ブロッコリー

先日「ブロッコリーが指定野菜になる」というニュースが流れました。「指定野菜」なる言葉も初めて聞きましたが、それよりも「ブロッコリー」に思わず反応してしまいました。

嫌いなのです。多分今までの人生で1度くらい口にしたことがあるだけで、その感触でその後は一切口にしていない究極の野菜です。後述するようにネギも代表的な嫌いな野菜ですが嫌々ながら口にすることもあるのに対し、ブロッコリーだけは何があっても受け付けません。

それが指定野菜になるということは一体どういうことなのかとニュースを深追いすると、指定野菜とは「野菜生産出荷安定法」に基づき国民に広く食されている野菜とその産地を指定することで安定供給を図ることを目的にしているもので、出荷価格が下落すると国が補填してくれる特典などがあるそうです。1966年にスタートし現在まで14種類の野菜を指定していますが、ブロッコリーは2026年からの指定で1974年に14番目に指定されたジャガイモ以来実に半世紀ぶりの15番目の指定です。

独立行政法人農畜産業振興機構より

なぜ今ブロッコリーなのかというと、他の野菜が年々生産量（消費量）を漸減させているのに対し、ブロッコリーだけはダントツの伸びでこの30年で2倍の消費となっているのだそうです。そういうことか。これで「世界中でチキンを嫌いな人は1割もいない」とされるチキン嫌いの私にとって、もう一つブロッコリー嫌いという少数派の烙印を押されることになってしまいました。

ただ朗報もあります。現在指定されている14種類の野菜の中で私が食べられないものは「ネギ」「玉ねぎ」「ピーマン」の3つしかなく、他の11種類は食べられます。全然野菜嫌いではないではないかと自信を持ちました。夏になったら我が家庭菜園でどの野菜を育てるかちょっと余裕で思案を始めました。