aloe(A long stay original esprit)

オリジナルの個人旅行で、海外旅行を楽しんでいます。将来はロングステイの企画、運営のコンサルタントを目指しています。

王侯貴族の避暑地ザルツカンマーグート地方

2009-09-25 23:03:23 | ヨーロッパ車窓の旅
ザルツブルックからバスまたは電車で1時間ほどでザルツカンマーグート地方に到着します。この地方は、平均標高が600mと高地であることや、温泉があることから、王侯貴族の避暑地として栄えました。

アルプスの山並みに囲めれた、宝石のように美しい湖が70以上も点在していて、氷河が削り取った大地にできた湖は、驚くほど透明度が高く、風光明媚な地帯です。

ザルツブルック地方の中でも、オーストリアのガイドブックの表紙を飾る、世界遺産ハルシュタットを訪れました。ザルツブルック駅から鉄道で45分、アントナングロブッハイム駅で乗り換えハルシュタット駅まで約1時間半の長旅です。

世界最古の塩坑が残る街で、現在も塩の採掘は操業されています。塩坑観光ツアーは充実していてケルト文明の地を体験できました。

世界でいちばん美しい湖畔の町、ハルシュタットは期待を裏切らず、まるで絵葉書の一枚のように美しく、時の立つのも忘れてしまいました。

音楽の都ザルツブルク

2009-09-22 14:11:44 | ヨーロッパ車窓の旅
インスブルックから2時間で音楽の都ザルツブルックに到着しました。ドイツ国境近くにあり中世の街並みが息づく美しい街は、モーツアルト生誕の地としても有名です。

ザルツブルク中央駅から旧市街地までは徒歩で20分ほどで、観光スポットは歩いて充分回れます。「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台となったミラベル宮殿、大聖堂、完全な状態で保存されている中央ヨーロッパ最大のホーエンザルツブルク城塞、モーツアルト広場・・・見どころ満載です。

散策後、ホテルで一息ついてからマリオネット劇場に出かけました。1913年に設立された世界を代表するマリオネット劇場で、2000体にも及ぶ人形が一流の歌と演奏に合わせて生きているかの様に踊り、有名なオペラや創作劇までレパートリーは広く160ほどあります。

当日の演目は「サウンド・オブ・ミュージック」でした。なんという幸運でしょうか。ミラベル宮殿のマリアと子供たちが「ドレミの歌」を歌いながら駆けあがっていく庭園の階段を散策したばかりの私たちは、興奮冷めやらぬ気持ちでマリオネットミュージカルを楽しみました。

チロル地方ハイキング

2009-09-20 14:00:29 | ヨーロッパ車窓の旅
チロル地方最大の湖、深い青がクリスタルのように美しいアッヘン湖と周辺の山にハイキングに行きました。

インスブルックから列車EC(ユーロスター)に乗り、1時間でSLが発着する鉄道ファンに人気のイエンバッハ駅に着きます。駅から現役では世界最古という蒸気機関車に乗り、45分でアッヘン湖畔にあるぜーシュビッツ駅に到着しました。

列車は、歩く速度より遅いと感じるほどのんびりとチロル地方の高原を走って行き、チロルの風景を心ゆくまで楽しめます。

湖近隣からはロープウェイ乗り場があり、1800mの山頂まで登るとアッヘン湖、鉄道、アルプス山脈などが一望でき、まさにサウンド・オブ・ミュージックの風景そのもの、絶景です。

3000m級の山々や美しい渓谷、アルムの牧草地などをながめながら、オーストリア・アルプスを思う存分楽しみました。

南仏からチロル地方へ

2009-09-15 20:13:55 | ヨーロッパ車窓の旅
南仏プロバンス地方から、オーストリアチロル地方まで、列車を利用して丸1日かけて移動しました。

8時55分、エクス・アン・プロヴァンス発のTGVでリヨンに向かい、REでスイスのジュネーブ、ICでチューリッヒと、乗り換えながらフランス、スイスの車窓の旅を楽しみました。乗り換えは慌ただしかったですが、天気にも恵まれ、スイスレマン湖の畔の葡萄畑を楽しみ、美しい風景にうっとりしました。

チューリッヒから最後の目的地、オールトリアのインスブルグに向かったのは定刻通りの午後4時で、乗り込んだECはビストロ付き、6人掛けの個室付きの列車でした。

チューリッヒを発ってしばらくすると、車窓からは大きなアルプスが見え始め、今までに見たことのないような雄大な景色に、言葉を失いました。ヨーロッパ秀逸の景色といっても過言ではないような気がしました。

ビストロに移り、オーストリアワインを飲みながら夕食をとると、朝からの乗り換えの疲れも忘れ、列車の旅の醍醐味を感じます。車掌さんが、オーストリアはスイスより素晴らしいですよという言葉に、ちょっぴりですが納得してしまいました(笑)

9時21分、列車はインスブルグに到着しました。

第2のローマと呼ばれたアヴィニョン

2009-09-13 10:22:56 | ヨーロッパ車窓の旅
プロバンス地方のアヴィニョンは、中世に法王庁が置かれ、旧市街は全体を城壁に囲まれていて、「第2のローマ」と呼ばれた街です。まずは荘厳な法王庁の宮殿を見学しました。また、ローヌ川に架かるサン・べネゼ橋は「アヴィニョンの橋」の歌で有名で、興味深く渡りました。

教皇はローマに戻りましたが、現在も法王庁の威容はそのままで、町にも中世の面影が残り、旅人を魅了しています。

観光した日は真夏で気温が35度あり、照りつける太陽と乾燥した空気が、日本では経験したことがないような暑さを感じさせましたが、木陰は涼しく助かりました。法王庁前のテラスは歩き回った人たちが、涼を求めて一息つくために賑わっていましたが、納得できます。

コートダジュールの小さな村「エズ」

2009-09-12 14:17:48 | ヨーロッパ車窓の旅
エクス・アン・プロヴァンスのバスターミナルから直通バスで2時間で、コートダジュール地方のニースに到着します。到着先が、運良くバスターミナルだったため「エズ」方面のバスに乗り込みました。

エズはニースとモナコの間に位置する街です。標高427mの険しい岩山の頂上に作られたこの「鷹の巣村」は、長い間文学者や芸術家たちを魅了し続けてきた美しい村です。

以前、モナコを旅行したとき、時間の都合でエズには立ち寄れなかったため、村への観光は念願でした。今回こそと、だいたいあの当たりとの思いでバスから降りると、ふた駅手前でした。眼下に地中海を見下ろすバス停からは、遥かかなた、引き返すわけには行きません。

地中海を眺めながら歩き続け、1時間でようやくエズに到着しました。曲りくねった小路は中世の雰囲気そのままで、美しく、疲れが吹き飛んだのは言うまでもありません。

レストラン「オランジェリー」

2009-09-10 13:41:52 | ヨーロッパ車窓の旅
エクス・アン・プロヴァンスのホテルアクアベルに併設された、「オランジェリー」は、1993年フランスのシェフコンクールで優勝したシェフJean-Francois LEMERCIERがプロデュースしたレストランです。

プロバンスの野菜や果物、マルセイユの魚は新鮮なのはもちろんのこと、一枚のお皿に盛られたお料理はまるで絵画のようで、味も格別です。お好みの一皿とワインだけでも十分で、気軽にメニューを選べるのも嬉しいです。

プロヴァンス庭園のテラスでの美味しい料理と居心地の良さに、滞在中は連日通いつめました。

憧れのプロヴァンス生活

2009-09-07 12:15:55 | ヨーロッパ車窓の旅
世界でも指折りの美しい目抜き通りといわれるミラボー通りを中心に、18世紀の館や数多くの噴水が点在するエクス・アン・プロヴァンスの町は、こじんまりとした優雅なたたずまい。プロヴァンス文化の素晴らしさを随所に見せてくれます。

さっそく、旧市街近くのホテルから、案内地図を片手に市内散策をはじめました。最初に目指したのは、丘の上に建つセザンヌのアトリエです。少し登ると何度も画題にしていたサント・ヴィクトワール山が望める、大きな庭があるアトリエで、当時のまま保存されているので興味深いです。

エクスの街は、教会、歴史的建造物はもちろんのこと、セザンヌの足跡となる建物や、美術学校が多く、またコーヒータイムを楽しくさせる素敵なカフェーや、涼を運ぶ噴水なども多く、散策するのに飽き足りません。

トゥールから南仏エクス・アン・プロヴァンスへ

2009-09-03 11:28:40 | ヨーロッパ車窓の旅
ロワー地方トゥールを発ち、列車を乗り換えエクス・アン・プロヴァンスに到着したのは午後8時でした。直行列車がなかったり、乗り換え駅で次の列車までしばらく待ったり、予定通り到着できないこともしばしばあります。

プロヴァンスには4日間滞在するので、ホテルは駅から市街地まで往復バスが出ている市街地の丘の上のリゾートホテルです。

初めて降り立った駅が、広い丘陵にポツンと建ち、夕暮れでバス乗り場も見つからなかったので、まずはタクシーに乗り込みました。目的地は有名らしく、広大な丘陵を走り始めたのでほっとして窓からの風景を楽しんでいると、30分以上たっても着きません。確かバスなら片道15分・・・不安になりました。

なんとかホテルにたどり着いた時は、あたりも真っ暗。ローマでタクシーに乗った時は、5分で着くホテルを30分以上かけて回り、膨大な金額を請求された覚えがありますが、南フランスではそんな経験はありませんでした。

料金も距離相当なので長く感じたのかもしれませんが、それにしても遠回りは間違いありません。観光タクシーとあきらめ、ホテルにチェックインしました。