aloe(A long stay original esprit)

オリジナルの個人旅行で、海外旅行を楽しんでいます。将来はロングステイの企画、運営のコンサルタントを目指しています。

旅の終わりはパリを散策

2010-09-12 09:27:12 | ヨーロッパ車窓の旅
ここ数年は、パリを素通りしてTGVに乗り込みフランスの田舎町を旅しているのですが、久しぶりにのんびり散策することにしました。

ホテルで朝食を済ませ、歩いて数分のオペラ・ガルニエに向かいました。日中は自由見学ができるので、荘厳な雰囲気とシャガールの天井画を楽しみました。次の機会は観客としてその雰囲気に包まれたいと思います。

しばらく散策を楽しみ道路を隔てて3つ繋がるパサージュに立ち寄りました。パサージュは、19世紀前半に造られたアーケード街で、古書店やアンティークショップ、ブティックが立ち並び、ここだけ時間が止まったかのようです。

その後地下鉄に乗り、サン・ポールで下車し楽しみにしていたマレ地区を散策しました。街の雰囲気はお洒落で、洗練されていて、またレストランも多くパリのなかでも最もパリらしいのではないでしょうか。

パリの散策を楽しんだあと、やはり列車に乗って郊外に出かけたく、ガルデ・リヨンからフォンテーヌブローを目指し、行き先の確認をして国鉄に飛び乗りました。田舎を目指すと心が落ち着き旅の気分に浸れます。

往復と散策で数時間を予定していたのですが、ぼんやり風景を楽しんでいるうちに、目的地を通り越して、列車の終着駅まで行ってしまいました。散策どころではありません。仕方なく反対ホームからパリを目指し、まさに数時間の車窓の旅になりました。

ワインの里ハイキング

2010-09-11 23:28:14 | ヨーロッパ車窓の旅
レマン湖周辺の南向きの日当たりのよい斜面にはブドウ畑が広がっています。緩やかな斜面を歩くワインの道があり、ハイキングコースにもなっています。

ラボー・エクスプレスという観光列車に乗り込みハイキングコースをぐるりと巡りました。ブドウ畑をのんびり登り、花が飾られたワインの村を散策すると、そこはまるでメルヘンの世界です。

眼下に見下ろしたロマン湖の幻想的な美しさは眩いばかりでした。遠くに見えるアルプスの山々も雄大で、ブドウ栽培にとって最も大切な日照時間に恵まれ、アルプスの雪溶け水が加わり、さらに朝夕の寒暖の差が糖度の高いブドウを作り出しているそうです。

山国スイスでありながら、ブドウ畑が斜面を這うように続く光景は、スイスの魅力を増幅させます。

レマン湖の休日

2010-09-08 21:23:41 | ヨーロッパ車窓の旅
フランスのディジョンからTGVに乗り2時間弱でスイスのローザンヌに到着します。ローザンヌからは各駅停車でのんびりレマン湖畔の美しい街モントルーに向かいました。

スイスとフランスの国境が東西に横切るレマン湖は、ローヌ氷河が流入する氷河湖です。遠くアルプスを望む美観は、古くから貴族やチャップリン、オードリー・ヘップバーンなど著名人に愛されてきました。周囲には、高級リゾートとして栄えた風光明媚な街や中世へ誘う古城が点在します。

青い水面が神秘的なレマン湖周辺の遊歩道を散策し、シヨン城に向かいました。幻想的な姿を湖面に映し、レマン湖に浮かぶように建つシヨン城は、スイスを代表する名城です。


田舎のプチホテル

2010-09-07 18:07:24 | ヨーロッパ車窓の旅
旅名人ブックスシリーズの小さな町の素敵な宿「フランス田舎のプチホテル」と芸術家たちが愛した風景「フランスの田舎町」の2冊は、写真も文も素晴らしく、いつも眺めながらフランス旅行の参考にしています。

紹介されているホテルは、プチホテルというタイトルからはかけ離れているほど、豪華なものから厳かな雰囲気のものまで、すべてがため息が出るほど素敵で、一度は宿泊してみたいと思いを馳せていました。

今回は、その夢を実現すべく、ブルゴーニュ地方、デジョンにある公国の首都にたたずむ迎賓館「オテル・ソフィテル・ラ・クロッシュ」に宿泊しました。公園に面して建っているため、大きなガラス窓からは陽光が差し込み、、中世の名残を残したディジョンの街並みが一望できます。客室には「ロマネ・コンティ」、「シャンベルダン」などブルゴーニュ地方のグラン・クリュ(特急畑)の名前がついていて、部屋の雰囲気も名前に劣りません。

大手ホテル・チェーンのソフィテルでも最も高いステータスを誇るシックな宿であることが実感できました。

ロマネ・コンチの里へ

2010-09-05 22:40:58 | ヨーロッパ車窓の旅
パリからTGVで1時間40分、ブルゴーニュ地方のディジョンに滞在しました。ブルゴーニュ公国の首都として栄えたディジョンはフランスを代表する食処で、エスカルゴ、マスタードが有名です。

ディジョン郊外から始まるブドウ畑は南北に長く続き、ボルドーと並ぶ名醸地でさっそくワインツアーに参加しました。

ワインの王と呼ばれるブルゴーニュワインは単一品種が複雑なワインを生む特徴から、畑とドメーヌ(畑の所有者)が重視されています。赤はピノ・ノワール、白はシャルドネが主とのことですが、畑ごとの特徴より、広大なブドウ畑と美しい村々に魅せられました。

ロマネ・コンティを産出する畑の前に立った時は、感動しました。


イギリスからフランスへ

2010-09-04 21:28:52 | ヨーロッパ車窓の旅
ロンドンからフランスのリールまで、英仏海峡を貫く国際高速列車のスター「ユーロスター」に乗車しました。

ユーロスターはイギリス、フランス、ベルギーの3国を結び、ロンドン~パリ間を約2時間35分で結んでいます。ちなみに世界最長の海峡トンネルを約20分で走り抜きます。ヨーロッパの国際列車は各国に乗り入れ、車窓の旅を充実させます。

イギリスでたっぷり行動したので、フランスに入国後は余裕をもって、ピカルディー、ノール地方のリールで一泊しました。リールはTGVでパリから1時間でヨーロッパ諸国の玄関口としても重要な役割を果たしています。

宿泊だけの短い滞在でしたが、到着後旧市街地を散策すると、そこは数時間前のイギリスとは日差しも空気も変わり、のんびりとしたフランスの郊外の風景でした。