あきじの気まぐれ日記Ⅱ

「あきじ」が日頃、撮影した鉄道・バス・船など
様々な写真などを紹介して行きたいと思います。

ナッチャンWorld@関門

2011年11月13日 | 船ネタ
三菱重工下関造船所江浦工場で行なわれた「シルバープリンセス」命名・進水式の見学後、
オプショナルツアーを準備してくださった ふくふく号さまに連れられて
みーにゃおのパパさまと共に、午前中は色々と回りました。

午後からは、命名・進水式同様に事前に情報を頂いていた、
津軽海峡フェリー所有の高速フェリー「ナッチャンWorld」が、
先日、列車輸送された装甲車に続いて戦車と装甲戦闘車を北海道・苫小牧港から
大分港まで輸送した帰りに関門海峡を西方面向け通航するということで撮影に向かいました。
運良く、関門海峡通航時間も命名・進水式と被らない、昼過ぎ、
こちらでは、まず撮影できるフェリーではないので、コレは撮影するしかないでしょ!

関門海峡にはいくつかの撮影ポイントがありますが、撮影場所に選んだのは
唐戸市場前のウッドデッキ
ここなら関門大橋と絡めて撮影できるんですよね!

部埼南から関門航路に入航してきた「ナッチャンWorld」
「ナッチャンWorld」は双胴式の高速フェリーになります。

関門大橋下を通航してきました。

間近で見るとデカイ!カッコエェ!!

船体側面に描かれている絵は児童より公募したイラスト中から選ばれた
恐竜や海の生物などが描かれています。

迷彩服姿の一団が後部デッキに・・・
北海道に帰るのに、なぜ迷彩服の方々が乗船しているのかと思ったら、
長崎県対馬を経由して奄美・名瀬港に向かったとか・・・

船尾側には車両を積み込む為にランプウェイが装備されています。

しかし、荷役接岸時は船尾ランプウェイしか利用できず、 この船尾ランプウェイが
船体の吃水面から高い位置にあるため、港湾設備は同型船専用に整備された
専用岸壁しか利用できませんでしたが、
今年10月に、3月に起きた東北地方太平洋沖地震以降利用が多くなった
自衛隊輸送を鑑み一般の整備されていない岸壁でも使用できるように
後部ランプウェイの左舷側に舷側接岸時使用できるランプウェイの増設工事をしました

唐戸で撮影後、関門海峡フェリーと一緒に絡めて写そうと
彦島へ追っ掛けたものの、関門海峡フェリーは彦島に入港中でした。
バックに写るのは住友金属小倉です。

更に県道252号彦島道路のパーキングエリアまで追っ掛け
霞んでいるのが残念・・・

バックに写るのは下関市の沖合いに浮かぶ六連島です。
この島の横を抜けると関門航路の出口、六連島北になります。

「ナッチャンWorld」スペック

アルミ軽合金製高速双胴船
全長112m 幅30.5m
総トン数10,712トン
ディーゼルエンジン9000kw×4基
ウオータージェット推進器4基
満載時約36ノット
最大搭載車両 普通自動車350台 又は普通自動車195台+トラック33台
最大搭乗人員 1,746名

2008年4月竣工
オーストラリア インキャット社ホーバート造船所で建造

「ナッチャンWorld」には、「ナッチャンRera」という姉妹船もいます。

「ナッチャンWorld」は、当初、東日本フェリーが青森港と函館港の間(青函航路)で
運航していた高速フェリーで、2009年以降、東日本フェリーを吸収合併した
津軽海峡フェリーが、夏期繁忙期限定で運航しています。

ウィキにも出ていたのですが、
昨日、書店で購入した、某艦船雑誌○シップスを拝見していると
現在、「ナッチャンWorld」は防衛省が姉妹船「ナッチャンRera」と共に購入を検討中
だそうです!
ということは、今回の輸送がいいテストになったのでは?

「ナッチャンWorld」を撮影後は、更にオプショナルツアーが続きます。

つづく