暑気払い

連日の猛暑に耐え切れず、涼を求めて伊豆スカイラインを走りました。しかし、緑濃い山並みのスカイラインでさえ３０度を超す暑さで避暑にはなりません。

水着持参で、ラフォーレ修善寺に向かい、午前１０時にはスパ（温泉プール）に飛び込みました。平日ということもあり、お昼までの２時間は貸し切り状態でした。水温は高いものの水中メガネを持っていれば十分泳げる広さです。また、水中ウォーキングは程よいエクササイズにもうってつけです。プールの隣には広々とした温泉が併設されていて、季節、時間を選べば安い料金で優雅な時間を堪能できます。

伊豆市には、「中伊豆ワイナリーシャトーT.S]という７ヘクタールのブドウ畑を有するワイナリーがあります。広々とした丘には、太陽をあびた大きなブドウの房がたわわに実っています。

まずは、「ワインの木の丘」を眺めながらグラスに並々と注がれた農場産の赤ワインを飲みながら軽いランチを楽しみました。売店では、無料のワインの試飲もありますが、２００円で高級ワインの試飲も楽しめ、グラスも進み最高の暑気払いになりました。

静かな開花

日の出とともに目を覚まし、鎌倉の鶴岡八幡宮に向かいました。蓮の開花を楽しむためです。わずか数日間の開花ですが、早朝にひっそりと咲く、清楚な蓮の花は、優しく心癒されるたたずまいです。日中は３０度を超える暑さですが、早朝の鎌倉は涼しく、静かに花を楽しめます。

境内には、嵐で倒れた大銀杏の切り株に新芽が萌え、エネルギーが満ち溢れています。冬の寒い頃には、大きな明るい牡丹の花が咲き誇り、盛夏のこの時期は、涼しげな蓮の花が咲き、四季それぞれ風情があります。

海岸に向かい、朝食をとり、江の島方面に向かうとそろそろ海水浴客が海岸にピーチパラソルを立て始めていました。３連休の最後の快晴の日ということもあり、今年最高の人出になることは間違いありません。

渋滞を前に、岐路につき、猛暑のこの時期は早朝散歩が心身ともに楽になりました。

まるでヨーロッパ！

数十年ぶりに、東京駅丸の内南口で下車し、会食予定のブリックスクエアーを目指し散策しました。美しい高層ビル、広い通り、高級ブランド店が並ぶ街並みに、まるで浦島太郎のような驚きです。

欧米諸国の目抜き通りを彷彿させるような街角、休日で人も少なかったせいかどの国にも負けないほど静かな雰囲気にカルチャーショックです。

なかでもひときわ目立つ、煉瓦仕立てのビルのパティオは、ヨーロッパの小さな美術館の中庭のようにお洒落で、噴水の周りの植物や木立に木漏れ日が差し、贅沢な気持ちになれる空間です。

ランチは、２階の「グリルうかい」で楽しみました。雰囲気、ワイン、お料理は言うまでもなく素晴らしく、この街角にぴったりです。

東京がこんなに素敵に変身していることに感激し、たまには東京散策を楽しみたいと思いました。