駿 府 は 96 か 町

駿府はちぃっと覇気がないけぇが,御所(ごせ)っぽくていいじゃん【ごせっぽい≒平穏でせいせいしている様】

錦秋の京都 III ・ 高台寺のプロジェクションマッピング

2015年11月29日 12時00分00秒 | ちょいとお出かけ
錦秋の京都 I こちら
錦秋の京都 II は こちら

▽ 高台寺 (京都市・東山区・下河原町・526番地)



▽ プロジェクションマッピングで枯山水(かれさんすい)の庭が浮かび上がる。





紅葉シーズンには昼間だけではなく
夜間もライトアップをする寺院が増えているようです。

なかでも東山にある高台寺は
つとに有名なので多くの人が訪れますが
プロジェクションマッピングも行われるとあって
それを目当ての拝観者でかなりの混雑です。

映像技術を使った演出を
奇をてらうものだとして疑問に思う方も
いらっしゃるかもしれませんが
夜間、ほとんど観賞不可能な枯山水の庭が
 新感覚の演出で楽しめるのも事実です。




錦秋の京都 II ・ 圓光寺(えんこうじ)

2015年11月27日 12時00分00秒 | ちょいとお出かけ
錦秋の京都 I こちら
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▽ 圓光寺(京都市・左京区・一乗寺小谷町・13番地)




▽ 水琴窟(すいきんくつ)



家康公とも縁が深い、京都・一乗寺にある圓光寺
紅葉の名所としても有名です。

今年の京都の紅葉は
どこも色づきが今ひとつのようです。

それでも寺院との対照を楽しめるのは
 京都ならではです。


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錦秋の京都・仙洞御所(せんとうごしょ)

2015年11月25日 12時00分00秒 | ちょいとお出かけ

▽ 北 池


 ▽ 南 池








京都市街のほぼ中央(京都市・中京区・京都御苑)に東西700m、南北1300mの
 環境省所管の京都御苑があります。

京都御苑全体を指して京都御所という場合も多いことから分かるわかるように
その広大な京都御苑内のやや西北寄りに宮内庁所管の京都御所があります。

その京都御所の東側に総理府所管の迎賓館がありますが
迎賓館の南側にやはり宮内庁所管の仙洞御所があります。

仙洞とは上皇という意味ですから
 仙洞御所とは皇位を退かれた天皇の御所のことです。

 (具体的には1627年、後水尾上皇のために造営されたもの)

京都御所は申込制による参観のほか
毎年、春と秋に一般公開の期間が設けられていますので
参観されたことのある方も多いことでしょうが
仙洞御所は、修学院離宮や桂離宮と同じように
事前申込よる参観制度しかないため
急に思いついて参観することは不可能です。

特に紅葉シーズンの11月の仙洞御所の参観は至難です。

申込みは3か月前の月初からで
初日に当たる8月1日の午前5時には全世界から
インターネット枠をめざしてアクセスがあり
 当選するのはきわめてむずかしいようです。

(平日の午前、午後の1回ごとのインターネット枠は12人分とか)

インターネット枠以外に往復はがきでの申し込みもあり
こちらはもう少し当選確立がいいようです。

はがき記入のわずらわしさや
参観の是非の結果が分かるのが
インターネット枠より時間がかかるなどが
少々難点ですが・・・・


今回、幸運にもインターネット枠に当選することができ
園内のカエデなどが緋色に燃える仙洞御所を見ることができました。

興味のある方はぜひ来年の8月1日に
インターネットでアクセス
又は往復はがきを投函して
 挑戦なさってみてください
(笑)

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京の古寺に青もみじをたずねる

2015年05月30日 05時30分00秒 | ちょいとお出かけ
▽ 真澄寺別院・流響院 (左京区・南禅寺下河原町・43番地の1)


南禅寺界隈の広大な敷地を持つ別荘群
15邸あるうちの
いくつかは年に1~2回公開しています。

といっても事前申込みで
いずれも10倍を超える競争率なので
なかなかの難関です。

今回、そのうちのひとつ
 流響院の庭園を見ることができました。
(競争率は14倍だったということです)

流響院の庭園は
7代目小川治兵衛、保太郎親子が手掛けた
東山連峰を借景にした池泉回遊式庭園です。

午前、午後の何回かの受付時間ごとに
15名ほどが割り振られているようで
さらに庭園内では2ループに分かれて
説明される方の引率により庭園内をめぐります。

数寄屋造りの建物内には立ち入ることはできませんが
その縁側に腰を掛けて説明を受けながら
借景である東山方面を眺めながら
ゆったりとした ぜいたくな時の流れを過ごすことができました。

屋敷内は撮影禁止なので
写真はパンフレットの表紙です。

せっかくなので流響院を辞したあと
「青もみじ」をたずね
 近隣の寺院をめぐることにします。




▽ 臨済宗・東福寺 (東山区・本町十五丁目・778番地)

モミジといったらまずここでしょう。
おなじみの臥雲橋
(がうんきょう)からみる東福寺・通天橋です。

秋のモミジの季節には多くの人で混雑して
通り抜けるのにも一苦労ですが
青モミジの今は多くの人が訪れるといっても
 秋ほどではありません。


▽ 臨済宗・圓光寺 (左京区・一乗寺小谷町・13番地)


圓光寺は家康公開基の寺です。

「十牛之庭」は
近年モミジの名所として知られるようになり
秋にはかなりの混雑となるということです。

写真は書院からながめる青モミジです。
柱がちょうど額縁のような役割をして
なかなかの眺めです。


▽ 曹洞宗・丈山寺 (左京区・一乗寺門口町・27番地)


圓光寺のすぐ近くにある寺院で
丈山寺というより詩仙堂と言った方が分かりやすいでしょう。

傾斜地を利用した庭園で
青もみじよりサツキの方が有名かもしれません。

オランダ王国大使館公邸公開

2015年04月16日 20時00分00秒 | ちょいとお出かけ
▽ オランダ王国大使館前(港区・芝公園三丁目)




オランダ王国大使館は
日比谷線神谷町駅から徒歩5分ほどのところにあります。

大使館敷地内には、公邸と本館(事務棟)がありますが
このうち公邸が4月10日公開されました。

(通常、大使館の公開というのはなかなかないのですが
 通常業務に使う本館とオフィーシャルな行事に使用する公邸が別棟になっているので
 他の大使館より条件的に公開しやすいのかもしれません)

この公邸は関東大震災後に建て替えられたものということですから
90年ほどたっていることになります。



▽ カエル飛び出し注意(?)


通用門のような門をくぐると
正面方向は、両脇にチューリップが咲き乱れる通路が本館へとつづき
右手に公邸があります。

(公道から公邸へ直接入る門もありますが、VIP用なのでしょう)


▽通路の先にある(というより本来、本館用の通路なのでしょう)非公開の本館




通路と公邸の敷地はフェンスで隔てられています。

本館は公開されていませんから
右手の公邸への門をくぐり公邸前の庭に入ります。






公邸前の庭からの全景です。











公邸の1階部分が公開の対象ですが
各部屋の中までは立ち入れませんから
入口から中をのぞくことになります。

内装は品格があるのはもちろんですが
2012年に全面改装されたということで
オランダの清楚でモダンな家具や
スタイリッシュな照明器具が目を引きます。





公式な晩餐会が開かれるダイニングルームで
壁には伝統的なオランダの海景画が飾られています。





建物裏手の庭園からみた公邸です。

1階の庭園に面した箇所には
ベランダがあり、くつろげる空間となっています。




あずまやなども設けられている庭園を一周して
出口へと向います。

あとは、チューリップなどの球根類や
オランダワッフルを売るコーナーを
ちょっとのぞいて大使館をあとにします。



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名残りのもみじの光雲寺

2014年12月02日 14時12分02秒 | ちょいとお出かけ
▽ 光雲寺(左京区 南禅寺北ノ坊町 59番地)







京都・南禅寺の塔頭、光雲寺が紅葉の時期に合わせて
3年ぶりに公開されました。

塔頭
(たっちゅう)と言っても境外のやや離れたところで
(明治の廃仏毀釈で南禅寺の境内が大幅に削られる前は
 隣接していたのでしょう)
初めて訪れると少々分かりづらいです。

当初は18,000平米近くの寺域があったということで
今でも仏殿などに格調の高さを感じさせます。

訪れたのが12月に入ってからでしたので
やはり少々遅かったため
本当の名残りモミジでしたが
それでも東山を借景にした琵琶湖疎水を引いた池泉式の庭園では
静謐なしじまに身をゆだねることができました。








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錦秋のプレリュード

2014年11月01日 01時01分01秒 | ちょいとお出かけ
▽ 京都市・上京区・相国寺門前町(今出川通 烏丸東入)・701番地

秋の特別拝観で公開されている
 相国寺
(しょうこくじ)開山堂の庭です。
(金閣寺、銀閣寺は相国寺の塔頭)

手前は枯山水、奥は苔地築山の
二つの異なった趣が楽しめます。

間に5尺幅の小川が流れていたものの
昭和の初めに水源が枯れてしまい
現在は両者を結界させる小川はありません。


紅葉が始まればさらに印象深い庭となるのかもしれません。




▽ 京都市・右京区・御室大内・33番地

時期的にまだ早いので
紅葉は全く期待せずに訪れた仁和寺
それでも錦秋のプレリュードがほのかに聞こえてきました。



サクラモミジ
(そういう品種ということではなくサクラの葉が紅葉した状態)です。
温暖な静岡ではサクラの葉が美しく紅葉することなどあまりないのですが
ここではきれいに紅葉していました。
(仁和寺は京都一遅咲きのお多福桜で有名です) 

モミジという言葉は 本来カエデだけを指す言葉ではないことを
実感させられます。




▽ 京都市・北区・鷹峯光悦町・29番地


仁和寺よりさらに北の鷹峯(たかがみね)
 ここには「悟りの窓」「迷いの窓」の二つの窓で有名な源光庵
(げんこうあん)があります。

なにやら普段と違う人出におどろかされましたが
 なんでも某鉄道会社が静岡を含む関東でキャンペーン中ということでした。
( キャンペーンの内容はこちら
写真をと思ったのですが全面的に撮影禁止でした。

そこで、これはすぐ近くにある光悦寺で写したものです。
カエデの種類によってはかなり紅葉が進んでいるものがありました。




酔芙蓉(すいふよう)が咲き乱れる寺

2014年10月10日 10時10分10秒 | ちょいとお出かけ






京都市営地下鉄 御陵(みささぎ)駅の西側付近の旧東海道は
直角二等辺三角形の斜辺を思わせるほど急峻で
しかも細い坂道です。

いわゆる日ノ岡峠で
ときおり通る自転車はこの付近ではみな降りて引いています。

その急峻な坂道の途中にあるのが
スイフヨウの寺として知られる大乗寺です。

お寺といっても檀家はなく荒れ寺状態だったところを
現在の住職が何とかして人を呼び込もうと
スイフヨウを植えたのが始まりだということで
今では1500本ほどのスイフヨウが植えられています。

スイフヨウの花がある寺はほかにもあるでしょうが
1000本以上もの群生が見られるところは
非常にめずらしいようです。


スイフヨウは八重咲きのフヨウの花で
 漢字では「酔芙蓉」と書きます。

 (水芙蓉と書くとハスの花のこと)

夕方にはしぼんでしまういわゆる一日花なのですが
朝は白かった花が昼頃には薄紅色になり
夕方のしぼむころになるとさらに紅色に変化するため
酒酔いになぞらえ「酔芙蓉」と名付けられたということです。

 フヨウ
(アオイ科フヨウ属) の花は変異が出にくい花なので
品種が少ないとのことですが
その数少ない変種がこのスイフヨウです。

八重咲きの花にありがちな
これみよがしな品位を損なうこともなく
 上品さをたたえたその姿に魅了されます。



交 通
 京都駅→「地下鉄烏丸線」→烏丸御池→「地下鉄東西線」→御陵
(みささぎ:山科のひとつ手前)

地図の点線はウォーキングコース



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村岡花子ゆかりの建物

2014年08月07日 08時07分00秒 | ちょいとお出かけ
▽ 港区・六本木五丁目・14番40号





8月7日
(8・7=はな) だからというわけではありませんが
巷間で話題の村岡花子ゆかりの建物を
ちょいと見てみましょう。
(花子の父親の在所は駿府の茶商ということなので、多少は静岡に関係があるでしょう。(笑))

現在は住居表示の実施で「六本木五丁目」とのっぺらぼうな地名となっていますが
麻布十番方面から鳥居坂を上ったところ
旧町名で言うと「麻布 東鳥居坂町」で江戸期は武家地
(江戸や駿府は武家地には町名がなかった) だったところです。
(麻布区 東鳥居坂町 → 港区 麻布東鳥居坂町 → 港区 六本木五丁目)

ここに花子が通った
東洋英和女学院
(ドラマ上では修和女学校) の本部があります。

もちろん当時の建物とは違いますが
雰囲気を感じるには十分です。

なお、この建物の玄関ロビーで
小規模ながら村岡花子に関する展示が行われ
だれでも見ることができます。

(9月27日まで、無料、休館=日曜・祝日・8月7日~13日)



▽ 中央区・銀座四丁目・5番1号 (ビル前が銀座中央通り、右横が松屋通り)


こちらは花子が勤務していた
銀座四丁目
(もともとは中央通り沿いだけだった銀座、現在は周辺の町々を飲み込んで肥大化していますが
ここは住居表示実施以前も銀座四丁目だった街区)にある
キリスト教関係の出版で知られる教文館
(ドラマ上では聡文堂)です。
(後ろ側に見える日本聖書協会の建物とは、一体化したような構造となっています。)

この建物も古いとは言え昭和になって建てられたものです。

ビルの1、2階の一部は
一般的な書籍売り場となっていますので
気軽にのぞいて見ることができます。

(3階以上にはキリスト教関係や子ども向け図書売り場、喫茶などもあります。)

松屋デパート近くの至便なところなので
ついでのときにちょっと足を向けてもいいかもしれません。



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大阪 舎密局(せいみきょく)跡の巨木

2014年05月27日 05時27分00秒 | ちょいとお出かけ
▽ 北側から見る (大阪市・中央区・大手前三丁目・1番)


大阪市の史跡に指定されている
大阪舎密局跡 (舎密:せいみ=化学)です。

石碑があるだけで当時をしのぶものはなにも残っていませんが
ここにはクスノキの巨木が保存されています。



▽ 南側から見る


写真を見ると分かりますが
実はこの巨木は車道にはみ出ていて
歩道もこの樹木を囲むように
写真の左手に迂回してつけられています。

大阪市はここ以外にも
車道の真ん中にある巨木を保存したりして
樹木の保存には比較的熱心なようです。

最近の大阪市政は芸術、文化には予算を渋るなど
実利主義が優先されがちのようですが
樹木にやさしい市政はぜひ継続してほしいものです。

そういえば、街路樹を大型盆栽よろしく
切り刻んでしまうような
某市のような例もありますね。(笑)


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“青もみじ”につつまれた住友活機園

2014年05月26日 05時26分00秒 | ちょいとお出かけ
▽ 京阪石山坂本線は静鉄線と同じような高頻度で各駅に自動改札機設置の都市型ワンマン電車







通常は住友関係者にしか公開されない住友活機園ですが
1年に1回、事前申込み制(多数抽選)で一般に公開されます。

今回、10倍の競争率のなか
運よく当選し、見学する機会を得ました。

住友活機園は第2代住友総理事の伊庭貞剛(1847~1926)が引退するにあたり
別墅(べっしょ)として1904(M37)年に建築したものです。

場所は大津市田辺町
というよりJR線の石山駅と言った方が分かりやすいかもしれません。

石山駅から歩いて15分ほどですが
石山駅から京阪の石山坂本線の石山寺行に乗りかえ
終点の石山寺駅(石山寺は紫式部ゆかりの寺)からなら5分ほどのところにあります。




瀬田川に近い小高い自然の森のような丘の上にあり
ふもとから登っていきます。




途中の門にたどりつく前から
「青もみじ」が行く手をさえぎるように
脇から枝を伸ばしています。




門をくぐってからも
「青もみじ」がせまってきます。




近くを通る新幹線と高速道路に用地を買収されたため
もともとあった土地の三分の一程度になっているとはいえ
8,157平米(2,467坪)の広さです。




しばらく坂道を上っていくと
ようやく広い芝生の広場にでます。



▽ 建物の右端部にある洋館。





▽ 玄関、入って右手が洋館、左手が和館。





建物は大きくわけて
洋館(大阪府立図書館の設計で知られる野口孫市の設計)と
和館(数寄屋大工棟梁八木甚兵衛による)からなっていますが
内部ではひとつの建物のようにつながっています。

建物内部はこれ見よがしの華燭を排した
一見質実なシンプルさを追及したものですが
使われている材料はヤクスギの一枚板などをふんだんに使うなど
ぜいたくなものです。
(内部の撮影は許されていません)

2002年、「明治後期の大邸宅の姿を完全に伝える稀有な例」として
庭園部分を含んだ形で重要文化財に指定されています。



▽ 平面図(パンフレットから)


▽ 客間・座敷(パンフレットから)



・洋館(木造2階建) 建築面積 110.00 平米、桟瓦葺
・和館(木造平屋)  建築面積 250.00 平米、桟瓦及び銅板葺
・新座敷(木造平屋) 建築面積  44.13 平米、桟瓦及び銅板葺
・東蔵(土蔵造2階建)建築面積   25.23 平米、桟瓦葺
・西蔵(土蔵造2階建)建築面積  33.07 平米、桟瓦葺、裏門付
・茶室(木造平屋)  建築面積   13.15 平米、鉄板葺、雪隠附属

・伊庭貞剛氏没後、伊庭家から旧住友本社に寄贈され
 現在の所有者は住友林業株式会社(管理は住友不動産株式会社)


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旧ハンター住宅とYAMAHAのオルガン

2014年04月30日 04時30分00秒 | ちょいとお出かけ
▽ 神戸市・灘区・青谷町一丁目・1番











神戸市内に現存する異人館で最大規模のもののひとつといわれる
旧ハンター住宅です。

いわゆる異人館街といわれる北野町三丁目にあったものを
1964年に現在地へ移転、保存されています。
(現在の所有者は神戸市)

美しい外観と豪華な内装など
あらためて言うことはないのですが
この2階の部屋に1台の古いリードオルガンが
置かれていました。

この施設内には受付業務をする職員しかいなかったので
このオルガンの由来などたずねても分からなかったのですが
この邸宅のゆかりのものというより
戦前の古いオルガンがたまたまあったので
ここに設置されていただけかもしれません。

それでも静岡県人としては
オルガンに明記された
「YAMAHA ORGAN」と「HAMAMATSU」の文字に
歴史の重みを感じてしまいます。(笑)







建築年 1889年ごろ
構 造 木骨レンガ造2階建て(一部3階)外壁モルタル櫛目引
規 模 1階:263.749平米、2階:273.499平米、3階:(塔屋)9.023平米、計:546.271平米


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南禅寺界隈 別荘群のシダレザクラ

2014年04月10日 10時10分10秒 | ちょいとお出かけ




京都の東山
南禅寺界隈には別荘群があります。

明治の廃仏毀釈で南禅寺の広大な境内地は
このあたりを工場用地にするという計画で
明治新政府に没収されました。

その後、工場用地としての活用はされないこととなり
この用地は富裕層に売却され
今日の15邸の別荘郡が形成されることとなったのでした。

そのなかのひとつが清流亭といわれるお屋敷です。

もちろん非公開なのですが
このお屋敷は東側の道路に面した部分
(50m以上あると思われます) が前庭となっていて
そこにはシダレザクラが道路に沿って植えられています。

ちょうどそのサクラが満開となっていて
その見事さにこれを目当てにここを訪れる人も
多いようです。

廃仏毀釈は不幸な出来事ではあったのでしょうが
こうしてサクラを楽しめるのも
そのおかげというのは少々皮肉なことながら
なかなか“おつ”なものです。



15邸の別荘郡のうち
現在京都市が管理している旧山縣有朋別邸の「無鄰菴(むりんあん)」のみ
一般公開されています。
ただ、お役所の管理下なので庭の手入れが他の別荘に比べると
やや難があるのが残念です。(けっして手入れが悪いわけではありませんが)
そのほか碧雲荘(へきうんそう)と流響院(りゅうきょういん)が
公募抽選制で年に数回公開されることがありますが
応募倍率が10倍以上のようで難関のようです。


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夙川  (しゅくがわ)  のサクラも満開でした

2014年04月04日 04時04分04秒 | ちょいとお出かけ









阪神間には瀟洒(しょうしゃ)な住宅街となっているところが多いのですが
夙川もそんな街のひとつです。

夙川というのは本来は川の名前ですが
駅名などにも採用された結果
地域を表す名称ともなっているようです。

この夙川沿いの
北は阪急苦楽園駅付近から
南は阪神香櫨園駅付近までの3キロにも渡って
サクラが植えられていて
阪神間随一のサクラの人気スポットになっています。

地元民でない者には
開花時に訪れるのはなかなかむずかしいのですが
たまたま開花時に関西を訪れた機会に
足を延ばしてみました。

阪急電鉄の夙川駅を降りると
平日にもかかわらず
駅からのお花見に向かう人の列がつづき
人気の高さを実感させられました。

サクラはソメイヨシノを主体にしながらも
ところどころにサトザクラのようなヤエザクラもあって
桜並木にアクセントを添えています。

また、土手からばかりでなく
川のすぐ脇にも降りられる区間もあり
川の流れに沿って渡ってくるすがすがしい風の冷気を感じながら
サクラ色に染まった(みなも)を見ながら歩くのも
他のサクラの名所にはない好もしい印象でした。


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錦秋の京

2013年11月24日 07時00分00秒 | ちょいとお出かけ
▽ 東福寺 (東山区 本町十五丁目)









京都でモミジと言えば
まっ先にあげられる東福寺

通天橋から見るモミジは
あまりにも有名ですね。

一般にカエデが紅葉したものを
モミジという場合が多いのですが
カエデにかぎらず木々の葉が紅葉(黄葉)したものを
指すのが本来のようです。

それはともかく
東福寺には多くの種類のカエデがあるようで
それが多様な色に谷を染めていっそう印象深く
見る者の心も染めます。

有名すぎてかなりの混雑で
ゆっくりしていられないのが難点ですが・・・・



▽ 天授庵 (左京区 南禅寺福地町)








こちらは南禅寺の塔頭
(たっちゅう)、天授庵

塔頭なので境内はそれほど広くはないのですが
瀟洒なたたずまいが格式の高さを表しています。

モミジの数では東福寺にはとうてい及ばないものの
枯山水の庭とモミジの調和は
ひとときを時空を超えた深遠な世界に引き入れてくれます。



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