越中古城記に「舟見村古城ー東山にある。築城の年代は分からない。」とあり史実上の築城は定かはでない。宮崎城主太郎の嫡子「入善小太郎舟見城を構築す」の伝承ある事から、その時期は源平合戦(1183)から承久の変(1221)の頃と推定される。入善小太郎が北条軍を迎え撃つ一環として構築したと考えるのが妥当であろう。降って弘治年間(1555~78)上杉謙信が敵中へ攻め入った、当時の城主飛騨守左近尉が防戦したが敗れ、黒部川断崖より飛び降り最期を遂げたといわれる「飛騨が渕」の地は今も現存する。平治が続く江戸時代となり、黒部川にも橋が架かるまで舟見城は、宮崎城と共に戦略上の重要な山城であった。、、、現地案内板より
場所は富山県下新川郡入善町舟見
北陸道黒部IC下車、県道53号線を右折。
暫く走ると53号線は14号線となり、「大橋交差点」を左折。
黒部川を渡り県道14号線「裏山新交差点」を右折、県道63号線へ入る。
大きく九十九折れのカーブを過ぎると分岐があるので左折して県道63号線をキープ。
暫くすると集落に入り、63号線は県道13号線とのT字路に突き当たる。
このT字路を右折し、一つ目の交差点を左折。
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集落を抜け林道へと向かう、
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林道途中で分岐があるが標識に従い頂上を目指す。林道は一部で細くなっていますが完全舗装道路です。
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舟見城址縄張り図
佐伯先生著、越中中世城郭地図Ⅱ(ブログ管理者加筆)
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遺構は公園化のため削平され、完全に消滅しています。
周辺の斜面に僅かに堀切や竪堀が描かれているので図面を頼りに探しましたが、急斜面で危険な崖や藪に覆われていたりと、自分にはほとんど見つけることができませんでした。
唯一確認できたのは図面中、赤い□ で囲った「堀切」一か所のみでした。
◆南側にある「遊具のある公園」の南端は尾根になっており、
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比較的ゆるそうだったので柵を乗り越え尾根方向に向かいました。
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藪に包まれていますが、尾根が切断されているのがわかります。
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深くはありませんが堀切ですね
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◆もう一か所は北端の展望台下と思われる尾根筋
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急な下り斜面でしたが、下草がなく見通しが利いたので降りてみました。
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斜面に明確な切断ヶ所を確認することはできませんでした。
しかし、この2枚の写真の辺りになんとなく横断した窪みがあるので、もしかしたらこの辺だったのかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/ed/c4241b9d41c25798707162887e5c0554.jpg)
◆東側斜面の竪堀跡は藪が酷くて全く分からず。
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西側、城址館下の大きな堀切は急な崖とこの藪の中
ムリです(;^ω^)
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◆南側の駐車場脇から遊歩道があったようですが、現在はフェンスが張られていました。
標柱は取り外され放置されていました。
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☆★舟見城址一帯は舟見山自然公園として整備されています。☆★
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アスファルト舗装された駐車場完備。
広場は芝生で覆われ、移築された古民家と自然公園が広がります。
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天守型「資料館」側からの全体図、正面は古民家「山の本陣」
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古民家「山の本陣」からの遠景、正面は天守型「資料館」
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【舟見城址館】
この日は「ステージ3」解除直前でしたが、コロナ蔓延防止のため休館の措置が継続中でした。残念💦
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住所;富山県下新川郡入善町舟見熊坂33-2
電話;0765-78-2730(4月1日~12月14日)
開館時間;9:00~17:00
休館日;火曜日と祝日の翌日、12月15日~翌年3月31日(冬季休館)
入館料金;大人200円、子供・老人・身障者は無料
【舟見城】
《》
名称(別名);狐平城
所在地;富山県下新川郡入善町舟見(舟見山自然公園)
城地種類;山城
標高/比高;252.8m/130m
築城年代;16世紀
廃城年代;16世紀
築城者;
主な改修者;
主な城主;
文化財区分;
主な遺構;堀切、竪堀
近年の主な復元等;公園化
※出典、、、越中中世城郭図面集Ⅱ
地図;