やせるワクチンも現実に? 日米が動物実験に成功
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/kokusai/20060801/20060801a3210.html?fr=rk
【ワシントン31日共同】ワクチンで特定のホルモンの働きを弱め、体重の増加を抑える実験にラットで成功したと、米スクリプス研究所(カリフォルニア州)と大阪市立大のチームが米科学アカデミー紀要(電子版)に7月31日発表した。
やせるワクチン?
ちょっと違和感を覚える。薬の現実性にではなく、『ワクチン』という言葉にだ。
「痩せるワクチン」という言葉からは、「太る」ことを病気とみなし、それに対抗するワクチンと言う印象を受ける。
軽い肥満に感染することにより、肥満への耐性を得る薬ということなのだろうか。
体重50kgの人が、一度体重60kg位の肥満に感染し、完治した後は、もう肥満になることはない。
んー。なんだかヘンだ。
「実は、私の肥満は『病気』であるとの診断を受けまして、こちらでの治療を薦められたのですが。」
「ご安心下さい。今は良い治療法が色々とありますからね。どうでしょう。『リバウンド・ダイエット』に挑戦してみませんか?」
「聞き慣れない言葉ですね。」
「当センターで、新しい試みとして、取り組み始めたばかりですから。」
「リバウンドで、ダイエットするのですか?」
「ええ。ダイエットを継続していると、食品の摂取効率が高まり、ダイエット後に以前の食事量に戻した場合、体重が増加して来る傾向があります。そこでその仕組みを逆手に取り、ダイエット期間中には、通常の倍の量の食事を摂って頂きます。2週間経って元の食事量に戻した場合、体の摂取効率が落ちていますので、リバウンドで痩せていくことになります。」
「ダイエット中に、太ったりしなんでしょうか?」
「もちろん、太ります。ですが、そのリバウンドで、その後は簡単に痩せることが出来ると言う、画期的な手法です。」
「なんか、魅力的なお話ですね。さっそく試してみたいのですが。」
「一点注意事項があります。ダイエット期間中は、食事を沢山摂ることが、苦痛である必要があります。そうでないと、ダイエット終了後に、ダイエット中の食生活に戻りたくなって、『リバウンドのリバウンド』という事態に陥り、もう2度と、痩せることなど不可能になってしまいます。『あと、5日頑張れば、元の食生活に戻れるんだ。』というような心境に、自分を追いこんで行く必要があります。どうです?できそうですか?」
「やってみましょう。」
・・・
「その後の経過はいかがですか?」
「見て解りませんか?」
「既に1ヶ月近く経っていますが、あまり効果が現れていないようにお見受けしますが...」
「ずいぶんと控えめな表現ですね。ダイエット期間中に、80キロから130キロに増加したんですが、その後、一向にリバウンドする気配すらありません。一体どうなんっていんるでしょう。」
「3週目からは、ちゃんとダイエット開始前の食事量に戻しました?」
「ええ。」
「ダイエットが苦痛に思えるような工夫をされたんでしょうか?」
「こちらにお伺いした時には既に、起きている間は、殆ど何か食べている状態でした。ですので、眠る時間を減らし、睡眠時間は1日3時間と決め、『あと1時間食べれば、眠れる。あと1週間続ければ、以前の生活に戻れるんだ!』と、それこそ死ぬ思いで頑張ったんです。」
「2週間に渡って、1日20時間以上も食べ続けたわけですね。」
「ええ。正直、このまま死んだほうがマシだと、何度も思いました。」
「現在の食事量は?」
「ダイエット開始前の、1日10時間程度の食事量に戻っています。」
「今更ながらで、申し訳無いんですが、こちらにいらした、そもそもの原因はなんだったんでしょう。」
「最初に申し上げました通り、私は『過食症』と診断されたんです。」
| Trackback ( 0 )
|
|