さっさ日記

2011年4月からプラントエンジ会社勤務。ただいまベネズエラに出張中

漢字文化

2010年02月06日 | 留学
昨日は、寮のサウナに友達と入ってきた。
サウナとビール最高です!
サウナの後は、一緒に来ていた台湾人の友達と漢字文化や使い方について熱く語った!
だいたいは似てるけど、意味が微妙に違ったりしているのも面白い。
やはり、日本の漢字文化は独自に発展している節があるようだ。
少し例をあげると

漁夫之利=漁夫得利
単車=機車・摩托車
雪達磨(ゆきだるま)=雪人

てな具合。

さてさて、話は少し変わるが、
韓国やベトナムは日本と同じように中国語を母語としないが漢字を使ってきた国だが(日本語同様漢字由来の単語は多いらしい)、これらの国では漢字の利用ががなくなってきているらしい。(韓国はハングル、ベトナムはアルファベット)
その理由の一つには、漢字を読む際、読者はその漢字の知識を持っていることが前提となり、その知識獲得に要する労力が、大きな負担となること。
また、当時の活版印刷だとその漢字の数だけ活字版が必要になり、印刷業界にとっては大きな重荷で、漢字を廃止すればそれが大いに軽減されること。
さらには、中華思想の象徴である漢字を排除し、自国の文化を尊重していこうというナショナリズム的な側面もあるらしい。

ただ、何百年何千年と漢字文化をはぐくんできて、それを止めてしまうと、例えば過去の文献なども多くの人が読めなくなるし、それによる損失も大きいのではないかと思う。もう一度復活させようと思っても、社会的基盤がないと厳しいだろうし。

自分は化学をやっていてるけど、反応律速とか逐次反応とか錯体、細孔、触媒、付加、脱着、などなど、専門用語は漢字が多い。また、漢字を使った方が明らかに便利だと思う。
もし、「はんのうりっそく」「ちくじはんのう」と、ひらがなだけで書いても分かりにくいし、漢字の知識がない見ただけではなんじゃこりゃ?となってしまうんじゃないのかと思う。

ただ、ベトナムや韓国は陸続きで絶えず中国の影響力がおよんでいたのに対し、日本は島国で影響も断続的かつ小さいものだったろうから、漢字に対するとらえ方は日本と少し違うのだろう。

ちなみに、日本も江戸時代ごろから漢字廃止論を唱える人が出てきたそう。その後も議論は続き、大正時代に使用漢字数を大きく絞り、約2000の常用漢字を設定し、これをベースに引き続き使われてきたよう。戦後のGHQ統治時代も一時期盛んになったらしい。

<参考>
○漢字廃止バージョン(そのままひらがな)
ちなみに、にほんもえどじだいごろからかんじはいしろんをとなえるひとがでてきたそう。そのごもぎろんはつづき、たいしょうじだいにしようかんじすうをおおきくしぼり、やく2000のじょうようかんじをせっていし、これをベースにひきつづきつかわれてきたよう。せんごのGHQとうちじだいもいちじきさかんになったらしい。

○漢字廃止バージョン(音読みはカタカナ、一部表現方法変更)
ちなみに、ニホンもエドジダイのあたりから、カンジやめるべきというひとがでてきたそう。そのあとも、はなしあいはつづいて、タイショウジダイにつかうカンジをおおきくしぼり、やく2000のジョウヨウカンジをつくり、これをベースにつかわれてきたよう。せんごにGHQがトウチしていたときも、すこしウンドウがさかんになったらしい。

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