新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

ノーベル医学・生理学賞受賞、おめでとうございます

2018-10-01 22:50:24 | 医学系

こんばんは

 

今日も気がついたら20時過ぎておりました。

 

「お腹が空いた・・・」

 

と、最近よく呟きます(笑

 

さて、帰宅してニュースを見たら、ノーベル医学・生理学賞のニュースが入っておりました。素晴らしいですよね。

 

ただ、この記事を読んで・・・ふと「STAP細胞・・・」と思ってしまいました。

「ネイチャー誌、サイエンス誌の9割は嘘」 ノーベル賞の本庶佑氏は説く、常識を疑う大切さを

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181001-00010009-bfj-sctch

10/1(月) 20:40配信

 

 

ノーベル医学・生理学賞を受賞した本庶佑・京大名誉教授が10月1日夜、記者会見で受賞の喜びを語った。本庶氏は自らの研究に対する姿勢を問われると、好奇心と「簡単に信じないこと」の重要性を強調。「(科学誌の)ネイチャーやサイエンスに出ているものの9割は嘘で、10年経ったら残って1割」と語り、自分の目で確かめることの大切さを説いた。【BuzzFeed Japan / 吉川慧】

(以下略)


本庶先生、受賞おめでとうございます。

心からお慶び申し上げます

 

記事にある文章で・・・本当に9割も嘘だったら困るのですが(Natureとかに出ているのを参考に色々考えますし)、実際にはうまく論文のする書き方とかがあるのでしょうね。また、残らないのだとすれば証明することが難しいのだろうなと思います。

 

さて、僕も研究など色々やっていきたいとは思っておりますが、どちらかというと現場の医師になっております(笑

 

基礎研究も嫌いではないのですが、臨床と両立させにくい状況になってきたかなと思っています。

現場から少しでも患者さんの役に立てるように頑張りたいと思います。

 

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

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2 コメント

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オプジーボか~ (女王様)
2018-10-03 00:58:25
ニュースは台本やカンペをただ読んで伝えるだけで、ブレーキ役の分子がどうのこうの⬅何やそりゃ??
新聞を読んでやっと ああオプジーボの開発につなげた教授なのかー と納得しました。 なんでニュース番組って 噛み砕いてわかるように伝えないんでしょうねえ。

確かに すばらしい開発だしノーベル賞受賞もすごいことです。
が 山中教授の時ほどには驚きや希望みたいなワクワクがないのは何故だろう?自分だけかもしれないけれど‥。

まだ適用になるガンが少ないからか、どの程度抑えられるかわからないからか。
あまりに高額で 恩恵に預かれる患者がまだ少ないし、皆が高額医療費で利用したら国が破綻するという、いろんな意味で「どうなの?」という薬です。
ジェネリックが出るくらい広まって価格がみるみる下がり大勢の患者が使えて、今よりたくさんの部位のガンに適用されたら その時こそ真の評価になるでしょう。

新聞記事では 諦めていた末期肺がんから救われた85才女性 とか 持って2ヶ月と言われたのに今は旅行も出来て感激している93歳男性 とか 後期高齢者の補助ありきなのがわかりました。
失礼ながら80代90代に必要な治療なのかな?
本当に喉から手が出るほど欲しているのは、働き盛りで 家族を養って休むに休めない・死ぬに死ねない中年世代のお父さんお母さんたちでしょう。
未来ある子供の小児がんとか。

医療費の扶助がある患者には 医師も「負担ないから試してみたら?」とか言いやすいんでしょうね。
今までは高価なタシグナに嘆いていた私に、平気で容量の多いミルセラを注射したり、ヌーカラ毎月になったり‥。
お会計こそかからないけれど、報酬の点数を見るとびっくりします。
そして申し訳なさが。
障害者や超高齢者は社会のお荷物だ! と言われても仕方ないなー と感じます。

オプジーボが使われてるのは日本が多いのは 高額医療費制度と自己負担軽減ありきです。
生活保護世帯がオプジーボ使えたりしたら やはり何かが変。
無論、それとノーベル賞受賞は何ら関係ないですけれどね。

それから。
これだけ医療研究者は成果を出しているのだから、国も国の未来のためにポーンと研究所に費用出すべきですよね。
ろくでもない政治家の歳費なんか減らしていいし、文書費用だの交通費だの削れるものはあるはずです。
教育や研究に出し惜しみしているようでは、日本の将来は夢も希望もありません。

アンフェタ先生も研究がお好きでしたね。
今はまだ 掛け持ちしたら身が持たないですよ。
故日野原先生は 治療で救ってあげるのも、研究で新たな治療方を見つけてあげるのも同じ「医師の喜び」と語っておられました。
患者を受入れること、楽にしてあげること、新しい手段を提供すること。 結果 患者さんが笑顔になればそれが医療者の喜びであり誇りだと。
アンフェタ先生は、今は外来や入院患者さんが少しでも改善して 笑顔で帰れるようお務めなさるのが天命なのかと思います。 大袈裟ですが、神様が「今のうちにバリバリ前線で臨床しなさい」と言ってるのではないかな。 アンフェタ先生を必要としてる患者や若手臨床医師がいるよ、という。

アンフェタ先生がほんじょー教授のように 30年くらいしたらノーベル賞もあるかもしれませんね。
80になる私が生きていたら 大きな花束をお贈りしますので(笑)
受賞式のお土産の ノーベル金貨のコインチョコレート 期待しています。
返信する
誰に使うかは難しいですよね (アンフェタミン)
2018-10-03 05:36:38
>女王様さん
おはようございます。コメントありがとうございます。

オプシーボ含め、免疫チェックポイント阻害薬という概念ができたことが素晴らしい業績なのだろうと思いますが、難しいですよね。

昨日も外来患者さんから「私にはオプシーボは使えませんか?」と言われましたが、「血液疾患で有効性が確認できているのはホジキンリンパ腫くらいです」と説明しました。

しばらく、同じような話があるかもしれません。

僕もリンパ節腫脹が固形癌の転移だった時に、担当診療科に紹介したらオプシーボが始まってびっくりしました。90歳以上の高齢者だったので、その方に使うかなと。結局、効かなかったようですが。

オプシーボを使って、本当によくなる患者さんが一部いますので、トライするのは悪くないと思うのですが、患者さんの選択は少ししてほしいところではあります。

ロクでもない政治家の歳費や交通費を減らして良いだろうというのは全くの同感です。

今は臨床中心ですが、もう少し慣れてきたら研究もできたら良いなと思っています。

また、コメントいただければと存じます
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