ちょっと感動したこと

5連休中にお義姉さんのお墓参りに行きました。　
ここにも書いたかもしれませんが、お義姉さんはイスラム教徒なので土葬に
してくれという遺言があり、家のお墓には埋葬することができませんでした。

日本で土葬できるところは限られており、生前から義姉自身がネットなどで
検索し山梨県の某所に決めてありました。　それはそれでものすごい精神力と
尊敬し、やはり宗教をもった人は違うと思ったものでした。　

今年やっとイスラム式のお墓をたて一段落しましたが、他になにかしようにも
わからないので、お盆やお彼岸や命日などにお花をたむけて御参りするしか
ありません。　お盆やお彼岸は関係なさそうですが。

義母はもう高齢で遠くまでひとりで行けないので、夫と私と3人でいくのですが
この連休中は東名も中央道も絶対渋滞しているので、新宿から中央線の
特急でいきましたよ。

その道中のことでございます。

夫は自分の母親なのにまったく世話をしようせず、お前にまかせたとばかり
駅までの道をずんずんマイペースで歩いていってしまいます。
新宿までの道中も年寄りが座れないと困るのでグリーンの切符を購入して
ありましたが、ホームで夫を見失ってしまい、グリーン車にたどりつけませんでした。
とりあえずその電車に乗り普通車の車両を義母の手をとって2両ほど歩きましたよ。

やっとグリーン車にたどりつき割とすいていて座ることもでき、やれやれと
思いつつ夫はどこ？と思うまもなく、携帯が鳴りました。
なんとあれほど急がしたくせに自分は乗らなかったのでした。　ばか。
その上、逆切れ。　

どうせ新宿で会えるのでそのまま乗っていくということになりましたが、そもそも
年寄りはそんなに早く歩けないのに自分勝手です。　あーあ、こんな夫と
よくも25年も一緒に暮らしたものだ。

感動したのは、普通車の車両をよろよろとふたりで歩いて移動していた時に
何人もの人が声をかけてくれて、義母を座らせてくれようとしたことです。
30代～40代の男性が多かったです。　素敵。　日本もまだまだ捨てたものじゃ
ありませんね。

それに比べて我が夫。　自分のことしか考えてない！はぁぁ。