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林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

バンドの歴史47(山道での啓示)

2015年08月26日 17時10分40秒 | バンドの歴史


さて、山道を歩きながら、考えた。


智に働けば角が立つ。

情に棹させば流される。

意地を通せば窮屈だ。

とかくに人の世は住みにくい。



じゃなくて!!(笑)


こんな高尚なことを考えていたわけじゃなくて、

どうやったらライブ本番中にギターの弦を斬らなくてすむか!

なんていう、卑俗なことを考えていたわけですよ。

んで、ある瞬間に、頭の中に、ひらめきがあったのです。
まさに、天からの啓示といってもいい感じ!!

それは、こういう内容でした!


弦を斬ろうと思っても、斬れないような弾き方に変えればいい!
どうせ弾き方を変えるのなら、徹底的に変えたほうが面白い!



この啓示は、おいらの胸を突き刺したね~。

そうか、具体的には、店長と真逆の弾き方をすればいいのだ!!


そう、アップルビデオ高津店というバンドには、ギターが2人いる。
その2人が同じような弾き方をしていたって、つまんないじゃん!
店長が12弦ギターをメインにして、オリジナリティを出してきたんなら、
おいらは、それ以上に変えてしまおう!!
だって、店長と同じような弾き方をして、かなうはずないじゃん(笑)




んで、山道を歩きながら、1つずつ、決めてゆきます!



1・店長はピックでギターを弾いている。



ということは、おいらはピックを使わず、指で弾く!!
(これで、弦を斬りにくくもなる!)





2・店長はレギュラー・チューニングで調弦している。



ということは、おいらは変則チューニングで調弦する!!
(オープンDやオープンGは、ブルーズにとっては基本!)





3・店長は左手の指で弦を押さえて弾いている。



ということは、おいらはスライド・バーで勝負しよう!!
(スライド・ギターも、ブルーズにとっては基本!)


つまり、今までやっていたことを全部チャラにして、新たにやり直そうってことさ、簡単に言うと(笑)

こんなことを考えて、実行してしまうなんて、よっぽど追いつめられていたんですな、おいら(爆笑)




で、山道を歩き終わり、出張から帰って、さっそく、ギターの弾き方を変えるために準備をします!!


スライド・バーは、かなり前に興味があったから、買ってあったんだけど、いちばん大変なのは、オープン・チューニング!!
チューニングを変えたら、もはや別の楽器です(爆笑)
これまでの押さえ方とか、どこにどの音があるとか、全部、通用しません・・・(当たり前)



でも考えてみたら、前回紹介した、ニール・ヤングのような弾き方!
ギターにたたきつけるような弾き方は、ピックでやったら、弦が斬れる!
だから、ニール・ヤングも「ここぞ」というときしか、あの弾き方はしない。

それをおいらは、ライブのたびにやっていたから、弦が斬れまくっていたのであって。

素手でやったら、そうは斬れない!!(爆笑)


しかも、そればっかりをやっている、とんでもないギタリストが、いたじゃん!!(笑)

オープンチューニングで、スライド・バーを使って、右手でギターをたたくようにして弾く!!
まさに、おいらがやりたいことをやっているのは~。


この人!!
Son House "Death Letter Blues"

伝説のブルーズマン、サン・ハウスですよっ!!


いやあ、迫力ありすぎ!!
ずっと、最初から最後までギターをたたいてるじゃん!!(爆笑)
こんなに、感情があふれるような演奏、なかなかないですぜっ!

こんなふうに弾きたいよっ!!

というか、初めて見たとき、スライド・バーが斜めになっていることに、開いた口がふさがらなかったことをおぼえてます(笑)

そのサン・ハウス目標にして、おいらの、新しいギター探求の日々が始まったのですよっ!!


続きは次号っす!!