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最後の週末

2006-11-10 23:50:25 | ○ すろ~ 奈良 ○
この奈良の地が、1000年以上前に世界から人が集まる、文化、物質、また人的にも豊かな国際都市であったことをあらわす遺品たち。

正倉院の宝物の展示が11、12日で今年の幕を閉じようとしています。


先週末は、文化の日ということもあり2時間待ちの行列(なんと、キトラ古墳の時と同じというのがなんとも・・)が博物館の裏までグネグネと続いていました。
というのは納得がいくのですが、今週も、お昼前~夕方にかけての混みようが連休中と同じというのは、奈良の魅力が浸透してきたと喜んでいいものか、どうなのか・・。

展示内容については人それぞれ印象、解釈の違いがあると思いますが、万博の1つのパビリオン並みに展示品の周りにも人の列。
1時間並ぶくらいなら1つでもほかの場所、ほかの話題を探す方には一生経験することのできない、”並ぶことの価値”ですね。



・・と物知り顔に話すann自身、実は今回が初めての正倉院展でした。


今回は「国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)」という、宝物の目録が初出陣(展示品の横にそう書いてありました)ということでしたが、annの目が釘付けになったのは装飾されたモノサシ。


モノサシ・・現代の私たちには、お仕事で線を引いたり細かい手書きの作業をされていない限り、学生のときに使ったなぁ、くらい遠い昔(?)の文房具でしかありませんが、”一尺、二尺・・”という目盛り(正確ではないそうです)がもったいぶってつけられ、今回のパンフレットのメイン画像となっているような鳳凰の姿が描かれた真っ赤なモノサシは、それを使っていた年頃でなくとも、わざわざ宝物にしたくなる存在感がありました。




庶民的なだけかもしれませんが、

”こんな日常的なものが宝物として納められていたんだ”

という感動とともに、一瞬にして古代の生活が脳裏にフラッシュバックするような感覚はやはり、食べ物や文字、日用品など、その時代の生活を思い起こさせるところからくるのでしょうね。



少し時代がさかのぼりますが、古墳から発掘されるものを見て話題になるのが、

”現代のわれわれの遺品を1000年後の人が見てどう思うだろう。”



”こんな使い捨て、大量消費をほんの何十年かの間にし続け、その間戦争や人殺しばかり起こっている”

そんな記録しか残らないのは悲しいですょね・・。



第58回正倉院展は12日午後6時まで開催中です。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
結局 (ニキュリーナ)
2006-11-11 06:21:05
行けませんでした。行こうと思って休みまで取ったのに…その日は風邪ひいて寝ていました。このショック、しばらく尾を引きそうです。
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ちょっと気になって! (annさんのファン)
2006-11-11 09:59:24
いつも楽しく拝見させて頂いていますが・・・

ちょっと気になって!

Trackback のところに変なコメントが付いてるけど。
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Re: (ann)
2006-11-11 22:51:17
国王さま>ぁらら・・
     この週末、ゆっくりと治してください。
     annも先月末珍しくダウンしかけてました。
     しょうが紅茶なんて、いかがでしょうか?!


みなさま>最近内容に直接関係のないTBが増えています。
気づいたら削除するように努めておりますが、不愉快な思いをさせたこと、お詫び申し上げます。
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