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夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

ちょっと嬉しい表札

2023-01-23 08:36:37 | 

家の表札の話です。カナダにいた時、家の建築が進むにあたって小さなことですが表札についても考えなければなりませんでした。これは工務店に頼むことではないので自分で手当てをしなければなりません。そこでインターネットで色々探していると、暗くなると内蔵のLEDライトで明るく照らされる表札というものを見つけました。

これだ!と購入を決め、早速制作会社に連絡を取りデザインを相談して制作してもらい、無事工務店宛に発送してもらっていました。そして家の引渡し直前に工務店とどこに設置するかを相談し、現在設置されている玄関ポーチの柱に据え付けてもらいました。ここまでは順調でした。

ところが、住んでみると最大の特徴であったはずの表札が夜になっても光らないのです。原因は我が家の玄関が北向きで日中光が当たらず、表札の中に組み込まれているソーラー発電が機能せず蓄電していないことでした。がっかりでした。その時は、もしかして季節が変われば太陽の向きで光が当たることがあるかも知れないという一縷の希望だけでした。

ところが、それから3か月が過ぎて今は冬の真っ最中なのですが、たまたま暗くなってから表札を見たら何と光っているではないですか。嬉しい驚きでした。多分、直接の光は当たっていないものの冬至を過ぎて太陽の光が強くなって来たり、光の当たる範囲が広がって来たのかも知れません。

直射日光に数時間でも当たればこの表札は日没から翌朝まで光り続けるのだそうですが、我が家の場合はまだかろうじての発電量なのでしょう、夕方5時ごろから8時ごろまでは光っていることを確認していますが、9時には消えてしまっています。

さてこの先もっと光が強くなってくれば朝まで光続けることはあるのでしょうか?楽しみと不安半分で眺めて行くことにします。何と言っても3万8千円というコストがかかっていますので期待に応えて欲しいものです。

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家の費用

2022-12-26 08:21:30 | 

先日、我が家を建てていただいた工務店の社長、棟梁、現場監督の3人を招待して食事会を催しました。我が家は着工から引き渡しまでの期間施主が全く日本にいないという普通でない建築だったので、私達としては例えば慣例である地鎮祭や上棟式などを一切行っていないので工務店に対して失礼をして来た思いがあったし、工務店の社長は引渡しまで何か大きなクレームが出るのではないかとドキドキだったと言っていましたが、全て結果オーライとなったことへの文字通り打ち上げパーティでした。

右奥が社長、手前が棟梁、左奥が現場監督

酒好きが集まったことで大いに飲み食い話して皆グダグダになり、妻の用意した料理の写真もないということでブログ記事としては日の目を見ないことになっていましたが、その時出た話でなるほどと思ったことを2,3書いておきます。

一つは、我が家は年寄り夫婦の住まいだから生活し易いように平屋にこだわったのですが、平屋で22坪(2階のロフトを入れると建坪は27坪となりますが)の基礎、屋根を作るということは、例えば30坪の総2階の家であれば15坪の基礎、屋根で済むのに対し大きな負担になるということでした。なるほど、その分坪単価が高かったわけです。

また以前書いた床下暖房の効果に関しては、他の暖房では必ず足元の冷えは防止できないがこの家は違うと言われ、ガンガン暑い暖房ではなくても足元からの冷えを感じることはないでしょう?と問われ納得でした。最近は家の中では靴下を履かずいつも素足でいるし、買い物など短時間で済む場合は外出時にも素足で出かけている自分に気づきました。

また、外と中の気温差から来る窓の結露も全くないことは驚くほどですが、樹脂製サッシとトリプルガラスは高いけど絶対採用して良かったと言われました。建築途中はコストを抑えたくて気をもんだこともありましたが、プロの口から後日談を聞くとなるほどと思うことしきりで、これから長く彼らとお付き合いすることを喜びました。

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床下暖房の効果

2022-12-14 09:33:46 | 

北海道に家を建てるとは思いもしなかったことが現実になってしまいましたが、我が家で最も気になったのが暖房システムとして床下暖房というあまり他の工務店が採用していない方法です。

これは、基礎を含む床下をすっぽりアルミ箔まで使って密閉してしまい、そこに灯油ボイラーで暖められた温水を縦横に張り巡らせたパイプに送り込んで床下全体を暖めその熱で部屋を暖めるというものです。部屋のどこにも吹き出しパネルや床に吹き出し口などがありません。

ただ、ロフトだけは床下にパイプがないのでパネルヒーターを設置しています。

昔はストーブやファンヒーターが北海道の暖房の主流だったと思いますが、今時の北海道の家は熱源は電気、ガス、灯油それぞれですがボイラーで温水を作り、それを使って各部屋に設置したパネルから暖かい空気を送る方式が主流のようです。

暖かい風が吹き出されればそれは暖かいことは自明ですし、温度設定もパネルで出来るので暖房の効果が即実感出来ます。ところが我が家は暖かい風が吹き出すわけでもなく床が温まっているわけでもなく、どうやって暖房の効果を体感すれば良いのか今一つピンと来ないところがあります。工務店の社長さんに言わせると「輻射熱でじわっと暖くなる」のだそうです。温風が顔などにあたらず不快感もないのが特徴だそうです。

最近は外の気温がマイナス10度くらいになる日もありますが、気がついてみると部屋の中はいつも22度前後になっています。これが床下暖房の効果なのでしょう。

温度設定はメインスイッチで温水温度を50度から60度くらいに設定し、後は4つの系統に分けた部屋毎に低から高への選択をします。リビングルームは最も高くし、寝室は低めにしています。

今朝の室温は、リビングルームで22.1度、寝室で20.4度となっていました。日中少し外の気温が上がると室内は24度くらいになります。一昨日旭山に登った日はとにかく寒くて車内の温度を25度にしていても帰りは寒さを感じていましたが、家に入った時に24度あった我が家にホッとしました。

今朝7時の外気温マイナス4.2度、室温22.1度

灯油代?もちろんいっぱいかかります。そのお話はまた改めて。

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家の引渡し

2022-11-03 09:30:39 | 

2022年10月6日私達の住まいとなる美瑛町の家の引渡しを受けました。終の棲家にと小さな家を新築していたものを正式に工務店から受領したということでした。

9月末までカナダにいた者がどうして日本で家を建てられたのか?今はインターネットを使ってこういうことが出来てしまう時代なのですね。もっとも、こういうやり方に不安を感じることの方が一般的だとは思うのですが、私達夫婦は割とこういうことに躊躇せず情報をよくよく吟味したらその結果を信じて即決してしまうことをよくやって来ました。今回もそうでした。

美瑛町に住みたいと思い始めた昨年末辺りから借家はあるか、中古住宅はどうか、家を新築出来るか等を考え、地価の安さに惹かれて土地の購入、家の新築まで一気に結論付けてしまいました。ネットで土地を探し、町の災害情報などを吟味して1,2箇所の候補地を決め不動産エージェントと連絡を取り、また工務店に関してはやはりネット情報から地元の3社に相談を持ちかけ、最終的に予算に合った1社に絞っていました。 

ここまではzoomでのミーティングも含めて全てインターネットの世界でしたが、やはり最終的な判断は現地を見なければならないし、契約の手続きも必要でしたので、2022年3月まだ水際対策も厳しかった時期に日本へ一時帰省し北海道に1週間の滞在で全てを決めました。

土地の売買契約、工務店との建築契約を済ませ4月にカナダへ帰ってからはもっぱらzoomとメールのやり取りで進めました。請け負ってくれた工務店の社長さんがITになじんだ人であったことが幸いでした。かくて建築中の5か月間一度も目にすることのなかった我が家に10月6日初めて対面したのでした。

(ロフト窓から見える大雪山系の山々)

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