―山頭火の一句― 昭和5年の行乞記、12月18日の稿に
12月18日、雨、后、晴、行程不明、本妙寺屋。
終日歩いた、ただ歩いた、雨の中を泥土の中を歩きつづけた、歩かずにはゐられないのだ、ぢつとしてゐては死ぬる外ないのだ。
朝、逓信局を訪ねる、夜は元寛居を訪ねる、お酒、御飯までいただく、私もいよいよ乞食坊主になりきれるらしい、喜んでいいか、悲しむのか、どうでもよろしい、なるやうになれ、なりきれ、なりきれ、なりきつてしまへ。
※表題句は、12/13付記載から
―四方のたより― 人外-にんがい-
「出遊-あそびいづらむ-上弦月彷徨篇-じやうげんのつきさすらひへん-」
Scene.4「人外-にんがい-」は、デカルコ・マリィのsolo、人外とは、人ならぬもの、本来、動物や妖怪をさす古語だが、近頃は人外萌えなどと萌え対象の一つになっている。
演奏はViolaの大竹徹氏とPercussionの田中康之氏、Time-10’01”
出遊-上弦月彷徨篇/Scene.4-人外-にんがい-
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