未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




「これ、なんぼや。値段は付けられへんわのぉ。」

北村一輝のこの言葉は、全てのクリエイターへ『希望』と『勇気』を与えてくれる。

前半の6ヵ月間の全てが、この台詞へ収束することを目指して、展開して来たかのようだ。

北村一輝の死が涙を誘うのは、『人の死』や『永遠の別れ』が悲しいという単純な理由ではなく、彼の生き様に、半年の間に描かれた彼の人生に、「良い人生だった」と、こんな幸せな人生を送れたことへの奇跡に、皆が共感を覚えるからであろう。

「自分も、こんな死に際に恵まれたら、やはり、それが幸せなんだと思う。」

常治の人生は、一見それほどぱっとしてはいない。苦労も多いし、金にも困窮し、娘には煙たがれる。だがそこに垣間見られる彼の本心は、いつも愛と優しさに満ち溢れていた。

死に際に祝福される人生。

それが決して持たざる者のやせ我慢ではなく、富の多寡に関わらず、誰もが最後に実感するであろう真実として、作品を観る者の心を照らす。

「信じる者は救われる」

この時期に良く聞く言葉を胡散臭く感じ、「信仰心は尊い」と思いつつも、宗教には欺瞞しか感じない私にとって、その言葉が伝えたかった真意を、この回に感じたような気がする。

「愛と優しさに満ちた生き様は、至福の人生に結実する」

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※2020/09/08 更新 「満島ひかり×江戸川乱歩 第4弾」の情報をお探しの方、今年(2020年)年末か来年(2021年)正月には放映されそうな『気配』です。

※2020/12/07 更新 別記事書きました。『満島ひかりx江戸川乱歩 第4弾 2021

そろそろ発表があるはず。と、先月あたりからソワソワしていた。

確か、佐藤佐吉監督のTwitterに、「新作の発表をお楽しみに」みたいな告知があった。

そしていよいよ!今週はじめに正式発表があった。



え゛っ?と、ゆーことは、今年は満島なしかっ!!

かなり落胆した。

ラクタン・ラクタン・ラクタン・ラクタン...

ただ以前、佐吉監督のWikiで、

シリーズ・横溝正史短編集殺人鬼』(2016年NHK BSプレミアム) - 演出」

と言うのを見かけたことがあり、「これって多分、満島乱歩と同じテイストだよな。であれば、是非、観てみたい。」と、興味を惹かれた覚えがあったので、「まっ、いーか。」と気持ちに区切りを付けた。

ラクタタン♪

ちょっと楽しみ。

『池松壮亮の金田一耕介』

少し前であれば、これで見る気が失せたかもしれない。

池松壮亮ってさ、何観ても全く同じ『無表情という表情』で、全く同じボサボサした喋り方だよな。」

だが、『宮本から君へ』の振り切れた演技を観て、「なんだ、ちゃんと出来るんじゃねーか。」と、上から目線で褒め称えていた。

ネットでの前評判も上々、いやいや、ぶっ飛んでいる。

”「犬神家の一族」を30分でやる”のオファーに「何を言っているのかと思った」


ただ華やかな野獣のエロと双璧のグロだけどNHK的に大丈夫なの?


「せりふを言っても言っても終わらなくて、現場で涙が出てきちゃいました」



> ちょっと楽しみ。

いや、期待大だ。



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