kouzi_2007~

発火村塾 established 2007

スクールカースト

2016-04-13 11:11:13 | ウェブログ
俺はアヴリル・ラヴィーンという人気歌手が好きなんだが、彼女って、なんで人気あるのか不思議だったので考えてみた。
アヴリルは貧乳で化粧が不気味でそのうえパンツスタイルなのでちっとも色っぽくない。西洋人ってのはデカパイでたれ目メイクしてスカートがヒラヒラしてイヤーン(はーと)みたいのが人気あるのではないのか?アブリルが人気あるのは変なのでである。

彼女の初期のヒット曲に『se8er boi』というのがあるが、これはスクールカーストの歌である。歌の主人公は三人。
1.男 He スケーターボーイ(エントリー資格無し)
2.彼女 She お嬢様(ランキング上位。ただしトップでは無い)
3.私  I 歌い手(ランキング圏外)
歌い手が説明する。昔男の子と女の子がいて、男の子はパンクでバギーだった。女の子はバレエを習っているようなお嬢様だった。男の子はお嬢様の彼女に恋心を抱いていた。彼女はそれに気づいてはいたが、最下層に属するスケーターボーイと付き合うことは出来ないのである。五年後、スケーターボーイはロックスターになり、お嬢様はステージ下で彼を見上げている。私(歌い手)は早くから彼の才能に気づいていたのよ。あたし達は恋人同士なの。お嬢様、ごめんあそばせ。みたいな歌である。

西洋の学園ドラマのひな型だと、変人扱いされながらも何かに打ち込む(多くの場合音楽、美術)一本どっこ(ナード)。スポーツ万能な人気者で親に買ってもらったコルベットのオープンカーで通学するお坊ちゃま(ジョッグ)。ジョッグの何番目かのガールフレンドで、ナードが憧れるカワイコちゃん(ワナビー)とナードに思いを寄せるゴスorパンク系の不思議少女(フローター)。フローターは圏外なのでナードにもバカにされ思いは伝わらない…みたいなストーリーである。
卒業ダンスパーティが話のクライマックスに来てジョッグとトップオブお嬢様(クインビー)が投票でベストカップルになってチャンチャン、ナードとワナビーがひっそりカップルになって円満、的なハッピーエンド。
あるいは最近、ナードの仲間の北斗の拳みたいなバッドボーイ(アンチ・プロム)が乱入してパーティは台無し。ジョッグはヘイコラ屈して面目を失い視聴者はカタルシスを得る、ナードもなぜかモテモテ状態になりめでたしめでたしみたいな流れもアリ。

文章が多少脱線したが、アブリルは学校格差の下位(ボトムズ)の代弁者であるのではないか?という結論に達した。