「上からマリコ」２

上から林真理子、

下から加賀まりこ。

・・・マゾヒスティクな奴め。

ＡＫＢ４８が涙のレコード大賞受賞！(サンケイスポーツ) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/article/sanspo/entertainment/ssp20111230504.html
　第５３回日本レコード大賞（主催・日本作曲家協会）の最終審査が３０日、東京・新国立劇場で行われ、ＡＫＢ４８の「フライングゲット」が大賞を受賞した。ＡＫＢはＣＤデビュー７年目で、今年は発売したシングルＣＤ５枚が売り上げ１００万枚以上を記録。２２枚目のシングルで大賞初受賞となった。

今年のシングル売上ＴＯＰ５は、ＡＫＢが独占だったようだ。

ＡＫＢ４８

それほどファンと言うわけでもないのだが、「ＡＫＢで誰が好きですか？」と聞かれれば、「圧倒的に篠田麻里子ですね。」と、答えられるくらいの興味はある。

今まではＣＤとか買ったことなかったのだが、先日ふと、

「『圧倒的に篠田麻里子』とか言いながら、『上からマリコ』ってどんな曲か、まだ聞いたことなかったよな。」

と思い、「ダウンロードなら１００円か１５０円くらいだろうから、買ってみようか。」と、ＰＣに向かった。

だがすぐに、「そう言えばまだ、ＰＶも見てなかったよな。今ＣＤ買えば、オマケでＤＶＤも付いて来るんじゃね？」と思い直し、Ａｍａｚｏｎで検索してみた。

そこで、TypeＡ／TypeＫ／TypeＢの、３種類があることを知った。

「バカじゃねーの。こんなの３種類も誰が買うんだよ。」と言うのが、その時の素直な感想だった。

内容が、何か違うのだろうか？

Ａｍａｚｏｎだと、曲目リストが掲載されているので、確認してみると、「上からマリコ」以外に、２～３曲別の曲が入っており、それぞれで収録されている曲が異なる。

基本、「上からマリコ」以外には興味ないので、「まぁ、どれでもいいよね。」と、買おうとしたが、「ひょっとして、ＤＶＤも内容違うのか？」と思い、確認してみた。

そこで発見したのは「選抜じゃんけん大会 (前編)」「〃（中編）」「〃（後編）」だった。

知る人ぞ知る「じゃんけん選抜」。

テレビでやっていたのは知っていたのだが、特に興味はなかった。

だが、翌日のネットのニュースで「今年は篠田麻里子が優勝！！」の文字と共に、彼女がガッツポーズをしてる写真が掲載されていた。

カッコ良かった。

惚れ惚れした。

その写真を見ているだけで、熱いものが込み上げて来た。

「篠田麻里子が優勝するなら、じゃんけん大会見たかったなぁ」と、その時、かなり悔やまれた覚えがあるので、全タイプすぐに購入してしまった。

先週、ＣＤが届き、この週末に見た。

漠然と、「４８人でじゃんけんするとして、番組として１時間では収まらないだろうから、全部で２時間。３で割って４０分ずつ。お金出して買ってくれた人向けにボーナスがあるとして、１本１時間くらいか。全部一度に見てしまったらもったいないから、１本ずつ、楽しみに見よう。」

だが、最初の対戦は「３回戦の注目勝負」とかであった。

３回戦？１回戦は収録されていないのか？

結局「前編」には、篠田麻里子が１度も現れることなく、あっと言う間に終了してしまった。

「・・・えっ！？　もう、終わり？？」

がっかりした。

結局１本１５分ほど、しかも「じゃんけん大会とはなんぞや？」的な解説がそれぞれに５分ずつ入っているので、実質１０分×３で３０分ほど。

その落胆ぶりは、「川でわざと転んでみたら、綿が水を吸って、荷物が余計に重くなってしまったロバ」のそれを、遥かに凌駕していた。

疲労感が、重く肩に食い込む。

「２度とＡＫＢのＣＤなんか、買うものかっ！！」

そう、心に誓った。

だがそこで、ふと、こう思った。

「ひょっとして、じゃんけん大会だけ収録したＤＶＤが発売されるのではないだろうか？いや、良く考えたら、売らないはずがない。」

果たして売っていた。

「AKB48 DVD MAGAZINE VOL.48 ＡＫＢ４８ ２４thシングル選抜 じゃんけん大会」

\5,990(税込)だ。

高い。

いや、でも収録時間は 416min だ。

これなら篠田麻里子の勝利への道程を、あのガッツポーズへと導いた喜びと悲しみのドラマを、心行くまで堪能できるのではないか？

まさに、２０１２年のお正月を飾るに相応しい、一大エンターテイメントとなるに違いない。

だがそこで、あることに思い至ってしまった。

たった今「２度とＡＫＢのＣＤなど買わない」と、心に誓ったばかりではないのか？

あっ！

これは、ＤＶＤなんだから、買っても良いんだっ！！


２０１２年は良い年となりますように。

そして、疲弊しきった心と体に活力を与えてくれる「麻里子さま」にも、より一層の良い年が訪れますように。