駿 府 は 96 か 町

駿府はちぃっと覇気がないけぇが,御所(ごせ)っぽくていいじゃん【ごせっぽい≒平穏でせいせいしている様】

きらめく門松

2020年12月27日 12時00分00秒 | 街かどのメヌエット

▽ 静岡県警察 静岡中央警察署(葵区・追手町おうてまち)・6番)
  (1954年までは自治体警察の静岡市警察の本部だったためか
 建物は静岡市葵消防署(かつては静岡市消防本部)との合築となっている)



毎年のことながら,12月26日になると
街は
それまでのクリスマスムードを一変させて正月モードになります.

デパートなどのクリスマスツリーは26日の朝には門松に置き換えられていますので
深夜のうちに作業が行われるのでしょう.

この静岡県警静岡中央警察署の玄関には
さすがにクリスマスツリーはなかったと思いますが門松が設置されていました.

この門松には「謹賀新年」ならぬ「交通安全」の表示がされ
さらに驚くべきことに(?)イルミネーションのごとくランプが点滅していました.
お役所組織としてはせいいっぱいの遊び心なのでしょう.


ささやかなイチョウ並木

2020年12月20日 12時00分00秒 | 街かどのメヌエット

▽ 葵区・追手町(おうてまち)・9番


イチョウは3億年前に地球上に現れ,生きた化石とも言われるようです.
(もっとも、野生種はほぼ絶滅したとも)

それはともかく,静岡市内の街中で見られるイチョウは
公園や神社などにあるものを除いて
ほとんどが枝を払われてしまっているため
秋が深まっても美しい黄葉を見ることはできません

この駿府城大手門跡のイチョウも
数年前までは枝を剪定されてしまっていて
あまり美しい姿をみせてくれませんでした.

ことし,あらためて見てみるとわずか数十メートルとは言え
存外美しい黄葉の並木をみせていました.

市の剪定方針が変わったのかどうか分かりませんが
この大手門跡の道路は民家もなく,それほど交通量も多いわけではないので
落葉等の問題もないように思われます.

 

▽ 葵区・常磐町一丁目・8番地附近
(ときおり常町と書く方がいますが常町が正しい)

イチョウは成長がとても早いということですが
できればこの街路樹のような剪定(というより枝の伐採)は
しないでほしいものです.


冬の花火

2020年12月13日 13時13分13秒 | 街かどのメヌエット

 

 

2020年12月12日(土)の午後7時 冬空に花火の音が響き渡りました.
ときおり医療関係従事者にエールをおくるための花火が打ち上げられたりしますが
時間的にはせいぜい5分程度で終わるものがほとんどです.

ところが今回は5分たち10分たっても終わりませんでした.
結局20分ほどもつづき,かなりの量の花火が次々に打ち上げられました.

翌日の報道によると,駿河区北丸子一丁目の村田ボーリング技研(株)が
コロナ禍で落ち込む地域を元気づけようと安倍川河川敷で打ち上げた2,000発の花火で
今年亡くなられた同社の社長の両親の追悼の思いも込めたということです。

過密な状態になるのを避けるために
やむを得ないこととは言え事前告知はされなかったので
見られなかった方も多かったのは少々残念でした.


今だから見える風景(静活プラザビル解体)

2020年12月10日 12時00分00秒 | 街かどのメヌエット

▽ 伊勢丹側から(比較的小規模なビルが並ぶ両替町通りが見える)

▽ スルガ銀行ビル(建設中)側から

 

葵区の七間町通りの七間町4番地と両替町二丁目1番地(この地区は住居表示制度未実施)にまたがる土地に
建てられていた静活のビル(ボウリング場やセガワールドなどが入っていた)
1970年建設で築50年のため取り壊され
2021年には体験型のホログラムシアターなども入るビルに生まれ変わるということです.
(ビルの周りにあった小さなビルなども合わせて取り壊されています)

現在はまだ新しいビルの建設が始まっていないため
今だから見られる風景が見られます.

両替町通りのチサンマンションなど全体像を始めて見ることができましたし
呉服町二丁目の裏通りに建つ建物群の姿も初めて見ました.

なにげない風景と言ってしまえばそれまでですが
新しいビルが建ってしまえば,
半世紀以上経たなければ見られない風景だと思えば貴重です.




サザンカの咲くころ

2020年12月07日 07時07分07秒 | 街かどのメヌエット

▽ 昭和通り線

▽ 呉服町通り線

 

11月下旬から12月初旬は日の入が1年で最も早く
午後4時を過ぎると暗くなってしまいます. 
 
11月29日  16:35
 12月 1日  16:35
 12月12日  16:36
 12月16日  16:37
 12月19日  16:38
 12月21日  16:39
 12月23日  16:40
 12月31日  16:45

それはともかく,花の少ないこの時期ですが
静岡市の江川町通りや昭和通りなどの街路樹には
サザンカが植えられている箇所がけっこうありサザンカの花が咲き誇っています.

街路樹として植えられているといっても
統一的に整然と植えられているわけでもないので
普段は気が付かないことも多いです.

何の統一感もなくサザンカが植えられているのは
多分,ケヤキのように成長が早く大きく茂ることもなく
市民から落葉の苦情もないので
落葉樹が枯れたり倒れたりした箇所や落葉の苦情の多い箇所に
植えられているのかもしれません.

ということで,普段は存在感がないサザンカですが
花が咲き出すと俄然存在感を発揮します.

サザンカはツバキによく似ているのですが
ツツジとサツキのように咲く時期が少々異なり
サザンカの方がツバキより1か月ほど早く咲くのが
素人には最大の区別のしどころでしょうか・・・・

また,サクラと違って咲く時期が割合長いのも長所かもしれません.
(サクラのように毛虫が付くとか花びらの掃除が大変とか市民から言われませんし(笑)

 

▽ ついでに同じツバキ科のチャノキ(お茶)の花
 (11月から12月にかけて咲きます)

 


静岡浅間神社の楼門の修復

2020年12月01日 21時00分00秒 | 街かどのメヌエット

▽ 静岡浅間神社楼門(葵区宮ケ崎町102番地の1)

 

 

駿河国(するがのくに)の総社で、今川義元公が烏帽子親となって家康公が元服式を行ったと言われる
静岡浅間(せんげん)神社(神部神社、浅間神社及び大歳御祖神社の総称)です.

その静岡浅間神社は2014年から20年の歳月をかけて大改修(痛んだ箇所の修繕,漆による塗色,塗替え)
すすめられています.

今までに大歳御祖神社おおとしみおやじんじゃ:浅間通り側にあり,本殿の前には拝殿と楼門があったが
空襲により焼失したため,現在は鉄筋コンクリートの拝殿と神門が再建されている)の本殿と
少彦名神社すくなひこなじんじゃ:長谷通り側から入ると右手の駐車場奥の改修が終了していましたが
2020年12月1日、楼門(長谷通り側の浅間(あさま)神社・神部(かんべ)神社の総門が修復されて
創建当時の総漆塗りの極彩色の壮麗な姿を見ることができます.

楼門は長谷通り側から入ると最初に目に入る位置にあるので
その美しさに思わず目をみはらされます.