未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




いつ恋』を観ている。

良く考えると、月9をちゃんと見たことがない。

森川葵目当てだ。

ただ最近、彼女を生かし切った作品に出会えていない。

正直、第4話までは、いろいろと歯痒い思いをしながら、若干の焦燥感と共に観ていた。

ネット記事での評価とか読んでしまうと、辛い。

不満を綴ろうかと思ったのだが、なんとか思い留まって来た。

月9で演る内容ではないし、「東京ラブストーリーの坂元裕二」と、宣伝してしまうのが、解せない。

それでも、生きてゆく」「Woman」の坂元裕二としておけば、ちゃんと、それなりの評価が得られたのではないのか。

そんなことは百も承知の上で、ゴリ押ししたフジテレビにこそ、その責はある。

今は、フジテレビというだけで、叩かれてしまうのが、また、辛い。


それでも、生きてゆく」「Woman」の坂元裕二のドラマに、森川が出演と聞いて、心が躍った。

それなりの思惑があっての、抜擢に違いない。

だが、4話までは、イマイチこれと言った出番がなかった。

肩透かしを喰らった。なぜ、森川を選んだのか?

そして今夜。第一章最終回の第5話。

最大の山場。今までの4話の全ては、このシーンのためにあったと言えよう。

そして、森川が全てをさらっていた。

本領発揮だ。

いや、正直、これ程とは思っていなかった。

激震した。

心が、ハートが、さらにその奥にある本能の領域にまで、その震えは伝わって来た。

森川葵

演技云々より、その存在感が際立っている。「いや、演技も素晴らしいよ。」との実感もあるのだが、ではどの作品?と聞かれても、はっきり言えないもどかしさがある。なんか、不思議な娘だ。

全ては、この森川のシーンのために、そして今の森川を撮ることが出来る貴重なチャンスを逃さないために、無理を承知で月9のオファーを受けた。

そうとしか考えられない。

今週末に「NINJA THE MONSTER」の舞台挨拶に行こうかと思っていたのだが、仕事が入ってしまい、「まっ、いーか」と、思っていたのが、悔やまれる。

そして、この6人。役者としても、このシーン関われたのは凄く幸せなことだと思う。

憂いを伴って登場した森川に、期待感が高まる。

私には余り馴染みのない坂口健太郎ではあったが、適役だ。

一連のシーンの口火を切った演技は、ハマっていた。

その後の流れに、違和感が伴わないのは、彼の功績だ。

高畑充希は、こんなことを言うと失礼かもしれないが、セリフのないシーンや、微妙な間の演技が魅力的だ。

これ、出来そうで、こんなに魅力的に出来る娘を、他に知らない。

東京センチメンタルのアルバイト役が、一番好きだ。

そう言った意味で、「このシーンの木穂子」には、彼女以上の配役は考えられない。

そう考えると、やはり、このシーンを撮りたいがために、全てが進んで来たように思える。

それほどの出来栄えだ。

背後から撮られている有村架純に、キッと視線を投げた瞬間から、もう、ドキドキが止まらない。


第二章に向けて、第一章のおさらいをやると思うし、今夜のシーンは、ノーカットでやるはずだ。

是非、観て欲しい。

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