真の愛国者とは？、R・ホフマン先生とソルジェニツィン。

「収容所群島」A・ソルジェニツィン
　多数の国民を収容所へ送り抹殺した
　　ソ連体制の暗部を告発。
　共産主義の恐怖政治を糾弾した。
ロシアのソルジェニツィン氏が亡くな
られました。ロシア正教を軸にした
民主ロシア再生・スラブ民族統一国家
を悲願とし反体制を貫かれた方でした。
ニュースと同時にR・ホフマン先生から
20年ほど前にこの本を手渡された事が
思い出されました。シカゴ生まれの
ホフマン先生も稀有で一途な人生を歩
まれた方だと思います。ベトナム戦争時
『大義無き戦争』に反対されて出国し,
カナダ,フランスそして日本に住まわれ
ました。風貌と正反対の学者らしくない
　　言動や行動の楽しい方でした。
　『英語がよく読めなくてもいいから
　　　　この本を手に取り、
　　表紙を眺めているだけでいい！』、
　　と、この本手渡してくれた時の,
　　真剣な眼差しが思い出されます
夏休みで数回来日していた事もある米国
の息子のジョン君がその後、空軍入隊し
て成績優秀で表彰された時はうれしさを
　噛み潰して主義主張を超えた
　　　『親バカ』でした。
お二人とも真の愛国者であられました。
共産主義ソ連と資本主義アメリカ、違う
体制でも皮肉にも強権国家体制でした。
それぞれの体制のウソと騙しに真っ向か
ら戦われた偉大な方達だと思います。
　　ご冥福をお祈りいたします。　
　　☆　真の愛国者とは　☆
　理不尽な侵略には断固戦います。
　しかし、不要な戦争に対しては、
　大衆が興奮し,殺気立っている時に、
　　　心ゆるがず、果敢に抵抗し、
　　戦争反対の意義を示します。
そうすることで愛国心を疑われるいう
　　　『不名誉な評判』を
　　受けることになってでも、
　　国を大惨事から守る目的で
　　　行動を起こします。
　それが『国を愛し誠実に奉仕する』
　　　『愛国者の真髄』です。
武器を手に戦う大胆な英雄と同じくらい
　　　の、『愛国の勇士』です。
　いかにも最上級の愛国心を
　　　　持つごとく、見せかけて、
　　　これ見よがしに、ひけらかし
　　戦争が必要であるかのように,　
　　　民衆に戦争参加を、煽りたて、　
　　　　　いざ戦争、の時には
　　　他人を戦闘に、追いたてる、
　　　『そのような者』達よりも
　　はるかに勝っていると考えます。
　　　　カール・シュルツ
　　 Carl Schurz, 1898年4月
　　110年前（明治31年）の演説
おわり