明野西JFC監督日記

少年サッカーチーム「明野西JFC」の監督所感、活動予定/結果
(明野西JFCを愛し、応援する人々へ)

書評「常識を超えれば夢は叶う」

2013年06月01日 16時56分47秒 | Weblog
 書名: 常識を超えれば夢は叶う -問いかけ、気づかせ、導くコーチング-
 著者: 永里正彦
 発行所: 出版芸術社
 定価: 1,200円+税


 運動会休みで毎日暇なもので、紀伊国屋で購入し読んだ本です。ご紹介します。

 さて著者の永里氏は、ご存知のように、長男・源気さんが、Jリーガー(ガイナーレ鳥取所属)、長女・(大儀見)優季さんが、なでしこジャパンの不動のFW(独ポツダム所属)、次女・亜紗乃さんも2013年3月になでしこジャパンに選ばれた(独ポツダム所属)という、子どもさん3人共がプロサッカー選手である方です。
 ある意味、稀有なサッカー子育て経験をされた方だと思います。
 ご自身も、お父さんコーチ(サッカー未経験)からスタートし、今はプロのサッカー指導者としてジュニアからジュニアユースまでは指導をされておられます。
 
 この本は、著者の子育て論でありますが、サッカーの指導者としても納得する、或いは同じような思いを持つフレーズがたくさん出てきます。

 例えば、「父性と母性」という言葉がたくさん出てきます。これは、家庭環境の中に、厳しい理不尽を伴う子どもに対する要求(父性)と、全てを受け入れる優しい感情(母性)の二面がないと子どもの心は成長しないというものです。
 当団のS代表も『子ども成長には怖い人(父)と優しく甘えられる人(母)が必要』と言っていますが、正に同じことです。

 また、「徹底的にやりきった経験が伸びしろにつながる」というフレーズも大いに共感できます。
 わたしも、何事もやりきらないと次のステップ、道は見えないという気持ちをいつも持っています。中途半端の経験では、本当の力はついてこないし、そこからしか見えない高い課題も明確にはならないはずです。
 自分で限界の線を引いたり、情報過多で不要なものを捨てさることが出来ない子になり、能動的になれず、いつも受け身の姿勢になってしまいます。苦しさの中にこそ、次元の高い本当の楽しさや解決能力が身につくものです。

 その他にも納得共感できる子育て論満載です。

 子育てに悩んだり、子どもとの接し方に不満/不安がある方には一読をお勧めします。



目次(抜粋)

Ⅰ サッカーとの出会いから
 子供たちで決めあう経験
 最善を考えられるために
   偶然を必然にとらえる/他人と比較することなく自分を創造する
   念ずれば花開く - 常識に・理屈に屈さない

 一徹であること
   理性と現実を理解させる/親子ともに自ら学ぶ
   理性と感情の狭間にいるということ/父性と母性、理性と感情
   子供を目的地に導く

Ⅱ 地域で育まれることから
 習うより慣れろ
 子供の器を育むためには
   「普通でいい」「皆と同じでいい」では器は大きならない
   百を知らせるより一を経験させる/夫婦で夢中になれる共通項を
   子育ては親の学びである/子供の使命、親の使命

 一生懸命は誰のため
 能動的に動くには
   毎日がセレクション/迷った時には困難な道を選ぶ
   徹底的にやりきった経験が伸びしろにつながる
   「出し切ること」と「吐き出す」

 挑戦することから

Ⅲ 歩み続けることから
 創意工夫を生むためには
   工夫が必要な環境に身を置かせる/子供への厳しさは自分への厳しさでもある
   子供への厳しさは自分への厳しさでもある

 心の中から
   子供の「楽しい」=「意志」を感じ取る
   「本当の楽しさ」が、無から有を生み出す
   真の楽しさとは/自分で気づかせる/問いかけることで大人も成長する
   一つのことに入り込むかことから、物事の深みを知る

 視野を広げて
 隠されている真実に



大運動会決行

2013年06月01日 12時30分23秒 | Weblog
 雨が降ることは、確実でしたので、日曜日に順延と思っていましたが、朝6時頃、布団の中で花火の音を聞き、決行することが分かりました。
 午前中の小雨の中で雨天用プログラムの短縮版で行われましたが、競技が終了した11:40頃には、どしゃ降りとなりました。

 今年は、紅白の応援団長が、当チームのシンタロウとキョウヘイでしたので楽しみも倍増でしたが、短縮版でやや残念でした。
 それでも、皆の頑張りをたくさん見せてもらいました!

 紅白リレーにも、1位でフィニッシュしたゲンキを始め、たくさんの団員が選ばれていましたが、全員一生懸命の走りでした。
 最後の騎馬戦は、団長対決で盛り上がりましたが、紅組のシンタロウに軍配。これで逆転で紅組優勝かなと思いましたが、僅差(8点差)で白組が逃げ切り、キョウヘイに優勝旗が渡されました。

 団員の皆は、雨の中お疲れ様でした。
 低学年は、月曜日から、高学年は、火曜日からまた頑張りましょう!

(明日17:00から、ゴールの移動を行います。後援会の皆さんのご協力をお願いします)