R,06,07,10 クズとカス NO,4201
同じようなものですが、まったく違います。 屑はまだ経済的価値があるものですが、
カスにはそれがありません。
戦後ガリオアエロアで、アメリカから供与された、「トウモロコシのコーン油脂の絞りカス」
がそれでした。 豚の餌にしていたようですが、煮ても焼いても、人間が食えたものではなかった。
木屑を食べている感覚だった。
名前は「卯の花」としゃれていたが、豆腐の搾りカスの「オカラ」だってそうだった。
なんたって安いものだから、貧乏家庭ではしょちゅう食卓に出されたたが、見るだけで
「ゲ」が出ほどに嫌いだった。 今でも食えない。
その点酒粕を使った「かす汁」は空腹の青年時代にあっては命の源泉ほどにうまかった。
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