私の三丁目

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」と共によみがえるあの頃、そして今

昭和47年 -- 都電乗車券

2007-11-16 22:00:38 | 私的「三丁目の夕日」

昭和47年の都電の乗車券です。

私の家族が住んでいた江東区は、「陸の孤島」とも言われていました。地下鉄東西線が東陽町まで開通する以前は、区内にある鉄道の旅客駅は国鉄(当時)亀戸駅だけ。そんな下町の人々の足として活躍していたのが都電でした。

前作「ALWAYS 三丁目の夕日」には金太郎塗装と言われる緑と黄色のツートンカラーの都電が登場しましたが、私の記憶にある都電は新塗装の方です。

夜行列車で上京する親戚を上野駅に迎えに行く時には、38系統で日本橋へ出て地下鉄銀座線を利用しました。

当時の都電には、朝の通勤ラッシュもあったのです。文字通りぎゅうぎゅう詰めの車内にいる小さな子供を見かねた車掌さんが、後部の運転席へ私と弟を「避難」させてくれたこともありました。

そんな私たちの定番の遊びが「都電ごっこ」でした。今になってみれば、電車ごっこといえば運転手さんのような気がするのですが、私たちがよく遊んだのは「車掌さんごっこ」の方でした。

新聞紙や週刊誌を細長く切ったものを束ねて、上の部分を輪ゴムで止めれば、切符のできあがり。おもちゃの切符ハサミを持って、「え~、次は○○です。乗車券をお持ちでない方はいらっしゃいますかぁ」などと真似っこするわけですね。

写真の切符は、回数券ではなく車掌さんが束にして持っていた本物です。上京して以来長い間お世話になった38系統が廃止される昭和47年11月12日、車掌さんに「切り離さずに、つながった一枚を売ってください」とお願いして手に入れたものだと思います。

私が鉄道模型に興味を持つようになったのは今年になってからですが、もしかすると、35年前からその「兆し」はあったのかもしれません(^^;

「完全ノベライズ本」で泣く

2007-11-15 20:43:15 | 映画「三丁目の夕日」

アヒルの親子がのぞき込んでいるのは、今日 Amazon から届いた「ALWAYS 続・三丁目の夕日」完全ノベライズです。
周りがたとえどんな目で君を見ていようと、僕は知っている。
はすっぱな物言いばかりするくせに、他人の子のために作った、ライスカレー。
ありもしない指輪を見つめて、「きれい」とささやいた君の涙・・・。
日を追うごと、時を経るほど、あの時の涙が僕の胸を締めつける。
会いたい。
・・・・・・
映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」をご覧になった方なら、この数行を読んだだけで、きっとウルウルするはずです。

「続・三」公開後、まだ2週間も経っていないというのに、すでに DVD 発売が待ち遠しい私にとって「救いの神」が現れました。

オリジナルサウンドトラックを BGM にこのノベライズ本を読めば、脳内スクリーンに「続・三」が蘇ります。そして、うろ覚えだった夕日町三丁目の人々のセリフも、しっかりと確認することができます。

「続・三」関連の雑誌、書籍は数多く発売されていますが、作品そのものをしっかりと味わいたい方には、絶対にお薦めの一冊。前作のノベライズ本も、ぜひ出版していただきたいものです。

「ALWAYS 続・三丁目の夕日展」ご招待券

2007-11-14 21:52:55 | 映画「三丁目の夕日」

お客様から、今月20日から日本橋三越で開催される「ALWAYS 続・三丁目の夕日展」のご招待券をいただきました。

極々短時間でしたが、楽しいお話をいろいろとお聴きすることができ、本当に幸せなひとときでした。

本当にどうもありがとうございました!! > 今日拙宅へおいでいただいたお三方様

(これじゃ、何が何だかよくわからないですよね。何があったのか、時間が経てばご紹介できると思いますので、今はごめんなさい)

昭和38年 -- 小学一年生

2007-11-13 22:40:06 | 私的「三丁目の夕日」

昭和38年4月、小学校の入学式の日に撮ったと思われる私の写真です。かなり「おデブ」ですね。今は、ガリガリなのに(^^;

都内の公立小学校ですから制服などないのですが、なぜか入学式から一定期間はみんな同じような紺の上下を着ていました。

撮影場所は東京タワーがよく見える3階の廊下。わかりにくいかと思いますが、手すりの間から材木を浮かべた運河が少しだけ見えます。この運河も埋め立てられ、今では緑道公園に姿を変えています。

この社宅には私以外にも子供達が大勢いましたが、皆私よりも年下で、私が「はじめての小学生」でした。そのためか、私には参考にできる「前例」がなく、集団登校や地域の行事など、なにもかもが初体験でした。

しかも、私は幼稚園に行っていなかったため、教室の中に知り合いはゼロ。それはそれは心細い、小学校生活のスタートでした。

しばらくすると友達もでき、学校を楽しいと思えるようになったのですが、思わぬ「敵」が私を待ちかまえていました。それは、学校給食。

私の時代は、食べ終えるまで家に帰してもらえませんでした。今でも時々話題となる「膜ができる脱脂粉乳ミルク」も大嫌いでしたが、こんなのはまだ可愛い方でした。

私の天敵は、生野菜と夏みかん。揚げ物には必ず千切りキャベツが付いてきましたが、漬け物以外の生の野菜をほとんど食べたことがなかった私には、手のつけようがありませんでした。

その結果、先生の目を盗んでふきんで包みランドセルに放り込む、という「技術」を開発するに至りました(^^; そして数日後、カビが生えたそれを母に見つかり怒られる....という顛末を繰り返したものです。

もっとも、学校給食のおかげで私は鍛えられ、今では好き嫌いがほとんどありませんし、生野菜も大好き。今は給食を残してもかまわない時代だそうですが、食糧自給率が40%を切った日本の子供達がそれでよいのかと、心配になります。

「おとな買い」もゴールへ

2007-11-12 22:20:28 | 映画「三丁目の夕日」

10月に予約していた、ガチャポンで販売される「ALWAYS (続・)三丁目の夕日ストラップ」全5種が届きました。

前作で出遅れた私は、「続・三」関連商品のおとな(げない)買いを続けてきましたが、そろそろゴールが見えてきたようです。

昨日、Amazon で「ALWAYS 続・三丁目の夕日 完全ノベライズ版」を予約しましたが、これが私にとって最後の買い物になりそう。

宅急便が届くたびに「えっ、また? こんどは何を買ったのっ!?」と問われる、あのプレッシャーからは解放されそうですが、なんだか寂しいですね。

後は、一日も長く「続・三」が上映されることを祈るばかりです。

明日は公開後2度目の週末興収ランキングが発表される日。首位はまた「巨大(外来)生物」でしょうか....。

昭和の街作り

2007-11-11 22:28:35 | 私的「三丁目の夕日」

この週末に『昭和の「鉄道模型」をつくる』のパネルボードを組み立てて、線路と模型の仮貼りをしました。

創刊号に付属していた茶色い電車には、まだ動力ユニットが付いていないため、今年の夏に衝動買いしてしまった「C-57」を走らせてみたのが上の写真です。

でも、パネルの上はまだスカスカで「未開の地」ですね(^^;

8月末に発行された第6号からしばらくの間、線路やポイントなどのパーツが続いたため、雑誌が届いても「組み立てられない」状況でしたが、ようやく「昭和の街」が姿を現しはじめた感じです。

先頃発行された第16号以降は、ほぼ毎号建物のストラクチャが付属する予定ですから、今後は毎週「街」が育っていくことになりそうで、とても楽しみです。

最近はこのキットだけでなく、夕日町三丁目の情景ジオラマなど、模型ばかり触っているため、ニュースでヘリからの空撮を見ても「実写ではなくジオラマ」に見えてしまう始末です(^^;

一平の初恋

2007-11-10 21:42:45 | 映画「三丁目の夕日」

鈴木オート裏にある井戸です。

ここで洗濯をしている淳之介に、一平が「デリカシーって、なんだか知ってる?」と尋ねるシーンは予告編でもおなじみです。

私は「アメリカのお菓子かなぁ?」「高いのかなぁ?」という「落ち」の方にばかり気をとられていました。

ところが、今頃になって私は、一平が「"どうしても" デリカシーが欲しいんだ」とも言っていることに気がつきました。

この時すでに、一平は「初めての恋」に落ちてしまっていたのですね(^^;

木曜日の夜、近くのシネコンで3回目の劇場鑑賞をしました。毎回新しい発見があるのですが、今回はとても丁寧に描かれた「一平の初恋」にやられました。

鈴木家のすき焼きを「豚肉はすき焼きじゃない」と言い、「もうイヤ、こんな家。成城のお家に帰りたい」とまで口走ってしまった美加ちゃん。

こんな美加ちゃんが許せなかった一平ですが、彼女の色鉛筆ケースの中身を見てしまった時に、「守ってあげたい」という気持ちが芽生えたのかもしれません。これって、男の子にとって「恋の兆し」ですよね(^^;

その後、美加ちゃんはトモエさんの家事を進んで手伝うようになり、タロとの関わりなどを通じて一平とも仲良くなっていくのですが、別れは思いの外早くやってきます。

美加ちゃんを迎えにきたお父さんのおみやげのシュークリームを、ムシャムシャとかぶりつく一平の心情を思うと、微笑ましくて、好ましくて、切なくて....。

美加ちゃんのためにお小遣いを貯めて、ようやく買った24色の色鉛筆。別れの時が来てもそれを渡すことができなかった一平ですが、六ちゃんの一言に背中を押され、ようやく思いを果たします。

その後、お父さんと一緒に横町の角を曲がり、一平の視野から消えた美加ちゃんがいったん戻ってきて、大きな声で一平に思いがけない「告白」を!!

この時の一平の表情は、なんともいえず素晴らしいものでした。実はこのシーンには「山崎マジック」が隠されていたようです。

一平役の小清水一揮くんが「俺を本気にさせました」と告白する、山崎監督のマジックの秘密は「劇場パンフレット P.13」で明かされています。

巨大生物来襲

2007-11-09 20:10:31 | 映画「三丁目の夕日」

臨時ニュースを申し上げます、臨時ニュースを申し上げます。東京湾から上陸した巨大アヒルは....なんて(^^;

今日夕方4時から放送された「ALWAYS 続・三丁目の夕日 大ヒット御礼SP」では、オープニングがネタバレに近い状態になりましたね。もっとも、公開前日の朝日新聞夕刊には、すでに「巨大生物」の名前までが明かされていましたが....。

このオープニング・シーン、初めて観たときには高まっていた緊張感に冷や水を浴びせられたような「驚き」というか「違和感」があったのですが、2回目以降は純粋に楽しめるようになりました。もし、尺の関係でカットされている部分があれば、DVD にはぜひ納めて欲しいものです。

公開直後の土日で前作比256%という動員を記録した「ALWAYS 続・三丁目の夕日」ですが、残念ながら「バイオハザードIII」に阻まれ、興収ランキング首位の座を獲得することができませんでした。

そして明日は「ボーン・アルティメイタム」の公開初日。

先週の金曜ロードショーで放送された前作「ALWAYS 三丁目の夕日」は20.8%という高視聴率を記録したそうですが、なんと今日の同枠では「ボーン・スプレマシー」が放送されます。

オープニング同様、「巨大(外来)生物来襲」が続きそうですね。

「前作」と「続」で感動のリンク

2007-11-08 23:25:24 | 映画「三丁目の夕日」

映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」情景フィギュアを組み立ててから、こんな街並みを作っては、「しっかし、和むよなぁ」などと一人で感じ入っています。

情景フィギュア中の夕日町三丁目の建物は、「茶川商店」、「鈴木オート」、それに「キンさんのタバコ屋」の3つだけ。そこで、以前買ったまま放置していた食玩の建物を並べてみました。

話は変わって....「続・三」公開初日前日(11月2日)の金曜ロードショーで、前作をご覧になった方も多いかと思います。前作を観るのは、これで何度目になるのでしょうね(^^;

10日ほど前に東京国際映画祭の先行上映で「続・三」を観たためでしょうか、私は前作を「見る眼」というか「感じ方」が少し変わったような気がしました。

この日私がもっともやられてしまったのは、ヒロミさんが茶川さんから贈られた「見えない指輪」をはめた手をかざすシーンでした。このシーンが映し出された瞬間、「続・三」のクライマックスが思い出され、突然「嗚咽モード」に陥ってしまったのです。

吉岡さんの「前作と続でひとつの作品」という言葉に、改めて納得してしまいました。この作品は前作と続編の間で、感動が相互にリンクしているようです。

劇場で「続・三」を鑑賞した後、改めて前作をご覧になると「新しい感動」を味わうことができるかもしれません。

関連アイテム大集合?

2007-11-07 22:19:31 | 映画「三丁目の夕日」

アヒルがのぞき込んでいるのは、カレンダーです。

上は映画「ALWAYS (続・)三丁目の夕日」の、下は原作コミックの「三丁目の夕日」のカレンダーで、いずれも小学館から発行されています。

映画のカレンダーは、これ以上ないくらいシンプルな作りですが、私が見ると「涙の条件反射」を引き起こしてしまいそうな写真ばかりが並んでいます。一方、原作コミックの方も、映画のラストシーンを連想させる表紙が目を引きます。

「続・三」の製作が発表された昨年秋から一年間、「映画が公開されたら、グッズをおとな買いをするぞ!!」と繰り返し宣言していたためか、家庭内では今のところ大きな「抵抗」にあっていません。

ただ、正直に言ってしまうと、時々「本当にいいのかなぁ」などと、ちょっぴり不安になることもあります(^^;

劇場パンフレットの39ページには『「お家で楽しむ三丁目の世界」関連アイテム大集合』と題して、三丁目ファンならば誰もが欲しい関連グッズが紹介されています。

この中でまだ手に入れていないのは、発売されていない「ALWAYS 続・三丁目の夕日 完全ノベライズ版」を含む4~5点でしょうか。

このままでは、関連アイテムが「大集合」してしまいそうです。でも、「全員集合」は難しいですね。アレだけは絶対に無理、いくら「おとな」でも買えないですから(^^;