道東旅行の2日目。昨晩は物凄い暑さの中エアコンなしで寝る羽目になりひどい目にあったので、せっかくの温泉旅館と言えども朝風呂はまた汗をかくからとやめました。さすがに朝の外気温は25度くらいだったので部屋の中より快適と朝食前に散歩に出かけ、足湯なら良いだろうと川湯温泉名物の朝湯に浸かって見ました。川湯は本当に良質の温泉が湧き出ているようで、この足湯も十分に薬効がありそうでした。
宿をチェックアウト後直ぐに向かったのが昨日パスしていた屈斜路湖の砂湯でした。朝8時でキャンプ場に泊っていた数人以外誰もいない時間帯でしたので、私達も砂湯を試みることは出来ませんでしたが、昨日の人達が掘った後の水たまりに手を入れて見ると「熱い!」。これは確かに温泉でした。湖の水は冷たいかと思ったらこちらも結構熱い。地熱の凄さを知った思いでした。ちなみにこの砂湯は利用は無料で、タオルはそばの売店で購入でき、シャベルは管理事務所で有料でレンタルできるようでした。
今日は、一番の目的は別海町に住んでいる私(清志)の父方の従妹を訪ねることだったので、屈斜路湖から1時間半ほどかかる道をドライブしました。別海町は全くの平坦な土地で酪農が盛んなことから道の両側はたくさんの牛の牧場が続いていました。
我が従妹の家もかなり規模の大きな酪農家で、今は娘夫婦に事業を譲ったものの、昨年までは牛を400頭も飼っていたそうです。4年半前、母の葬儀の時に小学校以来の再会をしていたのでしばらくぶりと言うことではなかったですが、別海町で会うことなど想像もしていなかったことなのでしばらく話し込んでいました。
別海町でしか売っていないというコクのある牛乳をいただいたり、もちろんちょっとだけ牛とも対面させてもらいました。昼前なので辞そうとすると、「根室回転寿司に行こう」と言われ、根室は別海町から70㎞くらい離れているので遠慮したものの結局北海道では超有名な回転寿司店「根室花まる」の本店へ車を連ねて出かけてご馳走になってしまいました。平日なのに2、30分待ちと言う人気ぶりでした。花咲ガニの地元ですから花咲ガニの軍艦をいただいたことは言うまでもありません。
ここで彼らと別れ、私達は予定通り日本の最東端・納沙布岬へ向かいました。今日は海にガスがかかっていて島は見えませんでしたが目の前にロシア領の島があるということに改めて驚き、領土問題の複雑さを突き付けられた思いでした。
今日の宿は根室市内の「イーストハーバーホテル」という昨日とは打って変わって「昭和の香り」ならぬ「平成又は令和の香り」なので、ゆっくり休めそうです。