自分は会社で茶道部に入っています。
理由は
①昔から興味があった
②海外に行ったときに日本の文化を紹介できるようになりたい
③日本人の考え方を知りたい
といったことです。
ただ、一番の理由は③です。
自分はストレートにものを言うし、オーバーリアクションだし、いわゆる常識はずれなので、日本人だけど日本人らしくないと思っています。
だから、日本の文化に興味を持った外国人的感覚で、お茶を勉強したい。
まだ、3回しか出ていませんが、今自分が茶道に対して感じているのは、
・動きが厳密で洗練されている
・他者に対して多くの配慮がなされている
・形が確立されている
といったことです。心遣いの精神が随所に表れています。
一方で
・ひとつひとつの作法に理由づけが明確になされていない(まず形から入る)
・個性がない
・持続的発展性がない
とも思います。
だから窮屈なのでしょう。
茶道、華道、書道、弓道、柔道といった多くの道がありますが、
茶道の場合、茶という”道”極めることによって、はじめて見えてくるものがあるんだと思います。
逆に言うと、極めないと得られない。。。
日本人の強みと弱みは、こうしたところからも感じ取れます。
森中さん茶道班にいらっしゃったとは!
ベネズエラに来てもう半年がたちましたが、労働者は働かないし、約束もその場だけであってないようなもの。同じことを何度も何度も督促する日々で、心の余裕がなかったです。。。
礼儀、作法、おもてなしの心、、、正直忘れてました。久しぶりにブログを開いて森中さんの書き込みを拝見させていただき、はっとわれに帰りました。有難うございます。
さて、茶道部とはまた興味深いですね。実は、私、修道のワンゲルに入る前は、修道の茶道部だったんですよ。茶道部は中1~中3まで、ワンゲルは中2からでした。
今となっては、茶道の風流さ、粋、おもてなしの心、サービス精神など、それらがビジネスの世界で本当に役立つものだと感じています。
所作の習得というのは面倒だとは思うのですが、それも今思えば、所作つまりは自然な立振る舞いを通じて、基礎力や感受性・その人の内面的な表現がされるとともに、その人のサービス精神やおもてなしの心も表現されるとも思います。
ビジネスの世界で自分のサービス精神やおもてなしの心を相手に伝えようとするとき、つまりは、わかりやすい言葉や図表・データを選んで、興味を引かせながら、相手を引き込むような仕掛けを持って話し、お互いに熱を感じられるような一期一会の良い商談をするためには、相応の準備が必要だと思っています。そうした準備は、考えようによっては、茶道部で感じた最初は面倒なように思えた、所作の習得に通じるものがあるように思っています。遠くにお茶をたてるために汲みに行く水も、竹の枝から茶杓を作るのも、なぜそこまでするかとも思ったこともありましたが、今となっては貴重な経験だったと思います。
そういうわけで、丁度最近、もう一度、お茶会に行って、道のプロの人の所作を感じて、感性を研ぎ澄ませてこようかなぁと思っていたところです。
理念は大事にしつつ、もっと形を崩したお茶の楽しみ方が必要だと思う。