Andyの日記

不定期更新が自慢の日記でございます。

続・ナンバ走り

2008-04-04 17:47:06 | スポーツ
以前にこのブログでも書いたナンバ走りだが、ようやくコツのようなものが
つかめてきたような気がする。まだまだよくわからない部分はあるが、
「きっと、こんな感じだったんじゃないかな」というようなレベルまでは
近づくことができた気がするので、軽くまとめてみようと思う。

まず手の動き。これは前回書いたこととそれほど変わらない。基本的に、
スキーのストックを地面に突きながら山坂道を登るのと同じような感覚、
といえばわかりやすいかもしれない。そのような歩き方をする場合、自然と
右足と右手、左足と左手が同時に前に出るはずで、この歩き方が体を前に
押し出すのに理想的でパワーロスが少ないことが感じられると思う。

次に足の動き。前回は意図的に転ぶような走り方をする、というふうに
書いたが、それも基本的には変わらない。ただ、その走り方をすると、
人間は反射的に転ばないように踏ん張ろうとするため、足の裏をばし!っと
地面に叩きつけるような走りかたになってしまう。これは足の裏にかかる
負担が大きいうえに、腿板に伝わる衝撃もかなりのものになってしまう。

そこでいろいろと考えてやってみたのだが、前足を着地させるときは、
できるだけ足を前に投げ出すようにして、かかとから着地させるようにすると、
足の裏にも腿板にも負担がかからないことがわかった。この動きをしながら、
意図的に前に転ぶような走りかたをすると、エネルギーロスの少ない
走り方ができるようだ。

そして転ぶような走り方をするためには前方向への体重移動を効果的に行う
必要があるため、上半身はけっこうな前傾姿勢を取らざるをえなくなる。
背筋を伸ばして普通の走りかたをしていると、重心がどんどん後ろに下がって
しまうので転ぶような走り方にならない。ナンバ走りの極意は転ぶ力を
前進する力に応用することだと思うから、このような姿勢で走らざるを
えないのではないのかな。

実際に走っているときの感覚を音で表現するなら、「タッタッタ」ではなく、
「ぴょこん、ぴょこん、ぴょこん」という感じに近いと思う。まず転びそうに
なることで、重心を前に強引に移動させる。この際、重心は当然腰よりも前に
あるようにする。そうすると、蹴りだした足の反対の足が自然と前に出てくる。
その足はすぐに真下に下ろさずに、ぐーっと前に出してかかとから着地する。
この時点で、ちょうど前足と後ろ足の中間のあたりに重心があるはずだ。この
状態から前進するためには、ぐっと前傾姿勢を取ることで転ぶきっかけを作り、
ストックをついて山坂道を登るように手の動きと足の動きを使って、前足を
後ろに運ぶ。この繰り返しをすることで、エネルギーロスの少ないナンバ走りが
できる。体重移動の反復作業なので、上に書いたような感覚を覚えるのだ。
またいつか、もっといい走り方が思い浮かんだときにでも追記しようと思う。