駿 府 は 96 か 町

駿府はちぃっと覇気がないけぇが,御所(ごせ)っぽくていいじゃん【ごせっぽい≒平穏でせいせいしている様】

呉服町三丁目(ごふくちょう さんちょうめ)

2008年10月11日 21時00分00秒 | 駿府96か町のいま


<旧UFJ銀行跡も雑居ビル風に>

 
<すみやも今では楽器部門を除いてツタヤの傘下>
<旧富士銀行跡の戸田書店仮店舗、その隣は池田屋と偶然にも清水組が並んだ>


「旧 呉服町三丁目」は、呉服町通り沿いのうち、人宿町(ひとやどちょう)通りとの交差地点から七間町通りとの交差地点までの1丁(約108m)の町(いわゆる両側町)でした。

現在、この街区の南側1ブロックすべてが静岡伊勢丹となっています。
(かつての田中屋百貨店時代は、西側半分を占めるにすぎませんでした。)

北側の一画の中央の“すみや”の前身である角屋の創業は1896年とか、木造であったころ、西側の楽器売り場側の入口にはビクターのニッパー犬が鎮座していたのは、もう本当に遠い昔のことになってしまいました。


▽三丁目のオブジェ【天秤(?)をモチーフしたベンチ】

▽南側の一画すべてを占める静岡伊勢丹


【1927(S2)年発行の地図、旧呉服町一丁目・二丁目・三丁目あたり】

三丁目には愛知銀行(東海銀行前身)・すみや洋品店・シャツの田中屋などの表記が・・・
(一丁目の北側、東から2軒目は見づらいが「谷島書籍店」)

橙色:現在もある店(静銀本店の建物は「三十五銀行新築地」になっていてまだできていない)
黄色:現在は別の場所にある、又は最近(10数年以内)まであった店。

<1927(S2)年発行「大日本職業明細図之内静岡市」木谷佐一編、東京交通社発行(静岡市立図書館蔵)>


旧呉服町三丁目を現在の町名で言うと・・・呉服町一丁目6番地、7番地(町名変更は1945年)


アクセント
「呉服町」の伝統的地元アクセントは、「低高高低低」です。(「チョウ」が東京の有楽町と同じシラフ))
呉服町は、静岡市の代表的繁華街ということもあり、放送などで取り上げられることも多いのですが、
最近は地元放送局のアナウンサーも静岡育ちでない人がほとんどのためか、
ゴフクチョウを「低高高高高」と「チョウ」を大福帳のようなアクセントで読むことが多いようです。
そのせいか、最近は若い世代を中心に「低高高高高」というアクセントで話す「大福帳病」が蔓延(?)しており、
伝統的地名アクセントの破壊が進行しているようです。

方位の表記について
駿府の町割りは方位に対して傾いているので、
JR線や国道1号を東西に見立てた方位がよく使われているのですが、
ここでは(特に碁盤の目地区)、より実際の方位に近い
「札の辻を起点にして城のある方向を北」とした方位の表現をします。
したがって呉服町通りは東西、七間町通りは南北の通りということになります。

その他
記事内容は誠実に書いているつもりですが、内容の正確性を保障するものではありません。

⇒ 呉服町四丁目へ

よってきな!

2008年10月11日 15時37分20秒 | まつり・イベント

<七間町5番地付近>

「第3回「静岡おでん祭」が11、12日の日程で開催。
11日は、天気がはっきりしなかったせいか、それとも少々あきられたのか、はたまた同じ日程で青葉通りで開催されているあさひテレビまつりのラーメンフェスタに客が分散してしまったのか、過去の賑わいに比べるとやや客の数が少ないような印象であった。


<青葉どおり>