ロバート・ジョンソンの刻印つきスライド・バーを、購入することに決めたおいらは、それをレジに持っていきます。
レジの人は、明らかにこのお店のオーナーなんだな、とわかる優しそうなおじさま。
おいらがこのスライド・バーを持っていくと、ちょっと驚いた感じで、
(まさか売れるとは思わなかったのではないかと・笑)
ありがとうございます~。
と声をかけてくださいます。
いやあ、今思えば、なぜ、このときに話しかけておかなかったのか!!
悔やまれます・・・
たぶん、面白い話ができたはずなのに・・・
そして、意気揚々と実家に帰って、やっぱりあのお店が気になるおいらは、店の写真から店の名前見つけて、Google大先生に質問します。
すると、三次市で頑張っている人たちのインタヴューみたいなページにたどり着き、あのレジのおじさまが、店のオーナーだということがわかりました。
んで、そのおじさまのインタヴューを読んでみると、オーナーさんが、あの店を立ち上げたのは25年くらい前!!
そしてあのお店は、数年前に三次市の本通りに移転したのだということがわかり。
さらに、その前は畠敷町に、そしてその前は十日市の中央通りにあったことが判明。
つまり、三次市で2回移転しながらも、25年近く、ずっと営業している実績があることがわかったのです!!(驚愕)
うわあ、すげえなあ!
ここまで地道にやれるってことは、常連客をガッチリ捕まえているとしか思えん!!
もしかしたら、三次にプログレッシブ・ロックを啓蒙しているのは、このお店かもしれん(いや、まじで)
とただひたすら感心していたのだが、突然、ハッと思い当りまして!!
バンドの歴史の第2回に書いたのですが、おいらがVROOOMにおススメされて、生まれて初めてのギターを購入したお店!!
おいらが高校を卒業する間際、18歳だったときだから、いまから20年以上前!!
VROOOMに、十日市の中央通りにあったお店に連れて行ってもらった記憶がある!!
そして、初めてのギターを発注して、受け取りに行ったそのお店は、洋楽の中古CDも取り扱っているお店だった!!
つまり、それがこのお店じゃん!!!(呆然)
うわ、おいらが音楽を始めるきっかけになったお店が、場所を変えながらも、存在していたんだ!!
やばい、おいら、猛烈に感動しているかも!!!
そして東京に帰ってきて、バンドの飲み会の時に、VROOOMにこの件を話します。
さすがにおいらは関西の人間なので、話のオチは言わず、「三次の洋楽店で、スライド・バーを買ったこと」だけを話してから。
前回のブログにも載せた、この写真をVROOOMに見せます。
お店の入り口の写真ですね。
すると、この写真を見ただけで!!
おっ!! この店、まだ、あったんだ~!!
と言い出す始末(爆笑)
なんで、憶えているんだ??
と聞いたら、
俺はこの店の常連客だったからな、店の名前が変わってないから、すぐにわかったよ(笑)
とのこと!!
たしかに、おいらは中学を卒業して、すぐに三次を出たけど、VROOOMは高校卒業までは三次にいたわけで。
あいつが高校生の時に、おいらに洋楽の楽しさを教えてくれた、その元ネタは、このお店だったわけですな・・・
そう、三次市の本通りにたたずむ、洋楽専門店は、おいらたちのバンドのルーツだったのですよ!!(感動)
うわあ、このスライド・バー、買ってよかった!!
来年、また三次に帰省したら、今度こそこのお店に行って、オーナーに話しかけねばならん!!(鼻息)
で、VROOOMにこのスライド・バーの刻印部分に銀色の塗料を入れてもらって、
刻印が目立つようになって、より、かっこよくなったぜ!!
これから、大切に使っていかにゃあいけんのう(笑)
なんだか、ステキな帰省でしたぜっ!!
つぁんなら話しかける事の方が多いのに…。
地元にそういう店があるってのは、いいね。
まぁ、広島県はミュージシャン多いもんなぁ。
土壌があるんだねぇ。
そんな店のおじさんみたいな人が、
支えているのかもね。
帰省計画を断念したことを少し悔やんだものだ。
あと、三次は隔絶されたエリアなので、広島市とかとは文化の違いがあった気がするのです。
初めて行った時は、
「日本に来た」って思って、
懐かしさを感じたよ。
何せ実家は、
ロケーションが日本ではない北海道なんで、
三次は良かった。
うちの母親も大歓迎してたし(笑)
そう、三次は盆地なのです。
広島市内の人たちからすると、まさに奥地の人間(笑)
昔の国名でいうと、広島市内は安芸の国で、三次は備後なのですよ~。
だから、同じ県なのが、じつは不思議なのです(笑)