山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

平成30年度予算 成果2 【公共施設マネジメントで財政負担を抑えながら区立施設再編を!中央図書館改修】    

2018-03-23 | 議会報告

平成30年度予算成果2

【公共施設マネジメントで財政負担を抑えながら区立施設再編を! 中央図書館改修】    

 

「公共施設の建て替え費用を出来る限り抑え、その分の予算を教育・福祉分野に振り向けて、暮らしやすい杉並区を作って行きたい。」

 

区内には600か所近くの公共施設があり、主に高度成長期に作られた建物の更新の時期を一斉に迎えています。財政の健全化を保ちながら建て替えが進んで行く為にはマネジメントの観点が重要であり、区では方向性が探られています。これは全国の自治体が取り組みを進めている課題ですが、山本あけみはこれまで3年に亘って中央図書館改修を事例として捉え、様々な提言を行って来ました。

 

平成26年4月に総務省から地方公共団体の財政負担の軽減や平準化が図られるように、保有する公共施設等の更新、統廃合、長寿命化等を計画的に行う「公共施設等総合管理計画」の策定要請がありました。当区では同年3月に他の地方公共団体に先駆け、「区立施設再編整備計画(第一期)」を纏め、本年1月には「施設白書」がまとまり、次のステップである「区立施設再編整備計画の第一期第二次実施プラン」、その後は「個別施設ごとの長寿命化計画」をまとめていく予定としています。

公会計システムとの連動により、将来の財政負担を見越しながら施設の改修改築経費の計画をしていくには、まだ少し時間が必要であると考えますが、そういった中でも施設の改修改築は待ったなしに進んでいます。

 

中央図書館は築後約30年を経過し、改修の時期を迎えています。設備などの営繕工事だけでは無く、これからの使い方を考えた改修にすべきと一般質問などを通して粘り強く訴えてきました。また、コストを抑えてより良い建築物を作る為には設計力が重要であり、設計者選定は設計料の多寡のみで決めるのではなく、様々な角度から熟慮が必要であるため、プロポーザル方式での選定の必要性の訴えが実り、新年度予算にプロポーザル方式での設計料が盛り込まれました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿