駿 府 は 96 か 町

駿府はちぃっと覇気がないけぇが,御所(ごせ)っぽくていいじゃん【ごせっぽい≒平穏でせいせいしている様】

呉服町二丁目(ごふくちょう にちょうめ)

2008年10月09日 13時08分23秒 | 駿府96か町のいま


<呉服町二丁目にあるアーチ>

ここで言う呉服町二丁目は、現在の呉服町二丁目ではなく 「旧 呉服町二丁目」です。
「旧 呉服町二丁目」は、呉服町通り沿いのうち、上石町(かみごくちょう)通りとの交差地点から人宿町通り(静岡伊勢丹西角)との交差地点までの1丁(約108m)の町(いわゆる両側町)でした。

旧呉服町二丁目の西側には、商店街の入口を示すアーチがあり、呉服町名店街(旧二丁目~旧五丁目)という商店街はここから始まります。
アーチは、普段なにげなく見ていると全く気が付かないのですが、よく見ると昔の旅人風のオブジェが付けられていることが分かります。

このあたりは、商店街といっても、銀行や事務所が大半である旧一丁目の続きという雰囲気もあってオフィースの間に商店があるという感じです。

それでも刃物の菊秀(1923年創業)、和菓子の“みの善”などの老舗を見出すことができます。



<旧呉服町二丁目の商店>


旧呉服町二丁目を現在の町名で言うと・・・呉服町一丁目3、4、5番地(町名変更は1945年)


アクセント
「呉服町」の伝統的地元アクセントは、「低高高低低」です。(「チョウ」が東京の有楽町と同じシラフ))
呉服町は、静岡市の代表的繁華街ということもあり、放送などで取り上げられることも多いのですが、
最近は地元放送局のアナウンサーも静岡育ちでない人がほとんどのためか、
ゴフクチョウを「低高高高高」と「チョウ」を大福帳のようなアクセントで読むことが多いようです。
そのせいか、最近は若い世代を中心に「低高高高高」というアクセントで話す「大福帳病」が蔓延(?)しており、
伝統的地名アクセントの破壊が進行しているようです。

方位の表記について
駿府の町割りは方位に対して傾いているので、
JR線や国道1号を東西に見立てた方位がよく使われているのですが、
ここでは(特に碁盤の目地区)、より実際の方位に近い
「札の辻を起点にして城のある方向を北」とした方位の表現をします。
したがって呉服町通りは東西、七間町通りは南北の通りということになります。

その他
記事内容は誠実に書いているつもりですが、内容の正確性を保障するものではありません。

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