでは、細かくなりません。『お札風呂』の後で、浴槽にこれを一袋入れれば、繊維を分子レベルまで分解して、あとは下水に流すだけ。もちろん、たとえ融解中の風呂に誤って入っても、人体には全く無害という優れものです。」
「市販されたんですか?」
「父が私のために設立してくれた会社で、無理やり商品化して販売しました。ターゲットが『超』の付く富裕層であり、競合する商品も考えられないので、10袋10万円でも、十分に市場性はあると計画していたんですが、全く売れませんでしたね。」
「そんなものなんでしょうか。。。」
「本当のセレブは『お札風呂』などに入らない。という真実に気付いたのは、商品テストのために、毎日のように『お札風呂』に入って、財産のほとんどを使い果たした後でした。それで、今ではこうして『お札風呂』の専門家として、質素な余生を暮らしているんですよ。」
「子供の頃に、本当のお札風呂に入ったあなたは実社会で失敗し、『バブリーバブルバス』に入った私は、人生の目標を得て生き生きとした生涯を送った。」
「ええ。『バブリーバブルバス』の開発者に、感謝しなければなりませんね。」
「今まで、気づきませんでしたよ。」
「時として、子供の夢を壊すこともまた、おもちゃの使命であると。」
「では、『お札風呂』は、諦めるしかなさそうですね。ところでこちらでは、どんな御商売をされているんですか?」
「ええ。長年の経験を生かして、今では、これを販売しています。」
「こっ、これわっ!!」
「そうです。残念ながら『復刻版』なんですけどね。『バブリーバブルバス』の。どうです。これに入って、初心に帰って新たな目標を得るもよし、自分の原点をゆっくりと思い返すも良し。成功した今となっては、また特別な感慨があるのではないでしょうか。」
「その通りですね。感銘を受けました。これで『お札風呂』をすれば良かったんですね。ありがとうございました。感謝の言葉もございません。これ、おいくらでしょうか?」
「10枚入りで10万円です。」

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土を食べる人々:起源のひとつは「マラリア耐性」?
http://news.goo.ne.jp/article/wiredvision/business/2008news1-15398.html
http://wiredvision.jp/news/200801/2008012221.html

『Naturwissenschaften』誌に掲載された論文の中で、フランスの国立自然史博物館の研究チームは、ウガンダのキバレ国立公園のチンパンジーたちを観察したところ、チンパンジーが土を食べるのは、マラリア原虫を殺す成分を含むことで知られる植物を食べた直前か直後であったと報告している。
研究チームはこれらの葉のサンプルを採取し、単独で混ぜ合わせたものと、採取した土とともに混ぜ合わせたものを用意し、それぞれを消化器系を模した実験装置に置いた。その結果、葉のみでは何の薬効も現れなかったが、土と葉を合わせたものは強力な抗マラリア性を発揮した。

「ねぇ、パパぁ?これはどう?」
「それはだめだな。」
「じゃあ、これは?」
「あー、それならOKだよ。」
「違いが、良く分からないよ。」
「手で曲げてごらん?」
「こお?」
「そう、そう。薄くて曲がるのが有機ELディスプレイ。硬くて、曲げられないのは、液晶。」
「じゃぁ、これも、ユーキイーエル?」
「あぁ、そうだよ。」
「ここ、ユーキイーエルが沢山あるね。」
「あぁ、どうやら『SONY』の倉庫らしいな。これだけあれば、1ヵ月は持ちそうだ。」
「・・・」
「いや、ちょっと待てって。いくらなんでも、そのままでは食べられないよ。シェルターに持って帰って、ママにお料理してもらわないとな。」
「ねぇ、パパぁ。ここ、土が見えてるよ。」
「あー本当だ。一応チェックしてみるか。。。」
「・・・どう?」
「凄いぞ!!汚染値がこんなに低いのは、パパも初めてだぞ。」
「じゃぁ、食べられるんだね?」
「あぁ、今日は御馳走だ。」

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「カルシウム吸収41%up」のスーパーニンジン:『GMO 2.0』時代の先駆けか
http://news.goo.ne.jp/article/wiredvision/business/2008news1-15367.html

トウモロコシや大豆など、われわれが毎日大量に食べている遺伝子組み換え食品(日本語版記事)は、消費者には実際のメリットはなく、農家に病気や害虫に強い作物を提供するというのが売りだ。
しかし、ここへ来て、今後市場に出回りそうな遺伝子組み換え作物の性質が変わり始めている。
バイオテクノロジー業界は、遺伝子組み換え食品が一般消費者へ浸透することを促進する、「キラーアプリ」的存在となるものを探しているのだ。

『遺伝子組み換え食品』

この記事を読むまで敢えて意識することがなかったが、たしかに、金額も栄養価もまったく同じであれば、誰もが『非遺伝子組み換え食品』を選ぶであろう。

HDDVDが敗れたのも、ブルーレイと比較した場合のHDDVDの長所が「今までの製造ラインが使用可能」とか、「ディスクの単価が安い。」など、提供者にとっての利点しかなかったことにある。

指摘されてしまえば、当たり前のことのような気もするが、一度他の事に気を取られてしまうと、原点に戻って考え直すのが難しくなるようだ。

食品がより美味しくなり、より栄養価が高くなることは、良いことに違いない。

だが、技術面だけが先走りしてしまうと、それが消費者が求めるものとは、異なった方向に進んで行ってしまうことがある。

どんなものであっても、それが間違った方向に暴走してしまわないためには、時々原点に帰って、その技術の根底にあるものを、噛み締めてみる必要がありそうだ。


「これで、出来上がりですか?」
「ええ。香りも、とても、良うございますでしょう?」
「はい先生。それに、ニンジンの色もとても綺麗で、これはとても美味しそうですねー。」
「では、さっそく、召し上がって頂きましょう。」
 ・・・
「先生、これは、本当に美味しいですね。今、皆様方にもご覧頂きましたように、『野菜を切ってお湯で煮るだけ。』で、こんなに美味しいスープができるとは、驚きです。先生、この、美味しさの秘訣を教えて頂けますでしょうか?」
「ええ。今日使ったニンジンですが、」
「先生、これ。ですね?」
「はい。GMOバージョン2.1.4073を使用しています。」
「えっ?あの『奇跡の美味しさ』と噂の高い、『4073ニンジン』ですか?」
「ええ。料理研究家などに、先行配布されているものを使用してみました。」
「それでは、まだ、一般には発売されていないんでしょうか?」
「ええ。来月の10日に発売予定です。」
「それでは、私たちも、『あと2週間余り』で、『この美味しいスープ』が飲めるようになるんですね!」
「ええ。発売になった際には、皆さんにも是非、お試し頂きたいと思います。」
「私も是非、10日の日には、スーパーに並んで、この『4073ニンジン』をゲットして、『奇跡のスープ』を試してみたいと思います。あー後2週間も、こんなに美味しいスープが飲めないなんて、とても待ちきれませんわ。」
「でしたら、バージョン1.0以前の品種であっても、サービスパックを当てることによって、美味しくすることができるんですよ。」
「サービスパックですか?」
「ええ。」
「それって、色々な種類があるんですよね。」
「ええ。私は良く、『SP.ICエディション』を使用しています。」
「でもそれは、先生のような専門家の方か、クッキングハッカーのような、一部のマニアの方が、『料理をカスタマイズ化』するのに使用するのではないのですか?」
「確かに、『カスタマイズ』には、『SPICE』は欠かせませんね。」
「でもやはり、主婦や高齢者の方には、このような『オールインワンタイプ』の『2.0ニンジン』が、お勧めですね。」
「そうですね。ですが、私が子供のころには、こうゆうのを『お袋の味』と呼んで、誰もが普通にしていたのですけどね。」

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時間が減速している:「宇宙膨張は加速」を疑う新説
http://news.goo.ne.jp/article/wiredvision/business/2008news1-15351.html
http://wiredvision.jp/news/200801/2008011723.html

科学者たちは10年間にわたり、ある驚くべき現象に頭を悩ませている。はるかかなたに見える超新星が、近くにある星よりも高速に地球から遠ざかっているように見えるのだ。
科学者たちは、「暗黒エネルギー」と呼ばれる斥力が宇宙の加速膨張の原因だと主張してきた。
スペインにあるバスク大学とサラマンカ大学の科学者グループは、異なる考えを提示している。
時間の経過のほうが減速しているのかもしれない、と彼らは主張しているのだ。

時間が減速する。

子供の頃から相対性理論に慣れ親しんだ我々にとって、「時間の流れる速度は絶対的なものではない。」との概念には、それほどの違和感はない。

だか、「宇宙全体の時間の流れが徐々に減速しいている。」となれば、話は別だ。

本能的には、時間の流れはむしろ、徐々に速くなっているような気がする。

子供の頃の一年間と、大人になってからの一年間には、明らかに質的な差がある。

それほど、毎日が楽しかったというような少年時代を過ごしたわけでもないが、それでも、現在の時間の過ぎ方は年々早くなって行く気がしてしようがない。

時間の流れる速度というものは、やはり主観に因って大きく変わって来るようだ。

実は我々の魂は、現実世界では捉えることの出来ない「時間の速度の変化」を、もっと高次元の領域から観測できているのかも知れない。

ある日突然、時間が止まってしまうようなことがあったとしても、悔いのないような日々を過ごして行きたいものである。


「先輩知ってます?時間の流れる速度って、どんどん遅くなってるそうですよ。」
「えっ?あぁ、知ってるよ。」
「知ってるんですか?」
「あぁ。知らないのか?」
「えっ?あっ、はい。それって、常識なんですか?」
「ああ、だから人間は歳取ると、だんだんと動作がゆっくりになるんだよ。」
「いや、そーゆー話じゃなくてですね。」
「しゃべり方とかも、ゆっくりになって来るだろ?」
「だから、それは、体力が衰えて来るからですよね?」
「だからさ、そーゆー話だろ?」
「いえ、そーじゃなくて、ですね。。。」
「そーいや、最近、なんか夕方になると、ハラ減って来るんだよね。」
「関係ないですよね。」
「いや、実際にはもっと時間が経ってる事に、本能だけが気付いてる。って、こともあるんじゃないか?」
「そんなワケないですよ。ずっと同じ時間軸ん中に入れば、時間が早くなろうが、遅くなろうが、分かりっこないですからね。」
「でも、特に今日なんか、昼休みが終わってから、もうかなり経ってる気がするんだけど、まだ1時10分だろ。」
「『早く仕事終わんねーかな。』とか、そんなことばっか考えてっから、そー感じるんじゃないですか?」
「いや、マジで時計の針とか、いつもより進むのが遅くないか?」
「ですから、これが本当だとしても、実際に時間が止まるのは何十億年も先のことですよ。」
「今日が、丁度その、何十億年目ってことも、確率的にはあり得るだろ。」
「ぼくの生きてる間に時間が止まるようなことがあったら、全財産、先輩にあげますよ。」
「時間止まった後で、どうやって渡すつもりなんだよ。」
「そりゃ、そーですね。でもあれですよ。一回止まっても、何十億年もしてから、また動き出すかもしれませんよ。」
「そういやさ

「・・先輩。先輩っ?
・・・なんすか、それっ?
・・・結構、うまいっすね。
・・・ちょーウケるんすけど?
・・・そんな、時間止まった振りしても、ダメですよ。
・・・先輩以外は、全部動いて
・・・ないっすね。あれ?時計も止まってるし、
・・・なんか、音、全然してないっすね。
・・・あれぇ?マジで止まっちゃいましたぁ?
・・・なんでオレだけ、動けるんです?
・・・えーと、『咳をしても、一人。』
・・・とか、言ってみましたが・・・
・・・なんか、ウィル・スミスみたいになっちゃってます?」

この前読んだ本で・・・。聞いてるか?どうした、変な顔して。」
「あー良かった、今、時間止まっちゃったみたいなんすよ。」
「時間止まったって?」
「ええ。先輩とか、時計とか、みーんな止まってたんですよ。」
「そーなんだ。」
「本当っすよ。って言っても、信じないですよね。」
「いや、信じるよ。」
「本当ですかっ!!」
「ああ。」
「先輩って、実はいーやつだったんですね。」
「ああ。その代り、さっきの約束、ちゃんと守れよな。」

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「老化を防ぐ」薬、実用化へ
http://news.goo.ne.jp/article/wiredvision/business/2008news1-15295.html
http://wiredvision.jp/news/200801/2008011122.html

赤ワインに含まれているポリフェノール成分の1つレスベラトロールは、「SIRT1」という酵素を活性化する。SIRT1はげっ歯類の延命に関係していることがわかっている(日本語版記事)が、今回の研究は、人体でも同様の効果が確認された初めてのケースだ。

「老化を防ぐ薬」

薬というものには、病気を治すもの。という感覚がある。
そう言った意味では、「老化を防ぐ薬」という言葉には、ちょっとした違和感がある。

はたして、「老化」は病気なのであろうか。

確かに中年を過ぎれば、体のアチコチの調子が悪くなってくる。
ある程度高齢になってからであれば、確かに『万能の薬』とも言っても過言ではないであろう。

だが、『高齢』とは、いったい何歳からなのか。40代、50代になれば、確かに「老化を防ぐ」必要が出てきそうだ。
だか、30代ぐらいではどうであろうか。
20代では「老化を防ぐ」という目的で服用するのには、無理がありそうだ。

だが、この薬が実際に市販されるようになれば、ティーンエージャーになれば誰しも(特に女性は)服用を希望するようになるであろう。

薬に副作用がないのであれば、特に問題はないように思える。むしろ「予防医療」の観点から言えば、積極的に服用を勧めるべきであろう。

だが、やはり、何か引っかかる。

科学的な見地からは、はっきりとした反論が見つからない。

「長期的な影響が簡単には分からないから。」という意見が、真っ先に上がりそうだが、何十年後かに、全く副作用などなく、医学的には良いことばかりであることが判明したとしたも、この違和感は拭えない。

しいて言えば、「自然の摂理に反する。」ということであろう。

これは、「倫理的な問題」というよりは、「宗教的な問題」であるような気もするが、「無宗教者」である私にも気に係るということは、もっと根源的な問題を孕んでいるのかも知れない。

『レスベラトロール』の服用を認めるのか、認めないのか。その判断を医療の現場だけに託すのは、難しいのではないのだろうか。


「『レスベラトロール』は『薬』ですので、『老化が体に悪影響を与えている』と診断されない限り、処方することはできないんですよ。」
「私、まだ18歳なんですが、もう、30くらいに見えませんか?」
「いえ、ちっとも見えませんね。」
「あだ名も『オバちゃん』ですし。」
「『オバちゃん』?」
「ええ。」
「医学的な根拠にはなりませんね。」
「平均的な18歳が、生物学的な本能によって、自分たちとは異なる何らかの医学的『老い』を私の中に察知した結果。だとは、思いませんか?」
「そんな難しい理屈を検索して来てもダメですよ。ところで、どんな字を書くんですか?」
「字?」
「ええ。『オバちゃん』です。どんな字を書くんです?」
「あだ名に、決まった字なんかありませんよ。」
「では『オバマ上院議員に似ているから。』かもしれませんよね。」
「似ていますか?」
「いえ、ちっとも似ていませんね。どらかと言うと『大場久美子』に似ているかも知れませんね。」
「それって、昭和時代のアイドルですよね?やはり、医学を専攻されている先生から観ても、老いて見える。ということではないのですか?」
「・・・分かりました。それでは、老化の度合を数値化する簡単な検査がありますので、それを試してみましょう。その代わり、検査の結果に異常がなかったら、諦めて頂きますよ。」
「しょうがないですね。では、お願いします。」

 ・・・

「どうです?」
「えーと。。。この結果は、ちょっと意外でしたね。」
「治療が必要なことが、納得頂けましたか?」
「あなたの場合、老化指数が、同年代の人のそれより10ポイトほど低いですね。」
「低い?」
「ええ。他の人よりも『若い』ということですよ。」
「では、治療は受けられないんですね。。。」
「いえ、許容範囲は8ポイントまでです。10ポイントというのは、平均値から病的に離れていますね。『老化を促進させる治療』を、お勧めしますよ。」
「いえ、それであれば結構です。」
「ご心配いりません。最近は『老化を促進させる安全な薬』がありますので。」

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35時間無睡眠のサルも元気に――脳内ホルモンを鼻内にスプレー
http://wiredvision.jp/news/200801/2008010822.html

脳内ホルモン『オレキシンA』を鼻内噴霧すると、睡眠不足のサルを覚醒させる効果がある。オレキシンAには目立った副作用もなく、新しい眠気覚ましとして期待できるかもしれない。
脳内で自然分泌されるホルモン『オレキシンA』を含む鼻内噴霧薬を使うと、サルの睡眠不足が解消され、認知能力テストにおいて、睡眠の足りているサルと同程度の結果を記録したというのだ。

睡眠

「寝ないで済むなら、どんに良いのだろう。毎日、8時間の自由な時間が与えられる。」

誰しも、一度はそんなことを考えたことがあるだろう。

だがしかし、こう思うのは、「寝るのが嫌い」と言うよりは、「もっと自由な時間が欲しい。」と言う願望の表れであろう。

その一方で、朝などは、「もっと寝ていたい。」と思うことが多いだろう。

でも、それもやはり、「寝るのが好き」と言うよりは、「仕事や学校に行きたくない。」との願望の表れであろう。

寝ることがあたりまえの我々人類にとって、「寝る」という行為そのものに対して、「好き」とか「嫌い」とかを考える機会は、あまり無かったのではないかと思う。

果たして、眠らないで済むことは、幸せなことなのであろうか、それとも不幸なことなのであろうか。


「久し振りだなぁ。昔は、毎日6時間くらいは寝ていたもんだよ。」
「そんな、もったいないこと、良く続けていられましたね。」
「何も好きで寝ていたわけじゃないさ。」
「『眠らずに済んだら、一日に6時間、余計に遊べるのに。』と、考えたことは無かったんですか?」
「どらかと言うと、納期間近で徹夜が続いた時なんか、『これが、終わったら、思いっ切り眠れる。』と言うのを、心の支えにしていたもんだよ。」
「寝るって、そんなに素敵なことなんですか?」
「なんか、一度も寝たことがないような口ぶりだね。」
「ええ。ありませんよ。」
「・・・いくらなんでも、小学生ぐらいまでは、毎日寝てただろ?」
「うちの家って、親が革新的な考え方なもんで、子供に無駄なことをさせたくなかったようですよ。」
「じゃあ、ほんとに、一度も寝たことないの?」
「そりゃあ、3歳くらいまでは寝てたみたいですけどね。記憶にある限りでは、一度もありませんね。」
「じゃあ、寝方が分からないだろ?」
「いや、テレビとかで見たことあるから、大体分かりますよ。」
「そりゃ、そーだよな。・・・いや、風呂じゃないんだからさ、パンツは穿いてていーんだよ。」
「そーなんですか。それよか、なんで、布団、こんなに、ぴっちり巻きつけてあるんですかね。」
「そーいや、ホテルとかに泊まると、そうだったよな。俺も良く不思議に思ったもんだ・・・って、それ、わざとやってんだろ。」
「はい?」
「シーツの下に潜り込んで、どーすんだよ。それは、下に敷くんだよ。」
「この一番薄いやつは、上にかけないんですか?ぢゃ、この、中っくらいのやつは?」
「それは、毛布って言って、体の上にかけていいんだよ。」
「なんか、色々とメンドーですね。本当に、寝なきゃダメなんですか?」
「しかたないだろ、3ヵ月以上『無睡眠』で働き続けた場合には、8時間以上睡眠を摂らせることが、労働基準法で義務づけられてるんだからさ。」
「でも、なんか、苦しいですよね。こんなことしたら、余計に体が悪くなりそうですよ。」
「・・・それはさ、オレみたいに、上向きに寝た方が楽なんだよ。」
「いや、さっきちょっとやってみたんですけど、なんか、首が落ち着かないんですよね。」
「枕すれば・・・枕って、知ってる?」
「え゛っ?あー、このクッションは、頭の下にするんですね。」
「・・・そうそう。」
「あっ、これ、けっこー、いーカンジですねっ。」
「だろ?それからさ、いちおー言っとくけど、寝る時って、目をつぶるんだよ。知ってた?」
「え゛っ?そーなんですか?」
「・・・あぁ、そーなんだよ。」
「でも、そんなことしたら、この『正しい睡眠マニュアル』が読めないから、眠れなくなっちゃいませんか?」
「・・・そーゆのをさ、昔は『寝言言ってんじゃねーぞ。』って言ったもんだよ。」

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