計画停電があるというので、電源のいらない開放型ストーブを買わねばならないと思ってムラウチホビーの開店前に行った。すでに列が出来ていた。会話から停電に備えての買出しらしいことはわかった。開店してみると乾電池やらカセットコンロやらはとっくに売り切れてて、ストーブももう何日も前から品切れしているような感じだった。
開店が30分遅いドンキにも行ってみた。ここも開店を待つ列ができていたが、なぜか和気あいあいとして「おたく何買いに来たの?」などと会話していた。だが開店するとみな小走りに突入していった。俺はストーブはあきらめていたがカセットコンロがあれば買っとこう、とおもったのだがやはり無かった。
帰り道は渋滞していた。なんで?と思うとガソリンスタンドに入ろうとする車が路上に並んでいるのだった。「灯油売り切れました」「1000円給油に限らせていただきます」などの張り紙がみえた。これは現実だろうか?これが現実なのか?
泣きながら書いた絵馬。突っ込みどころわざと入れてあるので嘲笑するがよい。
備蓄はあきらめた。充分ではないが予備はあるし、もともと赤貧洗う生活をしているので「買えない」状態が普通なのだ。カネが無いか在庫が無いかの違いだけである。
なので了法寺にお参りに行った。べっ、別にみんなのために祈ってるわけじゃないんだからねッ!
俺はもともとネクラな顔つきをしている。それで住職が心配心配したのだろう。悩みがあるのではないですか?と話しかけてくださった。
俺は震災で苦労なさっている方たちを助けてあげたいがなにも出来ない。なのでお寺にお祈りにきました~とか言ってる誰得の自己満足のゲス野郎ですがなにか質問ある?と言ったら丁寧にお話をしてくださった。一時間以上もお話してくださったのだが、要約すると、自分がしたいことをして楽しい気持ちになればよい。自分が楽しい気持ちになれば相手も楽しくなる、というようなお話だったと解釈した。文章にするとこれだけだが俺は何回も泣いた。俺が住職に話しながら泣いたし、住職の話を聞きながら泣いた。
住職に頼んでなかのお札に「家内安全」と書いていただいた。住職によると携帯しなくても効き目はあるそうなのでおまいらも画像を保存しておけば気休めにはなるだろう。