夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

雨竜沼湿原

2024-08-15 07:26:50 | 山歩き

昨夜は、大雪山に登り自然を学ぶ「ひぐま大学」の8月講座である「雨竜沼湿原」山行のための事前学習会の日でした。例年ならこの時期は大雪山のいづれかの山を目指すのですが、数年に一度はこの国内でも有数の高層湿原を歩く企画をしているようでした。

雨竜沼湿原は雨竜町という地図で見るとこの位置にあります。南暑寒岳(1296m)の中腹、標高850mの地に東西4㎞、南北2㎞に渡って広がる高層湿原です。

高層湿原とは低層湿原、中間層湿原という言葉同様高地にある湿原、低地にある湿原という意味ではなく、植物などが長い年月を経て枯れて堆積(泥炭化)し、周囲よりこんもり高い地帯になったことから水の供給が雨水だけで栄養素が少ない湿原を言うのだそうです。逆に低層湿原はまだ泥炭化してなくて栄養分を含んだ水の供給が豊富な湿原だそうです。いつも様々な自然の知識を与えてくれる「ひぐま大学」の上部団体「大雪と石狩の自然を守る会」代表寺島一男先生の講義で得た知識の一つです。

日本の高層湿原で最も有名なものが「尾瀬ヶ原」ですが、雨竜沼湿原は尾瀬が東西6㎞、南北2㎞に対し東西4㎞と少し小ぶりとは言え、国内有数のと言われる所以です。またその姿も至仏山の麓に広がる尾瀬ヶ原を彷彿させるように南暑寒岳の麓に広がり、同様の景色が期待できるようです。

雨竜町ホームページから借用

固有種のウリュウコウホネを初め高山植物とはまた違った湿原独特の植物なども豊富に見られるそうで、今週日曜日(18日)の山行を楽しみたいと思います。

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