こんばんは
先程、帰ってきました。
今日は一日忙しかったのですが、夜には少し落ち着いてきておりました。明日で研修医2年目の医師が研修を終了するのです。いろいろ手伝ってくれた一年目の研修医にお礼をしたいということで飲んでいました。
僕も途中から少し参加しました。
今日の日中で忙しくなったのは2名の患者さんの件で電話があったことでした。
どちらも悪性リンパ腫の患者さんです。お二人とも…当科というよりは別の診療部に属する血液内科の先生が最初診ていた方です。僕が二人とも途中で「患者さんの不利益になる」と思って検査・治療介入しています。
外科の先生から話を受けて、いろいろ早めに診断をつけ、早めに治療をしようと思っていろいろ全力を尽くし…最大限早くできたと思うのですが
「今、当科のベッドは満床のためすぐに入院はできません(PC画面で満床であることを見せる)。できるだけ早く入院できるようにします。最短で金曜日(退院予定が出ている)なので、金曜日に入院予約を取りますが確定したら連絡が行きますので、お待ちください」
と言ったら、金曜日の朝にこちらから確定した日時を連絡する直前に電話。
「金曜日に入院できないのは不当である」
と言われ、、もう一度説明をすると
「先生は私が早く治療を受けたほうがいいと考えて、いろいろ調整してくださったのではないのですか?」
と・・・。できるだけ早いほうがよいと考えてベストを尽くしている旨を伝えると
「先生にとっては多くの患者さんの一人なんでしょうけど・・・」
と言われ、「カチン」ときて
「あなたは自分だけが特別なんですか?他にも多くの方が治療を受けようとして待っている状態です。(それに関しては)どう思っているのですか?」 と、言いました。
今日もまた電話があったそうですが、流石にいろいろやっているので直接は話はしませんでしたけど…如何に自分が大事でも…そして、たとえ自分のことしか見えなくなっているのだとしても…その「自分が最優先」というのを僕に求めるのは無理ですね。
同じことがもう一人別の患者さんでも起こりました。こちらは患者さんが若い方で、本人は理解しているけど親が「我が子のために」と動いている感じでした。けど、僕は一人の患者さんに「えこひいき」するつもりはないので「平等」をモットーに話をしました。
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逆に平等をモットーにいろいろ考えている患者さんもいます。
そういう患者さんを考えると、ごく一部ではあっても疲れました。
そういう患者さん相手に1時間以上使うんですよね。
それでは、また。
P.S
明日は診療科の学生歓迎・勧誘会があります。僕も頑張って勧誘するつもりですが…さてどうなる事やら。