新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

子宮頸がんワクチン報道:もう一度報道の内容も含め、再検討が必要な時期かと思います

2016-12-03 13:37:57 | 報道関係の方々への期待

こんにちは

 

先週は久々に妻子のいる自宅へ帰ることができました。ともかく2歳4か月の娘がすくすくと成長し、いろいろなことができるようになっているのを見ることができうれしく思っています。特に「ファンタジーキッズ リゾート」というところへ行きましたが、いろいろな経験をしてくれました。楽しそうでしたし、4時間があっという間に過ぎていきました。

 

ただ、休みを取ってもできるだけ遠方に行くのは控えてもらいたいという話が来たので、年末年始以外は自粛する予定です。個人的には唯一の楽しみを奪われた感じがしますが、まぁ仕事なので仕方があるまい。

 

さて、最近の記事に「子宮頸がん」ワクチンの報道による影響に関する話が書かれていました。僕の今いる職場でもこの報道の影響からか「予防接種をして、不妊になるのではないか?」というような質問まで来たり(汗

一笑×一蹴しましたが、報道の影響力は大きなものです。昔から書いておりますが、報道の皆様へ期待と同時に不安があります。大丈夫か・・・って。

 

では、記事の紹介から。

子宮頸がんワクチン副作用「問題」はなぜ起きたのか?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161203-00010001-bfj-soci&p=1

BuzzFeed Japan 12/3(土) 9:39配信

流れを変えた一本の記事

30代後半の女性が発症のピークになっているがんある。子宮頸がんだ。毎年、約1万人が新たに子宮頸がんになり、約3000人が亡くなっている。子宮頸がんはワクチンで防げるにもかかわらず、予防接種は事実上、頓挫した。「副作用」を訴える声が広がったためだ。これはワクチン接種が原因なのか?別の背景があるのではないか。専門家の研究が進んでいる。子宮頸がんワクチン接種問題を研究する、帝京大学ちば総合医療センターの医師、津田健司さんはこう警鐘を鳴らす。「このままでは、子宮頸がん患者も、予防接種を控えた人も、副作用を訴える人たちも、だれも救われません」。【石戸諭 / BuzzFeed Japan】

いま、なにが起きているのか?

論点を整理しよう。
子宮頸がんは主にウイルス感染によって引き起こされる。ならばワクチン接種によって、ウイルスへの免疫を作れば予防が可能なのではないか。研究は進み、ワクチンは完成した。日本でも2013年に小学6年から高校1年までの女子を対象にした定期接種が始まった。

しかし、いま接種は事実上、進んでいない。ワクチン接種の副作用によって、体調不良を訴える児童、生徒が続出したためだ。一部は国や製薬会社に損害賠償を求める訴訟にも発展した。

一方で、多くの専門家は、訴えられる副作用の症状(例えば激しいけいれんや計算ができなくなった)の中には、ワクチン接種によって起きたとは考えにくいものが含まれているとする。

そして、国外からはWHO(世界保健機構)を中心に、予防接種が進まないことで、がん予防の機会そのものが失われていることを問題視する声があがる。

2013年3月、メディアの論調が変わった

「副作用」問題はどうして、ここまで広がってしまったのか。今年、有力な仮説が浮かび上がった。大手メディアの報道だ。

津田さんは今年、子宮頸がんに関する新聞報道を検証する論文をアメリカの感染症学会の専門誌に投稿し、掲載された。

「大手紙の記事を検証すると、当初はワクチンの予防効果をポジティブに報道していたのですが、ある時期を境に、ネガティブなトーンが強まり、ポジティブな記事は激減した。バランスが著しく悪くなったのです」

ある時期とは、いつなのだろうか。

まず、津田さんの論文の要旨をおさえておこう。2011年1月から2015年12月まで、大手全国紙5紙(読売、朝日、毎日、日経、産経)が子宮頸がんワクチンに関して報道した記事をすべて抽出する。それを2人の医師が別々にすべて読み、それぞれ「ポジティブ」「中立」「ネガティブ」で評価する。

それとは別に、子宮頸がんワクチン報道のなかで、効果に関するキーワードが含まれている記事(有効性)、副作用やリスクに関するキーワードが含まれている記事(有害事象)、WHOなど専門家機構からの提言が含まれている記事に分類した。

2つの調査の傾向はきれいに一致する。2013年3月を境に、医師がポジティブと評価する報道は激減し、ネガティブもしくは中立と評価した記事だらけになる。予防の効果についての報道も減り、副作用などのリスクを取り上げる記事が圧倒的多数を占めるようになる。

2013年3月に何があったのか。津田さんは朝日新聞の1本の記事をあげる。東京都内
の女子中学生について報じた記事だ。

「(ワクチン接種後)接種した左腕がしびれ、腫れて痛む症状が出た。症状は脚や背中にも広がり入院。今年1月には通学できる状態になったが、割り算ができないなど症状が残っているという」

この記事を契機に、副作用を問題視する記事が次々と報道された。そのなかには、接種した後、発作のようなけいれんを引き起こすこと、あるいは歩くことすら困難な姿を強調するものもあった。副作用を訴える声は、全国各地に広がっていくことになる。

それは副作用なのか?

津田さんはこう話す。

「予防接種後に腫れて、痛みやしびれが起きるということは珍しくありません。そして、それが脚などに広がる可能性もありえなくはない、と思います。しかし、計算ができなくなるという症状はワクチン接種後の副作用としては一般的には考えにくい

副作用で考えにくいのは、けいれんも同じだという。

「思春期は心身ともに大きな変化がおきます。親子関係、友人関係、進路の問題など、知らず知らずにストレスが溜まっていることも多くあります。心がバランスを取るために、てんかんの発作のような症状を起こして、病院に搬送されてくるということも珍しくはありません。しかしこの場合、てんかんとは違い脳にはなんの異常もありません」

「ワクチン接種に伴う痛みなどをきっかけにこのような発作が引き起こされる可能性は十分にあります。しかし、それは注射の中身がワクチンでなくても起きる可能性がある。つまり、ワクチンの成分そのものとは関係がないのです」

メディアの報道がネガティブに傾いたことで、ノセボ効果の引き金になったのではないか、と津田さんは指摘する。ノセボとはこういうものだ。

人間は、例えば飴玉を風邪薬だと思い込んで飲むと、身体にポジティブな効果がでることがある。これをプラセボ効果という。薬だと認められるためには、プラセボ以上の効果を証明しないといけない。

ノセボはこの逆の現象だ。ある薬なり、注射を悪いものだと思いながら飲んだり、接種したりすると、本当にネガティブな効果、副作用がでてしまう。

「副作用を強調するネガティブな報道が強まったことで、ノセボ効果があったのは否定できないでしょう。これはメディアに副作用を報道するな、という意味ではありません

「2013年時点で、私も副作用の可能性があるのではないかと心配しました。取り上げること自体は適切だったと思いますし、被害にあった当事者の声を取り上げることはメディアの果たす大事な役割の一つです」

しかし、問題はそのあとだ。

報道のバランスが悪くなる

ワクチン接種の有効性を証明するエビデンス(証拠)は積みあがっており、WHOからも接種を再開すべきだと提言がでています。これはまったくといっていいくらい報道されていない

「報道のバランスが著しく悪くなっていったのです。科学的事実よりも、感情を揺さぶるエピソードが重視されている。今回のアメリカ大統領選で見られたのと同じ現象です」

その結果、起きたのはワクチン接種率の著しい低下である。北海道大学が、調査結果をすでに論文として発表しており、津田さんの論考でも取り上げられている。それによると、札幌市内の子宮頸がんワクチン接種率が約70%から0.6%まで低下してしまった

「そもそも、どんなワクチン接種であっても日本では最終的にうけない、という選択肢が残っています。しかし、ワクチン接種率が著しく低下するということは、本来防げたはずの子宮頸がん患者が増えることを意味します。これが本当に望ましい社会なのかという点が問われているのです」

いまも続く論争の構図 波紋が広がるマウス実験を厚労省が批判

いまもなお、ワクチン接種の副作用が報道され、因果関係の有無を中心に論争が続いている。しかしその構図は、大多数の専門家が一致した見解をとるなか、一部の研究者が「因果関係がある」と主張している、というものだ。

大多数の専門家はエビデンスをもとに「接種した本人にも、社会全体にも利益があり、それはリスクを上回る」と主張する。

これに対し、一部の研究者は「被害者に寄り添い」因果関係があると主張する。その根拠につながる、として注目された研究がある。

ワクチン接種が副作用を起こす仕組みの解明につながる、として信州大の池田修一教授を中心にした厚労省研究班が発表したマウス実験だ。研究班は、子宮頸がんのワクチンを接種したマウスにだけ脳に異常があった、という結果を公表した。

しかし、ほどなくして、この結果に研究不正があるという月刊誌からの指摘をうけて、信州大は調査を始める。調査の結果、研究不正は認定しなかったものの、発表した内容について「マウス実験の結果が科学的に証明されたような情報として社会に広まってしまったことは否定できない」と批判的な内容が盛り込まれた。

厚労省は「池田氏の不適切な発表により、国民に対して誤解を招く事態となったことについての池田氏の社会的責任は大きく、大変遺憾に思っております」とコメントを公表した。

池田氏は各メディアに対して「捏造も不正もなかったことを実証していただき、安堵した」とコメントをしているが、「反省や謝罪の言葉はなかった」(読売新聞)という。

津田さんの見解。「そもそも実験に使ったマウスは1匹だけであり、それも脳への影響を調べる研究でもなかった。わかりやすく例えます。サイコロが2つあり、1回目にゾロ目がでたとします。この事実をもって、これはいつでもゾロ目がでるサイコロです、と断定したように言うのは適切でしょうか?」

「エビデンスにも重みがあります。子宮頸がんワクチンについて、人に接種して得られたデータと、マウス1匹のデータでは重みが全然違うのです」

(以下 略)

-----------------------------------------

個人的にもワクチン接種(特に不活化ワクチン)で脳への影響は考えられないと思います。だって、免疫細胞が最も入りにくい場所ですので…(汗

 

わざわざ「血液脳関門」を超えて入り込む理由が考えにくい。不妊も一般的には考えにくいのですが、血液精巣関門はありますが血液卵巣関門がないため、100%ないとは言えませんでした。ただ、共通抗原がなければ攻撃しませんし…日本人でだけおきるようなことは理屈上は考えにくい。

 

ちなみにマウスの実験の話はすごいひどい話で、1匹だけというのもすごい話ですが、普通は「狙っていない実験でたまたまそういう結果を認めた」というのであれば、あらためてそれのための実験系をくむ必要があります

 

臨床研究でも「主な狙い」があって、「副次的な狙い」などがありますが、たまたま思ってもいないものが関係性がありそうだというデータが見えてきたとします。その場合は、きちんと証明するためには実験をくみなおすのが常識になります。

 

ですので、二重の意味で何をやっているのかという話になります。

 

いずれにせよ、これまでに出てきた話を整理して再度「子宮頸がんワクチン」に関してはデータを出しなおす必要性はあるのだと思います。そうでなければ国民が受けないために、日本だけが子宮頸がん発生国になってしまうかもしれません。

 

それは娘を持つ親のみとしては避けたいものです…(汗

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

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12 コメント

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骨髄異形成症候群について (りゅそこ)
2016-12-10 07:36:40
はじめまして。
突然のコメント、しかも記事とは関係のないコメント、どうぞ、お許し下さい。

先日7、父(70歳)が貧血を訴え、病院で骨髄異形成症候群と診断されました。
そこで、ネットで調べていくうちにこのブログにたどり着き、先生のわかりやすい説明と文面に表れるお人柄に感銘を受け、コメントいたします。
返信する
骨髄異形成症候群について (りゅそこ)
2016-12-10 07:54:08
続きです。
骨髄液の検査結果が出たのが12/7で13日に入院。13日くらいには染色体検査結果が出るようです。私がこの数日調べた限りでは、この染色体の結果から種類が分かり、低リスク、高リスクがわかるのだと思うのですが、病院で15日にビダーザを投与する予定となっています。父の検査結果など詳しいものを見たわけでも(見てもよくわかりません)ないですが、父は低リスクではないということでしょうか。それとも最近は低リスクでも、早くからビダーザを投与するのでしょうか。娘としては低リスクか高リスクかが気になるのです。父が病院での説明をすべて受けているため、これ以上は聞きづらく、気をもんでます。
ちなみに、父は趣味がテニス、ゴルフと大変元気で、この病気になるまで血液検査の値も大変良好でした。ただ、不整脈が少し有り、ワーファリンを服用しています。また、治す意欲はとても高く、前向きな言葉しか耳に入っていないように思います。
そこで、相談するところをと思い、コメントいたしました。
お忙しいところ、大変恐縮ですが、ビダーザの最近の情報(調べても2012あたりしかありません)を教えてください。低リスクでも比較的健康体の場合、早くからビダーザを投与するものなのでしょうか。
返信する
状況によりますが高リスクの可能性が高いと思います (アンフェタミン)
2016-12-10 20:03:34
>りゅそこさん
こんばんは、はじめまして。コメントありがとうございます。

70歳のお父様が貧血で受信されて、骨髄異形成症候群の診断で来週入院なさるという状況ということでよろしいでしょうか。

まず、骨髄異形成症候群は「血液の不良品」を作るようになってしまったために貧血などが進むという症状と、白血病の前段階という症状があります。

染色体検査が出る前にわかっているのは「白血球(好中球:抵抗力のレベル)」「赤血球(貧血のレベル)」「血小板(止血能力)」という「血液の産生」に関するもの。もう一つが芽球の数(白血病細胞の割合:20%を超えると白血病)です。

この2つで既に一定レベルの骨髄異形成症候群である可能性(染色体検査の結果にかかわらずアザシチジンの治療が必要)があります。

アザシチジン(ビダーザ)は基本的には高リスクMDSの治療薬です。現在のガイドラインでも変わっておりません(https://www.tri-kobe.org/nccn/guideline/hematologic/japanese/mds.pdf)。
ただし、低リスクに効かないというわけではなく、メリットとデメリットでデメリットが大きくなる可能性が比較的高いという判断をします。

低リスクであっても貧血などが強く(貧血だけであれば、おそらくエリスロポエチン製剤などになります。また、その場合は5q-症候群の可能性があるので最初からアザシチジンとは言わないと思います)、アザシチジンなどの治療を行う場合もあります。

ですので、どちらかというと高リスク群である可能性があるかもしれません。

もし、本当に完治を考えるのであれば70歳でも移植をする施設が増えてきましたので、そういう施設(関東圏内ならば虎の門病院や東京健康長寿医療センターなど)を紹介していただくのも方法かもしれません。

いずれにせよ、まずは主治医の先生からよくお話を聞いていただき、長期的な視点で治療方針を決める必要があると思います。

また、コメントいただければと存じます
返信する
70歳でも骨髄移植! (りゅそこ)
2016-12-10 23:32:00
さっそくのコメント、ありがとうございます!私は山口県に住んでおり、国立の医大にかかっています。しかし、65歳以上は移植はないと断言されました。山口に近いところでも移植を考えて下さる病院があるのでしょうか?この話をするときっと東京でも行くと思います。染色体検査の結果をもって、まず、主治医に移植を聞いてみて、その上で紹介状を書いていただいたらいいのでしょうか?今の父に軽はずみにあれこれと選択肢を与えるのもストレスかと考えます。できれば、ある程度はっきり道すじがわかって教えてあげたいです。しかし、時間は余りなく。
すみません。藁をも掴む思いでまた、コメントしています。ちなみにこの前の血液検査で芽球が5.3%でした。
返信する
ワクチンの謎 (女王様)
2016-12-11 04:14:32
これ とても疑問に思っていました。
あまりに痛いからトラウマで、と言われていて 原因が不明だのなんだのになり、実際まるで障害者のようになってしまった女の子を取材すると「うわー、こりゃキツいなー」と確かに感じる。

日本だけこんなに副作用が出ているそうですね。
相当痛い注射って んなこと言ったら トリガー注射や神経ブロックなんかどうすんねん!? とか思うし。 これの方がよっぽど副作用リスクありそうですよ。

注射ではないけど 骨髄採取なんて うぁぁぁ~って呻いてしまう。←うまい医師とヘッポコ医師で若干差があり、下手くそ医師の時は ティップなんちゃらで液が固まって途中で吸いとれなくなった、という悲惨な事態に。
結局骨髄液が検査に少し足らず、20個中のPh染色体の数を調べる予定が 14個しかなく、14個中にはとりあえずゼロでした、という痛い思いをした割には頼りない結末。
ひどい腰痛持ちには、あのうつ伏せ体勢もキツいんですよねぇ。

ずいぶん前に 髄液髄圧の検査で穿針をしましたが これまたナース3人がかりで押さえ込まれる程の、いい大人が涙目になる激痛でした。

話がズレました(汗)
単に痛さがメンタルに影響したなら こういう痛い経験をした患者は 皆 障害が残ることになりますよね。
私は大の大人だけれど、小児の血液疾患の子供たちには もっとつらく苦しく痛い思いをしているわけですし。 腰椎穿針は、あまり小児にはないでしょうけど‥。
見なきゃいいのに 準備された器具をチラ見してしまい その見るからに太い針にビビったのを思い出しました。

本当に苦痛体験であんなことになるのか。そうではなく副作用的な何かがあるのか。 なんとも理解に苦しみますね。
日本人にしかこんな反応が多数出ていないとも聞きました。
これはまあ、イレッサの死亡の数とかでも 日本人に多いってありましたし、タミフルで異常行動を起こしたトラブルが連続したときも 果たして副作用なのかインフルの症状なのか が なんとなくうやむやに終わったりしましたし‥。

予防薬は、多少なりリスクがあるのでは?と思います。 素人ですけど。
インフルの予防注射も ごく少量とはいえ ウィルスを注入するわけなので、町医者では「血液の主治医や呼吸器科や腎内科の主治医にまず聞いて確認してほしい」と言われましたし‥。
子宮頸がんワクチンも まずリスクとベネフィットを明確にする必要があったと思います。
何故 それがなくてCMを使ってまで国が(厚労省が)推奨したのか?
ここに深い何かがありそうですね。

そもそも 初経をみるかみないかの12歳くらいの少女に 必要な予防注射でしょうか。
もし 子宮頸がんが主に性交による感染であるならば、親はまず不特定多数との性交渉をさせないことを教えるべきかと。 学校でも、ですね。
もし彼氏が出来て結ばれるなら、必ずコンドームを使う。 避妊は当然だけど、子宮頸がんを含めた性感染症を防ぐ手立てでもありますよね。
自分の体は自分で守る。
ワクチン打ったから 誰と何をしても安心♪ て考えたら それも大間違いだとキチンと教えなくてはいけないと 私は感じます。

無論、想定外の性暴力被害とかもあるわけですが‥。
許せないですよね。KO大の事件といい 千葉大といい。←あろうことか医学部生&研修医って。
命を守り、助け、救う立場のはずが。一番、命や肉体を尊ぶべき人が。
彼らにどんな処分が下るかわからないけれど、何年かたってヌケヌケとどこかの私大医学部に入学して医師になったら‥。 もはや世も末です。

子宮頸がんワクチンが 本当に少女達に必要なのか、何故急に国が推奨し ピタッと止めたのか。
いろいろ考える部分はある気がします。
アンフェタ先生の大事な大事なお嬢さんに 10数年先とは言え 自信もって積極的に受けさせることができますか?
そのくらい時間がたてば、また何か違ってくるかも知れないですけど、ね。

実際 後遺症で苦しく辛い思いをしている少女達が、あらぬ偏見を持たれないよう、なるべく救われるよう願っています。
そして子宮頸がんに罹患した方達が、まるで淫らな性交をしたかのような、間違った見方をされないように…。

アンフェタ先生には
X'masもお正月もなさそうですね。
大学病院みたいな巨大病院じゃないと 当たり前なんでしょうけれど。
なら 逆に奥方とお嬢さまを北海道に招いちゃうのはどうでしょう?
極寒なようですが まさにホワイトクリスマスで 記憶に残ると思いますよ。
…なんか ユーミンの歌声が浮かんでしまいました(笑)。
奥方様にもサンタさんは何か準備しなくちゃですね。

私は今、サクサク歩けて立ち上がれる足腰が欲しい~。 どこかに売ってたら速攻で購入します。
なるべく早くMRIが出来たらいいのですが、撮ってそれからどうするんだろう?

ヤグレーザーだかピコレーザーの治験に受かれてる場合ではないようで、不安です。
CMLもそうですが、調べなきゃならない→調べて知ってどうなるのか→受け入れる力と 知らぬが仏 みたいな部分。
もう、ポンコツ過ぎて我ながら呆れてきました。
諸々 病を抱えていて、一番重たいはずのCMLが 一番何も自覚症状がないのが皮肉だなぁ と 近づく次の血液科予約を待っているところです。
22日。クリスマスイブイブイブ(笑)。
サンタさんが少しでもいい結果を持ってきてくれますように…。
返信する
標準治療とは言えません (アンフェタミン)
2016-12-11 20:00:08
>りゅそこさん
こんばんは、コメントありがとうございます。

血液検査で芽球が5%を超えているということは、RAEB-2(新しい基準ではEB-2)になってしまいます。そのためアザシチジンを検討しているものと思われます。

完治という話でしたので、移植の話も書きました。しかし、現状ではあくまで標準的には65歳までです
(僕も65歳までしか同種移植の経験はありません。2010年ころに僕が70歳に手を出そうとした頃は、県内の移植患者の検討会では全施設が「やめるべき」という話が出るくらいです。すなわち標準的ではないです)

しかし、いろいろと合併症などに対する対応能力が上がってきているので、一部の施設では70歳以上も対応しています。

基本的にお元気ということですが、不整脈でワーファリンを飲んでいるということで「合併症」があることになります。実際に北九州や山口県で高齢者の移植をしているかはあまり存じておりません。主治医の先生にお聞きするのがよいかと存じます。

また、コメントいただければと存じます
返信する
不活化ワクチンなんです (アンフェタミン)
2016-12-11 20:12:53
>女王様さん
こんばんは、コメントありがとうございます。

確かに骨髄穿刺などは患者さんは医師によって違うと言いますね。僕は最初に怖がらせるためか、おおむね「思ったより痛くなかった」と言っていただけますw

さて、本題のワクチンに関してですが、インフルエンザも子宮頸がんワクチンも「不活化ワクチン」と言われ、ウイルスは入っておりません。生きていないので起こるとすれば「他のワクチン同様」のアレルギー反応になります。

僕もこの件は・・・「はぁ?」と思っている医師の一人になりますが、理屈上はおかしいのです。

イレッサに関してはアジア人に多い遺伝子変異(SNPといいます)が原因と言われています。もちろん、何かしらの変異が影響する可能性もあるのですが、ワクチンは薬ではなく「異物」です。それの形を免疫系に認識させて、覚えさせるだけのものです。他の何かに作用しないはずのものです。

そのため反応が強すぎて「熱が出た~」「うったところが腫れた」「痛みが出る」というのはわかるのですが、他の副作用がよくわからない。
免疫系・・・たとえば骨髄移植をするときに、脳内に病変があったらほとんど意味がないと言われます。それは免疫系がなかなか入り込めない場所だからと言われています(脳は脳のための免疫系もありますし、髄膜炎などでは白血球は入っていくのですが)。

後遺症というものがなんなのか。多くの女性のために確認する必要はあると思います。
日本がCMまでして推奨したのは、諸外国で推奨され、効果を上げているからです。ドラッグラグでようやく入ってきたから、できるだけ早く国民に投与して「子宮頸がんにかかる患者さんを減らす=医療費を減らす」という考えがあったと思います。悪い考えはなかったと思いますよ。

クリスマスのころには職場が休暇体制になるので、僕も休みが取れる予定です。まぁ、休みが明けたら忙しくなりますが。

また、コメントいただければと存じます

P.S
生ワクチンはポリオが有名ですが、これは感染しポリオを発症する可能性がありました。そのため現在は不活化ワクチンが導入されています。
返信する
骨髄異形成の状態 (りゅそこ)
2016-12-13 22:21:26
こんばんは。また、お便りします。今日、父の主治医とお話をしました。父の場合、染色体が5とか6とかおかしいようで、ミニ移植をしても、リスクの方が大きいだろうということでした。そのためビダーザで悪化を遅らすくらいしか手のうちようがないと言われました。遅らせて、平均寿命が1年程度かと。本人にもそのようにはっきりと宣告されました。父は、4クール終わるまでは、ずっと入院かなと前向きに治療をする気持ちになっているようです。父の病気をまだ、実感できない本人・家族です。(笑)ただ、ビダーザと上手に付き合って、どんな思い出が残せるかいろいろ考えていこうと思います。父には春に花見に行こうね。と話しました。
 先生にはお忙しい中、いろいろと教えていただきありがとうございました。また、ビダーザの投与で気になることなどあれば、コメントさせてください。どうぞ、よろしくお願い致します。
返信する
すみません、数値がまちがってました (りゅそこ)
2016-12-14 06:33:02
たびたびすみません。りゅそこです。父の染色体検査の結果がまちがっていました!父は20のうち19が異常とのことでした。
また、コメントします。
返信する
まずは標準的な治療をするということですね (アンフェタミン)
2016-12-15 21:06:15
>りゅそこさん
こんばんは、コメントありがとうございます。

2つ目のコメントからですが、20細胞検査したうちの19細胞が異常だったということだと思います。

中身に関しては5番染色体の異常ということか、複雑核型なのかで話が変わってくると思います。

アザシチジン(ビダーザ)の投与ですごくよくなる方もいますので、まずは治療を始めてみて、有効であればよいかなと思います。
何かあればまた、コメントしてください。

また、コメントいただければと存じます
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