aloe(A long stay original esprit)

オリジナルの個人旅行で、海外旅行を楽しんでいます。将来はロングステイの企画、運営のコンサルタントを目指しています。

コート・ダジュールの中心地ニース

2011-08-11 16:16:39 | ヨーロッパ車窓の旅
「太陽の散歩道」「天使の湾」「リヴィエラの女王」「美しの島」「鷲の巣村」などコート・ダジュール(紺碧海岸)のところどころには優雅で詩的な名前がつけられていますが、国際空港があり、コート・ダジュール各地への交通が便利なニースは「リビエラの女王」に相応しい町です。

碧い空と碧い海、あふれる陽光と潮の香り、海沿いの遊歩道プロムナード・デザングレには、リゾート地らしい高級ホテルが建ち並びますが、カンヌのような洗練された街や豪華ヨットが並ぶモナコのような華やかさとは違った、居心地の良い雰囲気があります。

訪れる人々は、のんびりとイスに座って何時間も海を眺めていたり、散歩をしたり、ゆったりと流れるリゾートの時間を楽しんでいるように思います。また、旧市街地の庶民的な雰囲気や新鮮な魚介類が並ぶ野外レストランも魅力いっぱいです。

シミエ地区の丘の上にたたずむマティス美術館やジャガール美術館は、絵画が素晴らしいことはもちろんのこと、オリーブの木々に囲まれた庭園の木陰もこの時期一服の清涼剤になります。

いつか暮らしてみたい、そんな素敵な街です。



眩しかったカンヌ

2011-08-07 14:52:05 | ヨーロッパ車窓の旅
「カンヌ映画祭」で有名なカンヌの町に降り立ちました。華やかなイメージがあり素通りする駅でしたが、一度は訪ねてみようと思ったからです。

海岸までは歩いて5分くらいですが、高級ブティックや豪華ホテルが建ち並び、華やかなイメージでした。また、近くには海水浴場もあり、この季節は、コートダジュールのどの街より賑わっているように思いました。

片側は白い砂の美しいビーチ、片側は「カールトン」、「マジェスティック」、「マルティネス」など世界のトップスターが滞在する高級ホテルが並ぶ通りを歩くと、カンヌに来たことを実感できます。

市内観光トレインに乗り、旧港から小さな坂道を上がり、旧市街に入ると古い街並みの風景が楽しく、海沿いのクロワゼット大通りとは一味違った庶民的な雰囲気に出会います。カンヌの歴史を感じ、好きな風景です。

景勝列車の旅

2011-08-04 16:49:54 | ヨーロッパ車窓の旅
コート・ダジュールといえば紺碧の海を思い浮かべますが、ニースを中心としたアルプ・マリティム県は、80パーセントが山岳地帯です。海岸から少し足を延ばしただけで山々が連なるアルプスの風景が見られます。ニースから列車に乗って、コート・ダ・ジュールの雄大な山岳風景を訪ねてみました。

ニースを起点にイタリア方面に北上するタンド線は、コート・ダ・ジュールの山景色を堪能できる景勝路線で、渓谷と山岳風景を楽しめます。ニース国鉄駅から出ているのですが、地中海に沿って走る列車ほど知られていないため、出発予定のホームで待っていても、突然ホームが変わることもあり、その日も登山客に助けられました。

列車はニースの街並みをあとにすると、山岳地帯に入っていき、切り立った崖や渓谷を見下ろしスリル満点です。山の斜面に民家が寄り添う風景は絵画的でした。

終点のタンド駅に降り立ち、静かな街を散歩し、帰りはイタリアのバンティミリアを経由して海沿いを走りニースに戻りました。二つのルートをたどったので、山と海を楽しむことが出来ました。

美しい村サン・ポール・ド・ヴァンス

2011-08-03 15:37:25 | ヨーロッパ車窓の旅
コート・ダジュールに数多くある中世の村の中でも特に美しい村と言われている、サンポール・ド・ヴァンスの村を訪ねました。ニースの長距離バスターミナルからヴァンス行きのバスで約1時間、小高い丘に向って走ります。

この村は多くの芸術家を惹きつけ、中世の雰囲気と現代美術が楽しめる村で、イヴ・モンタンに愛されたことでも有名です。城門をくぐると、メインストリートには芸術家のアトリエがひしめき合い、アーケードや細い坂道をたどってゆっくりと散策するのは、楽しい時間です。

村の東側からは山が、西側からは海が見渡せ、レストランのテラスでのんびりワインを飲みながら食事を楽しむ風景はこの村に良く似合っているように思いました。観光客があまり行かない季節にゆっくりと歩いてみたいです。


イタリア国境の町マントン

2011-08-02 16:34:59 | ヨーロッパ車窓の旅
数年前に、コートダジュールからイタリアミラノに旅行した時、特急列車の車窓から眺めたレモンの樹が生い茂る海辺の街マントンに魅かれ、列車で小旅行しました。ニースからイタリアのヴェンティミリア行きの急行で約30分、各駅停車では約45分、長距離バスでも1時間15分で、イタリア国境の町マントンに到着します。ニースやカンヌのような華やかさはありませんが、静かで素敵な街です。

コートダジュールには似合わない曇り空でしたが、海岸沿いや旧市街地を散策しました。海岸沿いの大通り「太陽の遊歩道」は東に歩いて行くと旧港にぶつかり、、地中海の風が心地よい散歩道です。海辺の要塞のジャン・コクトー美術館や豪華ヨットが停泊するヨットハーバーは優雅な散歩道です。

豪華ヨットは夢の世界ですが、モナコやニースまで手頃な値段のランチクルーズも出ているので、快晴の時に楽しんでみたいと思いました。

街にはレモンやオレンジの樹が生い茂り、オレンジの実はたわわに実っていました。マントンはレモン祭りでも有名なだけあってレモンにまつわるお店も多く、搾りたてのレモンジュースは爽やかでとても美味しかったです。いつかレモンの香りがあふれる2月のレモン祭りの頃、再び訪れてみたいと思います。