充実した一人旅

初めてのフランス田舎町の個人旅行、さらに一人旅で、出発前は不安でしたが、飛行機に乗ると覚悟もでき、とにかく安全に健康に気を付けて旅を楽しもうと覚悟を決めました。あらかじめ、飛行機のトランジット、ホテルの手配、列車やバスなど交通機関の下調べもしておいたので、余裕をもって行動できたようにも思います。

アヌシーの滞在ホテルは、駅のすぐ近くで、側には大きな商業施設があり、スーパーマーケットが入っていたのも幸運でした。少し広めの部屋には大きな窓とバスタブ付きのお風呂もあり、部屋で夕食を取ったり、テレビを見たり、のんびり過ごすには最適でした。旅行前にホテルにしようかアパートを借りようか迷いましたが、たっぷりの豪華な素敵な朝食と、優しいスタッフとのコミュニケーションを考えると、私にとってはホテルにして良かったです。

・・・ただ、フランスの田舎町の旅行は、語学学習やビジネスなど目的がなければ、旅は道ずれ、一人旅はちょっぴり寂しいかもしれません。

シャンベリーへも日帰り旅行！

アヌシー駅からSNCFでさらに足を延ばし、ローヌ・アルプ地方の交通の要の町でもあるシャンべりーへ日帰り旅行に出かけました。フランスの食の都、リヨンや山岳地帯のグルノーブルにも列車で繋がっている便利な町です。

シャンベリーはローヌ・アルプ地方の中央にある古都で、ヴォージュ山塊とシャルトルーズ山塊の間に位置し、イタリア方面に向かって開けた街道筋にあるため古くから栄えた町なので、人通りも多く、ローマ帝国の影響もあり、リヨンの町にも似ているように思いました。

観光センターがある旧市街地に向かい、いつものように一人旅には安全で気軽なプチ・トラムに乗って市内観光を楽しみました。

エクス・レ・バンへ日帰り旅行

アヌシー駅からSNCF（フランス国鉄）で30分の温泉リゾートの街、エクス・レ・バンへ日帰り旅行に出かけました。降り立った駅前は静かで、市街地を目指して歩き始めました。花いっぱいの街にはホテルやカジノがあり、温泉リゾートとしては屈指の豪華さですが、モナコやニースのような賑やかな雰囲気はなく、観光客も少なく、のんびりと時が流れ、静かで美しい街です。

フランスで一番大きなブールジェ湖までは、市街地から３キロ以上あるので、観光地を走るプチ・トラムに乗り湖を観光しました。ブールジェ湖は高級リゾート地にもかかわらず、静かで人通りが少なく、贅沢な時間を堪能しました。湖の畔には遊歩道が続き、温泉エステやリラクゼーションがあり、いつかロングステイしたいと思う街でした。

アヌシー湖

ヨーロッパで一番の透明度を誇るアヌシー湖。南北１２ｋｍに細長くのびるアヌシー湖は緑の山に囲まれ、透明度が高く、天気によって水の色が変わります。湖上のボートや遊覧船から自然を満喫するのも心地よいです。

まずは、アヌシー湖畔を散策して、湖と山の緑のイオンを体一杯に浴びてパワーを感じました。

フランスのベニス！

アヌシーの運河が走る街並みは「フランスのベニス」とも呼ばれるほどの美しさ。中世の面影を残す旧市街地は歩行者専用の通りも多く、花が飾られた運河沿いのそぞろ歩きを楽しむ人でいつも賑わいをみせています。湖岸の緑に彩られた遊歩道、12世紀の面影を残す旧市街地、花で飾られた家並み、活気あるマルシェ・・・

その美しさ、愛らしさに惹きつけられて、時が経つのも忘れるほど、一人歩きを楽しみました。

目的地フランス・アヌシーに到着！

アヌシーまでは、フランスシャルルドゴール空港からなら、TGVでリヨン→アヌシーも考えましたが、場所はスイスのレマン湖からも近いのでジュネーブ空港から行くことに決めていました。アヌシーまでの国鉄は、乗り換えがあり、スーツケースを抱えての移動なので、日本から直通のバスの予約はしておきました。

・・・が、バスが出発するジュネーブ・ルティエール（バス停）までは、電車など交通機関を利用しなければならないので、急遽一人旅になったので、空港から出発する一般のバスに変更し、スイスの景色や街並みを楽しみながら一時間半のバス旅を楽しみました。

アヌシーは、フランス・アルプ地方の山岳風景に包まれた風光明媚なアヌシー湖畔に開けた街。到着後、空気の爽やかさに胸がわくわくしました。

ジュネーブに到着。

成田11:00発ドュッセルドルフ行のANA787ビジネスクラスは、新型で綺麗で快適でした。目的地を決めてのんびり滞在する旅ならば、格安ビジネス航空券を使って旅行するとかなり優雅で落ち着いた旅のスタートになるように思います。航空会社を選ばず、シーズンオフの旅が出来るなら、通常料金と変わらない航空券にも出会えそうです。ANAのCAは親切で素晴らしく、一人旅であることもあり、優しい心遣いに勇気付けられました。

現地時間夕刻にドュッセルドルフに到着し、乗り換え、夜の8時にジュネーブに到着しました。夏のヨーロッパは日が暮れるのが遅いのであたりはまだ黄昏時で、空港近くに予約したホテルの迎えのバスを待ち、無事にホテルにチェックインしました。

天気予報では、滞在中の天気はずっと晴れ。素敵な旅になりそうです。

まさかの一人旅に！

８月２４日、胸をワクワクさせ、成田空港のチェックインカウンターに向かいました。出国は、いつもながらの嬉しいひと時です・・・が、想像外の出来事が起こりました。なんと主人のパスポートが１１月１０日で期限が切れるので、滞在が３か月ないパスポートでは乗り継ぎのドイツでは入国許可が下りないから、航空会社としては出国させられないとのことでした。とりあえずドイツ大使館に確認してもらったり、他の国からの入国も考えたのですが、今回滞在するスイス、フランスも同様でした。

・・・ということで、初めてのヨーロッパ一人旅、覚悟を決めて出発しました。

ローヌアルプ地方へ

数年ぶりのフランス旅行は、ローヌ・アルプ地方の個人旅行を計画しました。夏のスイス、フランスのビジネスクラス利用の大手高級ツアー旅行の半額を目標に2か月前に航空券を購入することから、旅の計画作りを始めました。

滞在予定地は、交通利便の良い自然の美しいアヌシーと決め、ジュネーブから国鉄利用で周辺の街を散策しようと、駅から近いホテルの予約も取りました。旅行の料金で一番高いのは航空運賃なので、出来れば数週間滞在したいのですが、今はせいぜい8日～10日位がちょうどでしょうか・・・

パリの老舗食堂

パリには、高級レストランはもちろんのこと、ビストロ、ブラッスリーなどレストランがたくさんあります。簡単な物なら、カフェやサロン．ド．テなども便利な存在です。

リーズナブルな料金で、美味しくてしっかりした料理をお腹いっぱい食べられるフランス料理のお店を探していたところ、パリジャンならだれでも知っている老舗食堂「シャルティエ」に出会いました。場所は、地下鉄グランド．ブルバードから徒歩２分で、オペラやルーブルからも近い場所にあります。

創業１１０年を超え、地元の人たちに愛され続けている、アール．ヌーヴォー調のお洒落な大衆食堂です。雰囲気、味、料金、すべてに大満足でき、パリに旅した時は、迷わず立ち寄りたいと思います。