林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
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ブルバードS40

2018年03月27日 07時14分49秒 | バイク


こんばんわ。
アップルビデオ高津店 野蛮人ブルームです。

と云う事で、気になってた軽量大型ジャメリカン・サベージ650。
馴染みのバイク屋で探してもらったら、
何か物凄く超ギガレアな極上逆輸入車が発掘されました。
予想の遥か斜め上を行く展開に戸惑いを隠せません。

このブルバードS40ことスズキLS650サベージ、
元々は1980年代後半に販売していた国産アメリカンで
当時の日本の「アメリカン」としては非常に洗練されたデザインでした。
国産アメリカン初の本格的デザインとされている
ホンダの名車スティードよりも2年も古いモデルなのに、
メーターを乗っけたティアドロップ型タンクや
当時では考えられなかったレイク角35度のフロントフォークと
ハンドルポストしか付いてない極めてシンプルなトップブリッジ、
後端のちょこっと跳ね上がったボブフェンダーなど、
一般的にはスティードで初めて採用されたと思われてる
ハーレーパクリ本格的アメリカンのディテールを
遥かに超えたものをサベージの方が先にやってたのです。

ただ、小柄な車体単気筒エンジンってのが悪かったらしく
世の中に受け入れられなかったのでした。

販売期間は極めて短く、売れなかったので中古市場でも見かけません。
(売れなかったのは当時の大型バイクの超難関な免許制度のせいですが)
俺も今回このサベージについて詳しく調べるまで、
こんなステキなバイクがあったってこと忘れてたさ!



そんなサベージ650、日本国内では3年くらいしか販売されなかったのですが
実はその後も輸出専用バイクとして、ず~っと生産していたのです。
日本では知る人ぞ知る不人気旧車ジャメリカンだと思われていたものが、
なんと本場アメリカで受け入れられている現行車種であったというこの衝撃の事実!

販売当時の免許制度の関係もあって、日本では売れなかったけど
欧州や北米では、排気量やパワーのわりに小さくて軽いので
大きくて重い本家ハーレーや、無駄にデカい日本製大型クルーザーに乗れない
女子供やお爺ちゃんの乗るバイクとして
それなりの需要があったのだと思います。
なんせ現在でも輸出専用として生産が続いている訳ですから。

そう、重さゆえにハーレーを降りた俺にとっての老後バイク
まさにコレだったのです。


で、輸出専用車となったサベージ650も
逆輸入車としてごく少量日本国内に出回ってたらしいけど
2008年の排ガス規制で逆輸入車の登録販売が出来なくなったようです。
そんな規制直前の逆輸入車で程度の良いのが出てきたって訳ですよ。

10万くらい予算オーバーだけど、そんなのどうでもいい!
この機会を逃すともう二度と出てこないだろう。
俺はもう飛び切りのイイ笑顔で「買います!!」と。
そりゃまぁ、即決しますよね。



そんな訳で、即決から2週間弱、
無事納車されました。


サベージ650ではなくてブルバードS40です。
タンクにはBOULEVARD、サイドカバーにS40って書いてあります。
でも、このせいで大型二輪だと思われないんだろうな~…
車体サイズは250㏄アメリカン並だし、
40って書いてあるから400㏄だと思われるんだろうな~…
最近ヤマハのR25(250㏄)とか売れてるし。

ちなみに40ってのは40ci(キュービック=立方 インチ。アメリカの体積単位)のことで
1ciが約16.4cc、40ciで約650ccです。(厳密には39.8ci≒652cc)
Sは何だろう…。シングルのS?サベージのS?

とりあえず、ウチの車庫っていうかバイクテントに入らないので
ミラーを小さいのに取り換え、リアキャリアを取っ払いました。


昭和末期に発売されて30年経った今もほぼ同じ姿なんですが、
さすがにこの昭和テイストなでっかいテールランプだけは何とかしたい。

でも敢えてこの昭和テイストなノーマル車スタイルを維持したいような気もします。


つづく。



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