明野西JFC監督日記

少年サッカーチーム「明野西JFC」の監督所感、活動予定/結果
(明野西JFCを愛し、応援する人々へ)

雨読・雨転

2014年06月21日 15時12分50秒 | Weblog
 今日6/21は、明野西小で、こくみん共済U-12リーグの予定でしたが、朝7時の判断で中止にしました。
 午前中は、小降りで判断が早すぎたかなと思いましたが、グランドはぬかるんで水溜りもありましたし、午後はまた激しく雨が降り始めました。
 明日の少年団U-11リーグも厳しいかもしれませんね。

 今週は、雨で火曜日、水曜日の平日練習が中止になり、昨日の金曜日の練習だけでちょっと寂しい一週間でしたが、こういう時こそ、読書と室内トレーニングです。

 写真のエアロバイク(COMBI製)は、10年程前にネットで購入したもので、これに乗りながら本を読んでいます。




 今週読んだのは、宮本恒靖著の「日本サッカーの未来地図」(発行所:KADOKAWA、1,300円(税別))。




 元日本代表の宮本氏が、引退し、「FIFAマスター」の資格をとる10ヶ月の体験記と、そこから彼が日本サッカーを外から見た時に日本がどう進むべきか考えたことが書かれています。
 「FIFAマスター」とは、FIFA(国際サッカー連盟)やIOC(国際オリンピック委員会)を始めとするスポーツ機関を支えていく人材育成の目的に2000年から設立されたスポーツ学の大学院(修士相当)で、FIFAが支援し、CIES(スポーツ研究国際センター)が運営するもので、イギリス、イタリア、スイスを回って10ヶ月の課程で履修するものです。当然、授業は、全て英語で行われます。
 彼は、B級ライセンスを現役時代に取得していましたので、この延長で指導者の道を進むことも考えられたと思いますが、自分の世界/視野を広げられるのではないかというインスピレーションがあって受験したとのことです。倍率は、10倍以上で難関です。
 知的な選手だった彼ですので、「FIFAマスター」取得で得た「歴史」、「経営、「法律」の切り口から、世界のサッカー、及び日本の立ち位置を書いており、サッカー界を俯瞰できる貴重な著書ではないかと思います。
 彼は、FIFAマスターで学ぶ中で、「サッカーに関わる者がパッション(情熱)を持って取り組んでいき、周囲を巻き込んだ時に周囲にもパッションが巻き起こり、それが持続し、サッカーが日本で文化になると信じている」と最後に書いています。
 Jリーグが発足した時のようなパッションが、今は薄れてきたというサッカー人としての危機感を彼は持っています。

 私も底辺の指導者ですが、「サッカーを文化にしたい」と思っている1人です。
 まだ、日本サッカーは、文化と呼べる状態ではないと思っています、情報/意見発信、説明責任等々。

 W杯の時期だからこそ、世界のサッカー界を俯瞰できるこの本をお薦めします!


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