さて、続けていきます。
やはり、祝日ということもあり目立った記事はなさそうです。今回は僕の今の胸の内を、記事にできるうちに書いてみたいと思います。
最近、僕自身強く思うことがあります。
いったい何がやりたいのか、ということです。
僕自身はMission Statementでも書いていますが、「腫瘍」に関わる医師として「目の前の患者さん」にベストを尽くせる医師でありたいと思うし、目の前の患者さん以外に対して「腫瘍の研究者として、腫瘍の撲滅に尽くしたい」のがやりたいことです。
人生のVisionですね。
僕は医者でありたい。医療が面白いし、患者さんと一緒に歩んでいくのが好きだし、研究も新たな発見とかがあって面白いし・・・ ぼくは医者でありたいのです。
その一方でこうも思うのです
このままでは日本の将来が真っ暗である。
はっきり言えば、今の大人たちに関しては自業自得でもある。僕たちが将来真っ暗であることを予測しながら、何も手を打たなかったのであれば・・・それは自業自得であって、仕方がないことだ。
しかし、子供たちや将来生まれてくるであろう生命に関して、大人たちの怠慢のために歩きにくい人生を歩むことになるかもしれない。
それも人生だと言えば、それまでですが・・・僕はこのままではいけないと思っています。 明らかに今の日本はおかしい。明治維新がかわいく見えるくらいおかしい。
教育システムにしても、なぜ子供たち個々人の才能を生かすようなシステムでないのか。なぜ、教育という分野に力を国が入れないのか。国の礎になるのは人だというのに。
特に日本において、国の礎は「人材」である。
基本的に「勤勉」な民族のためか今まで持っているが、この「効率性の悪い」国の「効率アップ」を行うためには「教育改革」が必要だと思う。
この効率性の悪さは「医療」だけでなく、多くの会社が「残業」によって経営が成り立っていることでもわかる。
先日、大手会社に勤める友人は激務のすえ「居眠り運転」をして、衝突事故を起こした。 そんなことが起こりうる状況は様々な所であるようだ。
だから、医者だけが勤務体系がおかしいとは言わない。すべておかしい。
他の人の命を扱う医者が「ほとんど眠らない状況」で勤務するのは「患者さん」のためにならないとは思う。
それはすべての職業で当てはまってしまう。すべての職業が・・・。それが異常なんですけどね。
また、国に関して「倉廩満ちて礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る」というが本来は最低限の社会保障をするべきだと思う。
社会保障がしっかりして、最低限の生活を保障する。そのうえでしっかりと、個人個人が働きによって収入が上乗せされるようでなくてはならない。
医療制度も同様。
それゆえ、医療・社会福祉、教育の分野に関して、何とか改革をしたい。
今の官僚制度では既得権益の絡みでなかなか改革というものは難しい。
しかし、現時点で心の底から改革したいと思っている
「教育」「医療・福祉」の分野であるが、どうすれば改革できるだろうか。政治家になるのか?
いや、個人的には「医者でありたい」のである。
本当はマスコミの皆様が、国家に妥協することなく「国民のためのマスメディア」であれば、今の現状が正確に国民に伝われば人は動き始めるのではないかと思っている。
一方で、期待しすぎで…もしかしたら「誰かやってくれるだろう」と、知らなくてよいことは知りたくもない・・・・と国民の大半が思っているかもしれない。
しかし、国民は知らなくてはならないし、自分たちで考えていく必要性がある。
そういう考え方をもつようにするためにも、教育は重要だし、これから国は変わっていかなくてはならないと思う。
どうすればこの国が変わるのか。どうすれば、混乱が少ない状態でより良い状況に変わるのか(マスコミの皆さんの力が必要だと思うのですけどね)。
そんなことを考えています。
ただ、僕は医者でありたい。医療が楽しいので、医者でありたい。
個人としても(本当は)、自分の趣味を楽しんだりしたい
しかし、今の僕の中には「日本が変わる必要がある」という強い思いに満たされているのです。
医者でありたい。だから、医者でありながらできる活動をしたい。
けど、このままではぼくが医者としてやりたいことすらできなくなってしまう。
ならば、国を変えるほうが重要ではないのか?
そう思ったりもしています。
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この国は「将来のための投資」が下手な国なのだと思います。
その状況を変えるために僕が何ができるのか。朝から晩まで、そんなことを考える毎日です。
明日は朝から実験です。実は今日、実験室内部でワックスがけが行われていて、ウェスタンブロットができなかったので、明日やります。
P.S
本当は日本の給与関係も改革したいのだが・・・
僕は気にならないが、多くの人が勘違いしているのが「ボーナス」が欧米などと異なり・・本来は「毎月の給与」に入るべきものが、削減されて年に2回だか支給されているにすぎない。
さらに、突っ込むならただの会社の税金対策でしかない。
会社にとっては税金で失うはずの金と給与で払うべき金額を折衷しながら、相手を喜ばしているだけにすぎない。
結局、なんでも上にとって良い社会でしかないわけですね。
国民の目をふさいで、上のいいように国民をないがしろにしている国…だと思っています。 だから、今のうちに…せめて国民自身が、自分たちのために政治を行える体制にはすべきでしょうね
今さらですが、ゲティスバーグ演説を思い出してほしいくらいです
「government of the people, by the people, for the people」
そういう意味では、非常に複雑に物事が重なっているのですけどね・・・。