黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

なでしこリーグ第13節 対東電戦「同じ過ちを繰り返す」

2009-07-12 23:00:29 | アルビレディース
なでしこリーグ ディビジョン1 第13節
2009年07月12日 14:05K.O Jヴィレッジスタジアム(1,433人)曇り 芝良 微風 主審 米村真由美

アルビレックス新潟レディース 1-4(1-2、0-2) 東京電力

24分失点、31分大石沙弥香1、38分失点、56分失点、72分失点



[東京電力]

------天野------
-中村-長船--宮崎-鮫島-
----宮本--上辻----
五十嵐--------伊藤-
----安本--本間----

SUB:GK山根、DF山本、MF松長、FW丸山、FW森田
監督:菅野将晃

71分 安本→丸山
80分 本間→森田
84分 天野→山根

主にJ2を中心に湘南などを率いてきたS級監督が相手。
だいぶメンバーが若返ってきている気もするが、アルビよりは遥かにお姐さんのチームだ。


[アルビレックス新潟レディース]

----口木--大石----
-小原--上尾野辺--山崎-
-----法師人------
-山本-川村--東山-波佐谷
------大友------

SUB:GK諏訪、DF井上、MF中村、MF斎藤、MF佐伯
監督:奥山達之

56分 口木→佐伯
63分 山崎→中村
86分 法師人→斎藤


累積警告で出場停止のCB詫間選手のところに通常はボランチの川村選手を下げ、ボランチにベテランの法師人選手、右SHに山崎選手を配す。

これまでの対戦や他チームとの試合から東京電力はゴール前へ放り込んでくるのは明らかなので、中盤で出し手への圧力をしっかりと掛けないと一方的な展開になる。

普段の川村選手だったら全く問題はないのだが、軽量級でスタミナの無い法師人選手を中盤の守備専で使うとは随分と思い切った奥山采配。

おそらく今回も相手の足は後半20分過ぎには止まるだろうから、その時まで我慢できるかどうかが勝負の鍵。




TV放送の関係で予定より5分遅れてのK.O。

アルビの中盤のプレスが甘くどんどん放り込まれる。

川村選手の動きが抜群で、力と技でバイタルエリアから押し返すが、東京電力の両サイドへ後方から放り込んで一機に陣地を奪うといういわゆる部活サッカーに対応できない。

そんなこんなでアルビ陣内で試合をするので、ゴール前に放り込まれたボールを五十嵐が一度トラップで浮かしてシュートが先制点。

逆にアルビも逆襲で、大石選手のやわらかい股関節を使ったプレーで1-1。

しかし、アルビ陣内で試合を続けられ、特に安本の動きが速くて止められず、ゴール前、GK大友選手がシュートを弾くも、何でそこに詰めているんだというくらいの絶妙の位置に宮本がいてシュート。さすがに大友選手、弾けず1-2。

流れというか、ペースが作れないまま前半終了。



ハーフタイム、社員動員で来場していた観客がぞろぞろと帰り始める。

まあ、それだけ緊張感も無く、感動も無い試合だったんだろうな。がっくし。





後半も東京電力のペースであるが、次第に足が止まり始める。

が、それ以上に法師人選手が走れない。全く追いつけない。

後半開始直後から1人少ないのと同じ状況だ。

セカンドボールが拾えない。追いつかないのだ。


奥山監督は動く気配なし。男子の鈴木監督がジウトンを使い続けるのと同様、何か帰するところがあって奥山監督も法師人選手を使い続けるのだろう。

が、走れないボランチをフォローする為に両サイドの小原・山崎選手や上尾野辺・大石選手が中に絞って対応すると、逆に空いたスペースを狙われる。

走れないのならせめてスペースを埋めてくれればいいのだけど、もう疲れが思考能力も低下させているみたいで、ベテランらしからぬ判断ミスが続く。プレゼントパスの連続。



そんな中、右サイドの五十嵐の放ったフラフラっとしたクロスがそのままゴールに入ってしまう。

残念ながら、これで勝負有りの感。

東京電力とやる時はいつもこんな感じのしょぼいシュートで試合が決まってしまう。

プレスが甘いのが最大の原因なのだが、何だかな、っていう試合だ。


1-3となって、ようやくメンバーチェンジ。

足を痛めた口木選手に代わり、佐伯選手を投入。元TASAKIの2トップに変更。

ちなみにこの試合に出場した3人のFWは皆静岡県出身。

残り15分というところで、山崎選手が右から切れ込んで佐伯選手のシュート。も外れる。惜しい。

メンバー交代の表示で、さすがに法師人選手を交代だろうと思ったら、その動けていた山崎選手を中村選手に交代。

東京電力も試合を締めに入る。

最後までちょこまかちょこまかうるさかった安本を丸山に交代。

これで一息つけるかと思いきや、疲労でアルビの選手の足が止まっていたようで、DFが振り切られ投入直後に丸山のゴール。

本間を森田へ交代し、時間を消費。

もう試合の勝利を確信した菅野監督は何と天野実咲を山根恵里奈に交代。

奥山監督、子ども扱いをされる。

86分に法師人選手を斎藤選手に交代させるも3点差のついたこの時点での意味は無く、最後まで押されまくって、山根にシュート1本も撃ってあげることすらもできず試合終了。

東京電力戦の連敗は続く。



実は奥山監督、昨年ホーム五十公野の岡山戦(←この時はGK福元が不在で評価は微妙)を除くとまだS級監督に勝ったことが無い。引き分けが精一杯の状態だ。

東京電力は基本的にS級監督なので、S級越えが出来ないと東京電力への勝利はない。

今回はTV向けにGKを交代するという最大の屈辱を味わったわけだが、次節のS級監督との対戦では何とか男の意地を見せてもらいたい。




なお、今回は諸事情により文字のみ。

携帯電話ですら手に持つと警備員が来る状態。さすが東京電力、監視は厳重である。