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あみの3ブログ

上見城@富山県南砺市城端 平成三年(2021)10月23日

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上見城は、天正年間(1573~1591)に篠村太左衛門が居城していたとされる。近世に編まれた加賀藩士富田景周の『三州誌古墟考』に『南北四十間、東西十七間、西北東は深谷、南は山と接す 天正年間篠村太左衛門拠る』と記されている。また白川郷帰雲城主内ヶ島氏の家老で萩町城主山下大和守の系譜には、嫡子氏時の妻に「越中川上郷上見城主篠村太左衛門娘」と書かれている。現地には古井戸と土塁が遺り当時の面影を忍ばせる。
 上見の地名の初見は、南北朝時代、興国2年(1341)の南朝の頃である延元3年(1338)新田義貞が越前金ケ崎で挙兵した際、越後の新田党が援軍として赴く途中、越中新川で北朝側の守護井上俊清を打ち破った。この新田勢に滝口蔵人がおり、上津見を安堵された。富山県教育委員会・南砺市教育委員会、、、現地案内板より


場所は富山県南砺市城端上見、ザックリ言って東海北陸自動車道道の「城端SA」辺り。

同自動車道「福光IC」下車、国道304号線を城端方向に左折。
国道304号線「細木交差点」で交差する県道292号線を右折。
県道292号線「千福交差点」から3っ目(建築会社作業所が右手に見えたら次)の三差路を左折。
、、、googleマップより


(山田川の辺りからの遠景)



山田川を渡り大きくカーブした先に集落の入り口があり、右手に城址の案内看板が建っています。



この看板のところから林道に入り50m位歩いたところに、城址登り口があります。(林道は行き止まりなので徒歩にて)
案内看板から城址までは5分ほどです。



なだらかな丘に階段が整備され、下草も奇麗に刈り取られていました。



登り切ったとことが「A主郭」です。

ここでいつものように佐伯先生の越中中世城郭地図Ⅲにて行程を説明します。(ブログ管理者加筆)


A主郭
北側方向を観ていますが、広い曲輪です。この先の北側が道路建設によって破壊されているそうですが、現存していればB副郭と比べ遥かに広い空間だったようです。
そうするとB副郭は当時の侵入経路からみて主郭に対して直角に侵入経路を変える「升方虎口曲輪」だったようにも見えてきます。



A主郭南側虎口土塁、奥は西側土塁


A主郭虎口


A主郭、西側虎口土塁の断面



井戸、城址碑
城内に水の手があるという事は生活の場でもあった事が伺えます。




B副郭


B副郭、西側土塁



B副郭、東側虎口
当時の侵入経路とA主郭への入り口(虎口)はここで直角に曲げられているので、敵の侵入を食い止める役割があったようです。




堀切
B副郭の南側にあって、尾根を断ち切り、南側からの敵の侵入を防ぐ防御施設



竪堀
上記堀切の西側斜面に築かれた竪堀
南側尾根の防御として、尾根を断ち切るだけでは心配だったのか?西側斜面に回り込んだ敵の侵攻を阻む二重の防御。
しかし、東側の斜面には防御施設がない💦


南側尾根から見たB副郭
一段と高く盛り土されているのが土塁、左手(西側)には堀切土塁の延長が残っている。


南尾根の先には平坦地が広がっており、現在は耕作地となっています。その先には墓地もありました。
急峻な尾根筋という印象は無く、こちらの平坦面も活用すれば良かったのにと思うのですが(;'∀')



◆東側斜面(民家側)



東側斜面に当時の通路があり、北から南に進むとB副郭虎口に至る。
虎口は通路に対して直角に設けられており、敵兵は一旦虎口入り口に滞留する。そこを南側土塁上に設けられた「④張出」から横矢をかけるのだと佐伯先生は解説しています。
その後の城郭構造で言えば「石垣の折れ」みたいなものでしょうか。



四角いブロックをつなぎ合わせたようなシンプルな造りで、遺構の状態が良く原形をとどめています。(お城探検隊より)

深い森にある山城は、木立が太陽の光を遮り下草の繁殖を抑えます。また雨や雪から傘を広げたように遺構を守ってくれたんだなとつくづく感じます。
東側斜面は地域住民によって整備されていますが、西側斜面の竪堀辺りは日差しが当たるせいか下草が繁殖し分かりにくかったですが、総じて歩きやすく里山にあって耕作による破壊からよくぞ残っていてくれたという思いです。



【上見城】
《うわみじょう》



名称(別名);
所在地;富山県南砺市城端上見
城地種類;山城
標高/比高;205m/20m
築城年代;16世紀
廃城年代;16世紀
築城者;篠村太左衛門
主な改修者;
主な城主;篠村氏
文化財区分;
主な遺構;曲輪、切岸、堀切、竪堀、土塁
近年の主な復元等;


※出典、、、越中中世城郭図面集Ⅲ
地図;

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