新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

血液内科は続けます:産業医にスイッチしたわけではありません

2016-11-20 14:08:04 | Weblog

こんにちは

 

先週は健康診断のフィルムの読影や片道5時間かけて道東の一施設で医療教育などをして過ごしておりました。

今週も別の地域の健診フィルムの読影などを行います。まぁ、他にもいくつも仕事はありますし、毎日のように会議はあるのですが。

 

さて、そんなこんなで「血液内科医」らしい仕事はしておらず、コメント欄にも「産業医になられた」というワードがありましたので、一言だけw

 

僕は「血液内科医」です。今は仕事の都合で血液内科から離れておりますが、極力早く血液内科医として復帰したいと思っております(笑

 

今は少し休養しておりますが、この機会に血液内科以外の分野の総復習・知識の再確認を行い、血液内科に復帰する際にはさらに血液内科領域のいろいろな知識を再度集めたいと思っています。

 

第一、今のままではせっかく取得した様々な資格の維持すらできませんので(笑

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

http://blog.with2.net/link.php?602868

人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします

なかのひと

blogram投票ボタン

それでは、また

コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 抗PD-1抗体(オプジーボ)の... | トップ | 北海道の喫煙率はなぜ高い?... »
最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございました。 (sunny)
2016-11-20 17:28:59
アンフェタミン先生こんにちは。
父は今週頭、60余年の生涯を閉じ、永眠しました。最後にご相談させていただいたのは胸膜癒着術の件だったかと思いますが、結局癒着術は行わずステロイドと利尿剤で胸水をコントロールしながら自宅療養しました。自分で介護ベッドの手配も行い、角度を変えられるからよく眠れると喜んでいました(胸の圧迫で座位でしか寝られない状態でした)が、そこから二週間もしないうちに痛みが限界になり再入院し、モルヒネ点滴と亡くなる前日からはミダゾラムも追加され痛み緩和と鎮静を行っていただきましたが、再入院して一週間も経たずに旅立っていきました。最期は本当にあっという間でした。

亡くなる当日の朝、血圧が下がってるから来てと連絡があり急いで向かったのですが臨終に間に合わず…(車で2時間かかるので)。前夜に高熱と脈も早くなって限界だったんだろうと思います。父の希望通り、最期は苦しまずに逝くことができて本望だったかと思います。

先生には治療のこと等で見ず知らずの私に色々ご教示くださいまして、本当にありがとうございました。白血病、骨髄腫は知っていましたが父が発症するまで悪性リンパ腫という病名、恥ずかしながら血液内科という診療科の存在も知りませんでした。

私は、医療従事者ではありませんがドクターと接する仕事をしております。先生のような素晴らしい先生方が増えてくれると良いなと思っております。
たくさんの方がご覧になられているこのブログにコメントするのはとても勇気がいりましたが、ご相談させていただけて本当に良かったです。

末筆ながら先生の益々のご活躍を祈念し、お身体もご自愛ください。
また、ブログにおじゃまさせていたただきます。長文失礼しました。
返信する
大変失礼しました; (女王様)
2016-11-22 01:56:13
そりゃそうですよね。 そういう短期派遣みたいな仕事もあるんですね。

アンフェタセンセはやはり研究がお好きなんでしょうか。
通っている市中病院の若い医師たちが 雑談しながら
「やっぱ、田舎の病院より大学戻りたいよなー」「common・diseaseだけじゃねー」とかボヤいていて 片方は私の主治医で(笑)案の定翌春退職して、大学に戻り社会人院生?になりました。

雑談してた中の女医さんは 私はここのがお給料いいし~ 休みキチンとあるから~ と言ってましたが。 いろいろ適材適所があるものですね。
いたかったけど どうやら小児科縮小で転勤させられてしまったようで。

中核病院といえど経営は厳しいのか、産科中止・小児科縮小・整形の新患取り止め と本当に老人医療施設みたいになりつつあります。
血液内科なんて 未来永劫開設されないでしょう。

アンフェタセンセは何故 血液内科を標榜なさったんですか?
ブログタイトルに 夢果たすまで と付いていて「どんな夢なんだろう」と時々気になります(笑)。

…夢。
年と共に だんだん夢とか希望がなくなります。 なくなるというか 夢って何だろう?と考えなきゃわからなくなる。
健康で100まで生きてやろう!と思ったこともありましたが、まさかこんな病気になるなんて…。
副作用のない特効薬に出逢えて、薬を使わなくていいくらいテキメンに良くなって通院もなくなるのが 目下の夢でしょうか。

そのためにも アンフェタセンセ達に頑張って頂かないと。

ただ この国は長生きしても暮らしやすくないですね。
高齢者や幼児や障害者‥弱者に優しくない。
立て続けに高齢ドライバーの深刻な交通事故が起き、批難するばかりで ならどうするかを真剣に考えないのが日本の悪いところですね。
赤ちゃんを安心して生んで育てる環境が整わないのに 少子化大臣とやらが居座る。

弱い立場が皆 不自由なく生きていけたら、それこそ非現実的な夢の楽園になってしまうかも知れませんが。
病気になると 小さな希望こそが1つの夢になります。
無事に明日が来るように、と。

本格的な寒気が来るようです。風邪など召さぬよう 暖かくしてお過ごしください。
返信する
ご冥福をお祈りいたします (アンフェタミン)
2016-11-25 22:39:59
>sunnyさん
こんばんは、コメントありがとうございます。

お父様のご冥福をお祈りいたします。いろいろとコメントをいただきありがとうございました。

このblogがすこしでもsunnyさんのお役にたてたのであれば、うれしく存じます。

今後ともよろしくお願いいたします。

また、コメントいただければと存じます
返信する
いろいろな夢があります (アンフェタミン)
2016-11-25 22:45:28
>女王様さん
こんばんは、コメントありがとうございます。

研究も好きですが、臨床も好きです。ただ、血液内科という分野がある程度の大きな病院にいないとなかなかできないということもあり、大きな病院に行くことを考えております。

血液内科になりたいと思ったのは、学生時代に「腫瘍」を専門に扱う医師になりたかったからです。
ただ、僕は手術よりは抗癌剤治療を行いたかったこと、将来的には免疫療法が重要になると思ったこと、診断から治療まですべてにかかわることができること・・・
そんなことから血液内科を選びました。

最近は氷点下10度という真冬のような寒さを経験しましたが、何とか無事に過ごしております。

また、コメントいただければと存じます
返信する
聞かせていただいてありがとうございます (女王様)
2016-11-26 03:54:13
では
夢 まだ半ば ですね。

アンフェタセンセの夢が果たせることは、我々血液ガンの患者の 夢であり希望です。

NHKの ガンを考える のシリーズを真剣に見ていました。
一番最近の プレシジョン・メディスンが アンフェタセンセの目指す場所の1つかな?と。
もはや医学の枠を超越した、科学技術というか 統計学にも見えましたけど、治療はどんどんオーダーメイドになるものなんだなーと感心しました。

あれが保険医療になるのは はてどのくらい先だろう。
それまで生きていれたらいいのだけれど。

そうそう。 長年の夢が1つ叶いそうです。
子供のころからずっと悩んでいた 顔の母斑。
これをピコレーザーで消す治験を申し込み、受理されました!

治験なのでたった一万円で。
どれだけ消えるかはやってみないけれど、勇気を出して挑戦です。
それが原因でイジメられたこともあったし、 見られないように厚い化粧や髪で隠してきた。
キレイに消えたら もうそんな苦悩もなくなります。

夢を叶える・果たすには 努力も必要だけれど 踏み出す勇気やチャンスを掴む力も要るんですね。 治験募集をたまたま見つけた幸運。

CMLの完全寛解に比べたら、ちっぽけでくだらない夢ですが…。
スッピンで髪を上げて歩けたら、それまでのうつむいていたン十年を取り返せそうな気がします。
いい年をして、ワクワクします。

もっとも、今はアンフェタセンセと同じ椎間板ヘルニアが出て、苦痛なのが先なのですが(泣)
想定外の雪と冷え込みのせいか、坐骨神経痛が来てしまいました。

そんな程度で仕事も休めないし 犬の散歩もサボれない。
咳をしても痛い。シャキッと立ってもいられない。
情けないです。
返信する
最終理想は万能薬ですが・・・ (アンフェタミン)
2016-12-03 12:56:58
>女王様さん
こんにちは、コメントありがとうございます。

プレシジョン・メディスン・・・すなわちオーダーメイド治療ですが、これは現在の医療の方向性だと思います。
もし、理想を掲げるならば「万能薬」を作ることですが、そんなものができたら外科医が腕を振るう場所がなくなり、将来的に困るようなことがあるかもしれません。

何かができれば、それによってできるひずみが新たな問題を生み出すのだろうなと思っております。

母斑の治験、参加できてよかったですね。治療がうまくいくことを祈念しております。

ヘルニアもおもちなんですね。もう落ち着いているころかもしれませんが、お大事になさってください。

また、コメントいただければと存じます
返信する
CMLに関するご相談 (Hiroco)
2016-12-20 04:03:02
アンフェタ先生、初めまして。
弟が今年の春にCMLと診断されました。先日こちらのブログをみつけ、CMLに関する情報を読ませていただきました。詳しく丁寧に書いて下さっていて、全く無知だった私にとって、とても参考になりました。今後も血液内科の先生を続けられるとのことで、とても嬉しく思っています。

実は弟のことで気になる点があり、相談にのっていただければと思い、投稿させていただきました。初めての投稿にも関わらず厚かましいお願いで申し訳ありません。本来、主治医に聞くべきだと思うのですが、次回の予約がだいぶ先で、また、個人的な連絡先などは教えていただいていないため、聞くのが難しい状況です。

弟は7月からスプリセルで治療を開始し、順調な経過で10月のbcr-abl高感度is検査結果ではMMRを達成していました。ただ、今月の通院時の血液検査で白血球が12000に上がっていたのです。治療を始めて以来、白血球が基準値を越えたのは初めてです(比較的早期発見だったため、発覚当時も13000程度でした)。弟は、主治医からこの数値について何も指摘はされず、次回までのスプリセルを処方されて診察は終了だったそうです。
診察当日は、風邪やアレルギー症状が出ていた訳でもないので、なぜ白血球が上昇したのか、私はとても気になっています。10月から今月までの間に、薬に耐性を持ってしまったのでは、、、などと考えてしまっています。(ちなみに弟は楽観的なので全く気にしていません)

こんな少ない情報で相談されてもご迷惑かもしれませんが、よかったら先生のご意見をお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。
返信する
まずは問題ないと思いますが (アンフェタミン)
2016-12-25 08:40:18
>Hirocoさん
おはようございます。コメントありがとうございます。

CMLで弟さんが治療をされていて、3ヶ月でMMRに到達したということでよろしいでしょうか。

ご質問の白血球上昇に関してですが、病気の再燃の可能性はかなり低いと思います。理由は以下の2点です。

1、3ヶ月でMMRを達成したということは「治療反応性がすごく良い」ことを示している(こういった方は多くの場合CMRと呼ばれる状況まで到達します)
2、MMR到達した時点で再燃の可能性はかなり低い(昔はMMRを達成したら、治療を継続している限り再燃しないようなことを言っている方もいらっしゃったと思います。実際はそうではないのですが)

血液内科医であれば「ほとんど問題はない」と判断する経過です。

では、絶対にと言わない理由を1点だけ。これはかなり稀ですが、ごく稀にあります。
Sudden blast crisisと言われるものがあります。MMRを達成していた方が、突然急性白血病のタイプになることを言います。稀な現象ですが、当院でも2例ほど10年ほどの間に経験があります。

しかし、こういう反応であれば他の数値がおかしなデータになりますので、まずは問題ないと思います。

簡単ではありますが、お役に立てれば幸いです。

また、コメントいただければと存じます
返信する
ありがとうございました (Hiroco)
2017-02-14 09:43:46
年末に、ご丁寧な回答をいただいておりながら、すっかり御礼が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
先日、弟が約2ヶ月ぶりの通院だったのですが、白血球は正常値に戻り、分子遺伝学的検査の数値もまた低くなっていました。
先生から年末に回答をいただいていたので、あまり心配し過ぎることもなく、先日の通院までの日々を過ごすことができました。本当にありがとうございました。
今後はMMRを目指し、最終的には断薬できればと思っています。
また今後もブログを拝見しに参ります。
お仕事でお忙しいうえに、ご家庭での問題が、、、ということで大変な時とは思いますが、お体にはお気をつけてお過ごしください。
返信する
お役に立てれば幸いです (アンフェタミン)
2017-02-19 12:46:43
>Hirocoさん
こんにちは、コメントありがとうございます。

弟さんの経過が良好であったということで、本当に良かったと思います。それまでの間、少しでも心配を取り除くことができたのであれば嬉しく思います。

将来的には断薬することは「一般臨床」でもできるようになると思いますので、まずは良い状態を維持するように頑張ってください。

また、コメントいただければと存じます。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事