あきじの気まぐれ日記Ⅱ

「あきじ」が日頃、撮影した鉄道・バス・船など
様々な写真などを紹介して行きたいと思います。

大和ミュージアムで紫電改エンジン「誉」展示中

2020年06月09日 | 航空機ネタ
コロナウィルスの緊急事態宣言が解除され、外出自粛など緩和されましたが、
解除されたといっても第2波もいつ起こるかわかりません。
今まで通りの生活に戻ることには行きません。
油断はできないので、引き続き感染防止対策をしっかり取って
行動となります。

大和ミュージアムも新型コロナウイルスの感染拡大を受けて3月2日から
臨時休館していましたが、6月3日から再開しました。

当初は4月末から開催予定だった企画展が再開に合わせて始まったので
平日の仕事休みを利用して昨日行ってきた。
呉市には呉海軍工廠の他にもう一つ、広工廠・第11海軍航空廠が
ありました。
企画展では、この工廠と航空廠に深いつながりがある飛行艇を中心に、
同所と国内の大正~昭和期の航空機開発の歴史を振る展示となっています。

再開するにあたり色々と取り組みも行われています。
館内では「マスク」着用、入館時に手指の消毒(アルコール等)
見学時間は60分以内を目安など
詳しくは大和ミュージアムHPをご覧頂けたらと思います。
https://yamato-museum.com/


10分の1戦艦「大和」
再開されたといっても館内にいた来館者は少ない。
私が来館していた時に数えただけでも20数名前後。
このように人がいない状態で「大和」が撮れるのも珍しい。

企画展はパネルと映像を主体に貴重な資料なども展示されている。



広工廠で製造されたF-5飛行艇に換装された4翅プロペラと2翅プロペラ

ローレン400馬力発電機

局地戦闘機「秋水」のタービン部品、燃料容器、燃焼室

誉 発動機の磁石発電機

旧第11海軍航空廠 廠長官舎の装飾と部材
広にある株式会社ミツトヨ広島事業所敷地内にありましたが、
造成にあたり、残念ながら昨年解体された。
部材の一部が大和ミュージアムに寄贈されたそうです。
ちなみに広町内には、まだ遺構が残っている所もあります。

今回の企画展の目玉のひとつ
太平洋戦争中に旧日本海軍の戦闘機「紫電改」などに搭載された
高性能の国産エンジン「誉(ほまれ)」の主要部
エンジンの中心部に当たる円柱形のクランクケースでシャフトや
ロッドも一部付随している。
2018年9月に第11海軍航空廠跡地にある在日米陸軍広弾薬庫の
のり面整備工事中に地下約1メートルから掘り出された。
在日米陸軍から寄贈を受けて、今回の企画展で初公開されてます。



ハ107 空冷星型複列18気筒発動機
旧日本海軍の戦闘機「紫電改」などに搭載された発動機
この世界の片隅にでも義父さんの円太郎さんが
しみじみ呟くシーン「鳴らしとる鳴らしとる、わしらの2000馬力が・・」
というシーンがありましたが、その発動機がコレですね。
「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の作品の中で
取り上げられた物が現実に・・・

常設展示にも広工廠・第11海軍航空廠のコーナーがあります。
常設展示も併せてご覧頂けたらと思います。

第11海軍航空廠の門標

紫電改の模型

今年3月に発刊された「呉市海事歴史科学館資料集」
所蔵資料のなかから、資料を選び出して紹介することを目的として発刊
されたそうです。
そして第1巻は「広海軍工廠・第十一海軍航空廠編」です。
ミュージアムショップで購入することができます。


大和ミュージアムに来たついでに常設展示に展示されている
福山自動車時計博物館から貸し出されているマツダGBの様子も
確認

各地で観光施設などが徐々に再開さいていますが、
まだ観光客が戻るまで至っていません。
大和ミュージアムもスタッフさんに聞いてみると
土日も少ないとのこと。
このような時期だからこそ、今回の展示は地元の方々に
見て貰いたいです。

今回の展示は一番見に行きたいのは片渕監督ではないでしょうか?

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