《エクアドル旅行記 ⑨》
今日はガラパゴスのお話をちょっと小休止いたしまして、首都キト近郊にある“赤道”のお話です。そう、誰でもよくご存知の、あの“赤道”です。
オレンジの線が「おぉ!これが~~!」と叫びたくなる、その“赤道”。人間がつけたオレンジの線ですが、なんだか「これが赤道よ」と、目に見えるというのも不思議な気が致します。
そしてほぼ100%の人がやるのがこれ
赤道をまたぐ!の図
赤道をまたいでいる自分の足を、真剣にカメラのフレーム収める・・・ちょっと間抜けな感じです。でも、み~んな赤道をまたいで、にっこり笑顔で写真を撮ります。これ、全世界共通。
おぉ、このご夫婦は、赤道を挟んで『北半球と南半球で会話されていらっしゃる!』
赤道を辿っていくと、その先にあるこの建物は『赤道記念館』。中には展望台のほか、エクアドルに住む先住民族の民芸品や工芸品、生活道具の展示・・・などがあります。4階建てのこの建物、高さは30mもあるそうです。私を20人縦に並べたのと同じ高さです・・・ で、天辺の球体は、直径4.5mだそうで、これは私のウェスト○個分・・・って、これは内緒です
エクアドル各地に住む、先住民族の写真。こんなに多くの先住民族がいるんですよ!メキシコもタラウマラ・ウィチョール・タラスコなどなど、先住民族が沢山いますが、私の印象としてはエクアドルの方が遥かに多い感じ。そして何よりも、『今でも自分たちの伝統や習慣を、ひたすら純粋に守り続けている人たちが多い』というイメージを受けました。
展望台から見下ろした景色。向かって左の“N”はNorthで、“S”はSouthですね。書かなくてもお分かりになるでしょうが、つまり、赤道を挟んで向かって左が北半球・右が南半球っていう事です。
GPSで計測した真の赤道はもう少し北側より(だったと思う)にずれているんだとか。でも、一応この場所が、Officialに「ここが赤道です」と認定されているのです。
おっと、『決定的瞬間!』
この赤いTシャツの男の子が、今まさに北半球から南半球に移った瞬間!なんとも軽々と簡単に・・・大物の予感(な訳ないって!) その奥では、ほらほら、さっき言ったように、赤道をまたいで記念撮影している親子が。
ここでちょっとお勉強Time
エクアドルという国名は、赤道=Ecuador直下に位置している事に由来しているのです。ふふ、知ってた?(←私も受け売りで~す)
『南北約1000kmにわたって走るアンデス山脈によって、その国土をコスタ(海岸地方)、シエラ(中央アンデス地方)、オリエンテ(東部亜熱帯低地)という3つの気候区に分けられ ~中略~ バラエティ豊かな気候を体験することとなる。首都キトに代表されるシエラは、中央アンデス山脈を形成する4000~6000m級の万年雪を頂いた山々に囲まれ、涼風の吹きぬける盆地が点在する。かつてアンデスのフィレンツェとも形容されたこの地方は、年間を通して春のような気候だ』(地球の歩き方 ’04~’05 ペルー、ボリビア、エクアドル、コロンビア より引用)
いかにも山の麓っていう感じ満点でしょ?
メキシコシティは標高2,240mですが、エクアドルの首都キトはもっと高い!
なんと標高2,850m メキシコシティから来た私たちは平気のへっちゃらでしたが、平地から来た旅行客は、高山病に似た症状が出る人が多い。特に頭痛に悩まされる人が多いそうですね。メキシコシティからの旅でよかった!と思う瞬間。
そして、赤道がある場所だからといっても、ここキトは標高が高いもんだから、そんなに暑くはありません。メキシコシティと同じで、日中の日差しは強いけれど、朝晩はさっむい寒い(メキシコシティよりも寒いと感じた。まあ、シティよりも標高が高い訳だから当たり前か)。
ちなみにキトの町は“人類文化遺産”に登録されています。
く、雲がこんなに低い!というか、私たちが高い位置にいるわけなんですけれどね。
日が高くなるにつれて、雲が もくもく(くもくも もくもく くもくも・・・失礼) こ~んなに。山の天気は変わりやすい?
こちらも
今週のAB-ROAD記事(1月18日更新)
メキシコシティから1時間で着く、常春の町“クエルナヴァカ”のお勧めスポット!
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エクアドル人の友達が「昔は黄色だったけど、観光客にために赤に塗り替えた」と言ってたんですよ。
なんか中途半端な感じ・・・
その彼がガラパゴスや先住民のことを話してくれましたが、とにかくバラエティに富んだ国だそうです。
きっと豊かな自然が豊かな文化を育んだのでしょうね。行ってみたいです。
標高の高いスタジアムで試合をすると選手の健康によくないってことで、
FIFAが高いところにあるスタジアムでの国際試合を禁止する規則を設け、
それでここ数ヶ月、いろいろと問題になってます。
その規制にもっとも打撃を受けるのがエクアドルとボリビア、そしてペルーなんですよね。
私としては、高地ホームで有利になるのもサッカーのうちなんだから、とその規制には反対ですが、
でもNANAOさんの記事で、実際に頭痛とか聞くと、ちょっと揺らいでしまいました……。
観光して回るだけでも症状が出るのに、90分走り続けなきゃいけないサッカー選手はもっと大変。
酸素ボンベで合間に吸入しながらプレイしていた選手の気持ちもわかるかも……。
ボリビアのラパスとか、3600m以上あるんですよね……。
にしても、やはり高地は空が青いですね!!
こちら、どんより曇りなので、よけいステキな色に見えます。
確かに正確に言えばオレンジなんですが、まぁ、赤とも取れないことはないと言うか・・・非常に曖昧ですよね。私の中での“赤”というと、イチゴとかメキシコ国旗の端っこの部分のと色という感じなので、ここでみた赤道は、赤というよりオレンジという感じでした。
エクアドルは地域によって気候がまるで違うので、長く滞在して、その地域地域の特色を楽しみたいですね。
私はメキシコシティに来たときにも、それ程“高地”というのを感じなかったのですが、日本から遊びに来た友人が30~40分歩いただけで、相当バテテいました。彼女曰く、「酸素が肺の奥まで入ってこないかんじ」との事でした。
それを考えると、90分間走りっぱなしでプレーする選手は、そうとうキツイのではないでしょうか。亀さんの気持ちも分かりますが・・・見方を変えると、普段高地で練習している選手たちなので、逆に低地に降りるといつも以上にやりやすくなるのでは??なので、=結果的にやはり有利!?